心の風景 認知的体験

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●リスク心理学(risk psychology)

2020-02-29 | ヒューマンエラー

●リスク心理学(risk psychology)
リスクとは、「生命の安全や健康、資産や環境に、危険や傷害など望ましくない事象を発生させる確率、ないし期待損失」である(日本リスク研究学会)。
リスク心理学は、リスク認知とリスク行動の特性、および、リスク管理の手法とに目を向ける。
リスク認知とは、たとえば、原子力発電所をどれくらい危険なものとみなすかである。原子力発電所の事故の客観的な確率や災害の規模よりも、「恐ろしさ」「未知性」「情報接触頻度」さらに、「リスク事象への能動的な関与の度合い」などによって規定されている。
リスク行動とは、リスクをどの程度まで見込んで行動するかである。これをリスク・テイキング(risk taking)行動という。利便性や利益がもっぱらの規定因であるが、スポーツなどでは自己顕示力(いいところを人にみせたい)などもかかわることがある。
リスク管理とは、もっぱら組織としてリスクにいかに対処するかを考えることである。

■ リスク補償( risk compensation)
高いリスクが存在するときには、それを避けるという消極的な方策と、そのリスクの発現を押さえるか除去する積極的方策とがある。後者の方策がとられたことがわかると、人は、安全裕度として事態をとらえ、危険を無視するようになる。これが長期間にわたると、また元のリスキーな事態に逆戻りしてしまう。これが「リスク補償」、あるいは「リスク恒常性(ホメオスターシス)
」と呼ばれるものである。

ミスを減らすには

2020-01-22 | ヒューマンエラー

一、気持ちを落ち着けること。
二、同時に複数の仕事をしないこと。
三、集中し過ぎず、周りをよく見ること。
四、確認作業を確実に行うこと。
五、自分の記憶を当てにし過ぎず、メモを取って思い出す手掛かりを残すこと。
六、声を出して、自分へ、他人への注意喚起をすること。

認知と行為と状況との間の微妙なズレがミスをもたらす

2019-10-04 | ヒューマンエラー

 認知活動は最終的にはしかるべき状況で行為として実行される。しかし、認知と行為と状況との間には微妙なズレが出てしまうことがある。そのズレがミスにつながる。これには構造的なものがあるのでやっかいである。また、行為そのものも、機械ほどの信頼性はないので、思わぬ実行ミスが起こってしまう。行為は目に見えるので、認知活動よりも自己管理が容易に思えるが、それを支えている認知活動と一体であるので事は簡単ではない。行為だけでなく認知活動、そして状況にも思いをはせての行為の最適管理が必要である。

「失敗を「まーいいか」にする心の訓練7箇条」

2019-09-22 | ヒューマンエラー
「失敗を「まーいいか」にする心の訓練7箇条」

第1条 大きく考える
第2条 こっちで失敗してもあっちがある
第3条 失敗したら、ちょっと立ち止まる
第4条 休息する
第5条 自分だけを責めない
第6条 転んでもただでは起きない
第7条 失敗しないのは失敗なのだ

ヒューマンエラー低減のための認知心理学からの提言

2019-08-20 | ヒューマンエラー
ヒューマンエラー低減のための認知心理学からの提言        

**************************************************  
エラーを事故につなげないためには、5M(Man,Machine,Media, Management, Mission)が一体で取り組む必要がある。しかし、現場でエラーをおかすのは人である。エラーを事故、災害に直結させないためには、心と行動の自己管理能力のアップが求められる。  

そこで、ヒューマンエラーを減らすために作業者みずから心がけるべきこと、および安全担当者が配慮すべきことを、認知心理学の立場から提言の形で提案してみる。

提言その1「コミュニケーション環境を良くする」

提言その2「目標管理を最適化する」

提言その3 「適切な知識管理によって思い込みエラーを防ぐ」

提言その4「適切な注意管理によってうっかりミスを防ぐ」

提言その5「確認を確実にすることで確認ミスを防ぐ」

提言その6「安全工学の考えを生かす」




ヒューマンエラーとうまく付き合う(自家製本)

2019-05-29 | ヒューマンエラー



ヒューマンエラーを事故につなげないために ―――心理安全工学序説―――

ヒューマンエラーとうまく付き合う

2017/04/17

海保博之



ヒューマンエラーを事故につなげないために     ―――心理安全工学序説―――
   
 
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 注1 中央労働災害防止協会発行「安全と健康」   
  「安全衛生のひろば」(月刊)などに連載したものがベースになっています。
注2 拡散は自由ですが、著作権は海保にあります。

         目 次

第1部 心の管理不全と心理安全工学
第1 心の管理不全と心理安全工学 5
第2 視覚管理不全と心理安全工学 12
第3 記憶管理不全と心理安全工学 19
第4 思考管理不全と心理安全工学 29
第5 注意管理不全と心理安全工学 38 第6 感情管理不全と心理安全工学 46  第7 行為管理不全と心理安全工学 54

第2部 ヒヤリハットの心理学
第1 新しいシステムへの切り替え時には慎重に行動する 2
第2 スポーツとゲームでとっさの行為力を磨く 5
第3 確認したつもりは要注意 7
第4 2人の共同作業は声をかけあう 9
第5 安全具なしでの仕事は危険 13
第6 2人作業は意外に難しいことを知る 16
第7 高齢者は、出来そうなことと出来ないこととの間に齟齬があることを知る 19
第8 見えない危険に対処する 21
第9 安全に慣れると危険 23
第10 あわてない 25
第11 危険表示は見やすくわかりやすく 28
第12 即断即決したときは、多彩なチェックの網を用意しておく  30
第13 気持ちが高ぶっているときは、気持ちを鎮めてから仕事をする 32
第14 伝言ゲームにはしない 34
第15 平面でないときはそのことがわかる視覚的な手がかりを豊富に 37
第16 ヒヤリハット体験は共有する 39

第3部 集中力をコントロールしてミスを防ぐ
第1 集中力ってどんなもの?「3x2特性」 2
第2 思い込みエラーを防ぐーー選択・能動  4
第3 脇見ミスを防ぐーー選択・受動  6
第4 集中し過ぎによるミスを防ぐーー配分・能動  8
第5 多重課題ミスを防ぐーー配分・受動  10
第6 頑張りすぎミスを防ぐ―――持続・能動  12
第7 集中力の変動によるミスを防ぐーーー持続・受動  14
第8 高度集中力要求社会での仕事の仕方 16
第9 場の集中力を最適化する  18
第10 感情がくせもの  20 
第11 心のスキルを磨く  22
付録1 注意管理不全とヒューマンエラー  24
付録2 集中力、13の性質  29

第4部 もう一人の自分(メタ認知)のパワーをアップしてエラーを減らす(講演録)
はじめに 2
第1 目標の取り違いエラー 7
第2 思い込みエラー  12
第3 うっかりミス  18
第4 確認ミス  25
第5 ミスとの共存を  29

付録 ヒューマンエラー論考
付録1 都市交通の安全へのヒューマンエラーの観点からの提言 2
付録2 建築物におけるヒューマンエラーを防ぐ 10
付録3 ミスをしながら生き生き生きる 13
付録4 魔の一瞬 19
付録5 薬局における鑑査という業務におけるミス防止(対談) 21
付録6 医療現場のミス防止のための対話環境の改善 25
付録7 医療と看護の現場におけるヒューマンエラー低減のための認知心理学からの提言(講演録)27
付録8 失敗に弱い人、強い人 
付録9 海保のヒューマンエラー関連の著作 

終わり

ヒューマンエラーを事故につなげないために---- 心理安全工学序説 第3回 記憶管理不全 (10年前の今日の記事再掲)

2019-03-05 | ヒューマンエラー

ヒューマンエラーを事故につなげないために---- 心理安全工学序説

第3回 記憶管理不全

●はじめに  
人は膨大な知識を記憶している。その知識の取り込み、記銘、貯蔵、運用には、コンピュータとは違った、人特有のくせがある。そのくせをよく知った上での知識の記憶管理が大切である。  さらに、記憶の脆弱さを補う、外からの知識管理の支援も忘れてはならない。頭の内外で知識の記憶が適切に管理されていないと、エラー、事故が発生する。

●たくさんのことを一度に覚えさせない---チャンキング支援  
朝会などでたくさんの注意事項を口頭で伝達するようなことはないであろうか。  人が一度に覚えられる記憶容量は、意味的なまとまり(チャンク)にしてせいぜい7項目くらいまでである(魔法の数7)。注意すべきことはすべて話したと思っても、そのいくつかは、伝達したとたんに忘れられてしまう。  大事な情報だけを精選し、細かい情報は減らす。これが、人の覚えてもらうために鉄則である。  図1に示す10項目の注意はどうであろうか。数をもう少し減らし、内容を区別化し(チャンキングし)、さらに区別がわかるようにタイトルや見出しをつけて提示すると、覚えてもらえる。  たとえば、「作業前に」(3、7、9、10)と「作業中」とに区別するだけでもかなり記憶のされかたに違いがあるはずである。  

●知っていることと関連づけさせる---関連づけ支援  
我々が何かを記憶するときは、すでに知っていることに結びつけて覚えると、覚えやすいし、忘れにくいし、思い出しやすい。たとえば、  ・数字列「4613」を覚えるときに、「白い味」というような  ごろ合わせして覚える。  ・「メンタルモデル」という用語を覚えるときに、「メンタル」  とは「心的」の意味というように翻訳して覚える。  ・もっと大がかりなのは、たとえば、「短期記憶」とは、「コン  ピュータで言うならバッファー記憶のようなもの」というよ   うにたとえてみることもある。  記憶術は、関連づけるための知識を用意して、さらに、覚えるものとの関連づけの方法を体系的に工夫したものである。  こうした記憶術的な趣向は、緊急用の電話番号や安全標語などを覚えてもらう際などに利用することがあってもよい。    

●知らないことを知る機会と手段を提供する---知識のメタ認知診断支援  
知識爆発の時代である。続々と新しい知識が社会には蓄積されている。それを取り込む努力を絶えず行なわないと、頭の外と内の知識ギャップが大きくなり、どんどん時代遅れになり、周りが何が何やらわけがわからなくなり、結果として、やらずもがなのエラー、事故が起きてしまう。  コンピュータを使う方なら、日常的に経験しているはずである。  そんなことにならないためには、まずは、自分が何を知っていて何を知らないのかを絶えずチェックする必要がある。  メタ認知力があれば、その認識はある程度までは自分でも出来るが、知識の定期診断テストのようなものが利用できるとなおよい。  あるいは、セミナーや展示会などの新しい知識の現場に積極的に出向かせてみるのも効果がある。知識の仕込みの方向がおのずから見えてくるはずだからである。  

●知識を高度化させる---高度化支援  
知識は、仕込みをすればするほど高度化しないと、頭の中が知識爆発を起こしてしまう。  知識を高度化させるには、まずは、一冊の定番テキストを自家薬籠中のものにすること、ついで、その知識を現場と関連づけさせること(応用・分析)、そして、最も高次までいくとすれば、その知識をより大きな視点から批判的に吟味できるようにすることである。  そのためには、単に知っているかどうかの知識テストだけでは不十分で、時には、さまざまな課題解決場面での知識の活用経験を与えたり、みずからが講師になって講義させてみるなど、多彩な知識の活用経験の機会を与える必要がある。

●旧知識を棄却させる---負の転移防止支援  
組織やシステムや作業手順などの変更時にエラー、事故が起こりやすいことはよく知られている。古い知識が、それを使ってはいけない状況にもかかわらず、使われてしまうためである(負の転移)。  事が面倒なのは、古いほうに習熟していればいるほど、そこで使われている知識を意識することができないこと、しかも、新しい状況の中にちょっとでも似た手がかりがあると、その知識が発動されて、前なら適切だった行為が実行されて事故になってしまうことである。  これを防ぐ一番の方策は、新システムに慣れるための充分な時間をかけた訓練をすることにつきるが、さらには、古い知識が発動しないように、あえて状況をがらっと変えてしまうこともあってよい。旧と新とを徐々に切り替えるようなやり方は危険である。

●記憶の変容のくせに注意する---記録支援  
目撃者証言の信憑性が時折、裁判で問題になることがある。人の記憶がビデオ録画のごとくにはなっていないからである。  記憶された知識がどのように変容するかというと、大きく2つある。  一つは、自分の持っている既有知識と一致する方向への変容である。最初は矛盾を感じていた断片的知識も、次第に一貫した知識(スキーマ)に体系化されて(認知的不協和の解消)、結局、その断片的知識は最初とは微妙に違ったものになってしまう。  もう一つは、そうであってほしい、あるいは、そうあるべきだという方向への変容である。白熱した議論をしたあとの議事録がしばしば物議をかもすのは、それぞれの記憶知識がそれぞれに変容してしまったためである。  いずれの変容も、生きていく(適応していく)ための方略としては、それになりに有効であるが、エラー、事故に直結するような知識の勝手な変容はまずい。  これへの対処は、記録しかない。マニュアルを整備したり、日誌をつけたり、メモ、デジタルカメラによる記録などなど。

●思い出す手がかりを豊富に---想起支援  
せっかく頭の中に知識としては貯蔵されていても、それをうまく引き出すことが出来ないことが多い。  たとえば、喉まで出かかった現象。目の前にいるよく知った人の名前がとっさに出てこない。  一方では、必要もないのに、余計なことが思い出されてしまい、困ってしまうこともある(ポップアップ記憶)。  あるいは、プライミング現象。病気の本を読んだ後、「カゼ」は「風邪」に、「ケットウ」は「血糖」と聞き違えることが多くなる。  想起のこうした脆弱さや特性を考えると、一つは、思い出すための外的な手がかりを豊富に提供することが必要なことがわかる。  工具の保管場所を一定にして名前を付けておけば、工具の置き忘れはチェックできる。これも、想起の外的支援の仕掛けである。  もう一つ、プライミング現象などからもわかるように、すぐに思い出せるように、必要な知識の準備状態を良くしておく(活性化しておく)ことである。   朝会などで、その日の作業の大枠を説明したり、起こりそうな事故を列挙してみたりするのも、知識の活性化に役立つ。

悪文書をつくらないために

2018-11-20 | ヒューマンエラー
悪文書をつくらないために


まずは、誰に当てた文書なのかをしっかりと意識して文書作りをすること。高齢者相手の文書ならそれなりの作り方があるはず。

2つ目は、読み手に近い周辺の人に事前にチェックしてもらうこと。一人でも2人でもよい。ちょっとみてもらうだけでも独りよがりの表現のまずさが指摘してもらえる。取扱説明書の作成には、こうした役割と果たすテクニカルライターが介在するのが一般的になっている。

3つ目は、やや具体的な方策であるが、メリハリ表現をすること。書いてあることが全部大事ということはない。読み手にとって大事なこととそうでないことがみてわかるようにする。文書の「みえる化」である。今、金融商品の説明が参考になる。

し忘れ、続出

2018-11-06 | ヒューマンエラー
朝、書斎に行ったら、ヒーターがついたまま。
帰宅したら、台所の水が出しっぱなし。
こたつのスイッチを入れようとしたら、すでに入っていた。
暖房毛布のスイッチを入れようとしたら、入っていた。

こまったものだが、いくばくかの金銭的損失だけで済んでいるのは、幸運。
気をつけねば。

チェックリストをつくったらと家政婦さんの忠告。
でもそのチェックリストをチェックするのを忘れるということもあるからなー

外出ときは、一応、家中チェックをいれるので、大丈夫と思うが、
それでもときおり、ひやりとすることもある。それが増えつつあるのが不安。

「読者からの対応商品の紹介」
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南館さま、ありがとう。お元気で活躍のご様子。うれしいです。

これはおもしろそう!!

2018-10-16 | ヒューマンエラー
『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』大野正人・著 文響社

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866510595/businessbookm-22/ref=nosim

<Kindleで購入する>
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◆目次◆

ライト兄弟 成功にしがみつく 失敗
二宮尊徳 にげ出す 失敗
ココ・シャネル 「イケてない」と言われる 失敗
ダリ 天才ゆえに死にかける 失敗
ベーブ・ルース グレる 失敗
特集1 プチ失敗図鑑
夏目漱石 引きこもる 失敗
フロイト 人の意見が聞けない 失敗
与謝野晶子 正直すぎて炎上した 失敗
ベートーヴェン 「助けてくれ」と言えない 失敗
スティーブ・ジョブズ いばしょを失う 失敗
手塚治虫 悪口を言う 失敗
失敗相談室その1
アインシュタイン 得意なこと以外、まるでダメ 失敗
オードリー・ヘプバーン コンプレックスをかかえる 失敗
孔子 理想が高すぎる 失敗
ノーベル ナイーブすぎた 失敗
ドストエフスキー ギャンブルにハマる 失敗
失敗相談室その2
ピカソ 新しすぎた 失敗
野口英世 調子にのる 失敗
黒澤明 こだわりすぎる 失敗
ダーウィン 親の期待をうらぎる 失敗
デカすぎる失敗
マッカーサー 相手をバカにする 失敗
ウォルト・ディズニー ナメられる 失敗
カーネル・サンダース いろいろ 失敗
お父さん・お母さん 愛しぎる 失敗
参考文献
あとがき

(土井英司メルマガより)


「参考」
人はなぜ誤るのか―ヒューマン・エラーの光と影
クリエーター情報なし
福村出版


アマゾン
発売日: 2006/4/1
梱包サイズ: 19 x 13 x 1.5 cm
おすすめ度: 5つ星のうち 4.0 1 件のカスタマーレビュー
Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 421,093位 (本の売れ筋ランキングを見る)
430位 ─ 発達心理学
9624位 ─ 心理学入門

やってしまった!!

2018-08-23 | ヒューマンエラー
いつかやるだろうという予感はあった。
かなり昔、不在の1週間、だしっぱなし、その月の水道料5万円だった。

今回は、ひさしぶり。たぶん2度目だと思う。
朝、台所にいくと、水が盛大にだしっぱなしになっている。
多分、3時間くらいではないかと思う。

こんな時、まー台所水浸しにならないだけよかった!と
自分を慰めると、気持ち穏やかになる。

ところで我町、水道料金の高さで有名。確か、全国一だったように思うが、間違いかも。
普通に使って、月4千円くらい。来月の口座振替がたのしみ!!



ヒューマンエラーを事故につなげないために ―――心理安全工学序説―――」自家製本、8日3日まで、無料、簡単DL.

2018-07-31 | ヒューマンエラー


http://free.filesend.to/filedn_infoindex?rp=467c1103f63d589657c4af416e174d0o

以前にアップしたものと同じです


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ヒューマンエラーを事故につなげないために ―――心理安全工学序説―――

ヒューマンエラーとうまく付き合う

2017/04/17

海保博之



ヒューマンエラーを事故につなげないために     ―――心理安全工学序説―――
   
 海保博之
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 注1 中央労働災害防止協会発行「安全と健康」   
  「安全衛生のひろば」(月刊)などに連載したものがベースになっています。
注2 拡散は自由ですが、著作権は海保にあります。

         目 次

第1部 心の管理不全と心理安全工学
第1 心の管理不全と心理安全工学 5
第2 視覚管理不全と心理安全工学 12
第3 記憶管理不全と心理安全工学 19
第4 思考管理不全と心理安全工学 29
第5 注意管理不全と心理安全工学 38
第6 感情管理不全と心理安全工学 46 

「ミスに強くなる心の訓練」

2018-06-16 | ヒューマンエラー
「ミスに強くなる心の訓練」 <<昔書いた本の目次 

はじめに 2p
序章 自分を知り自分をコントロールする 40p 0.1)頭の中にもう一人の自分がいる ●頭の中にもうひとりの自分がいる ●メタ認知の2つの働き 0.2)心の管理不全とヒューマンエラー ●自分の心が自分ではままならない ●熱中しても心が弱ってもメタ認知は働かない ●心理安全工学のすすめ 0ー3)メタ認知力を高める ●メタ認知力を高める王道は知識 ●ミスに関する心理学的な知識とは 0ー4)今現在の心と行動を内省する ●今、過去、未来を考える ●仕事をしている今現在の心と行動を内省する ●課題分割をする ●実況中継をする 0ー5)事後的にあとを振り返る ●ヒヤリハット体験を活用する ●認知ダイアリーをつける ●分析の枠組を決める ●VTRを使った振り返り 0ー6)先のことを考える ●予知する  ●危険を予知する ●予知能力を高める--KYTの効果その1 ●リスク感覚を鋭くする--KYTの効果その2 ●知識を高度化できる--KYTの効果その3 ●自己チェックリストで自分を知リ、未来に備える ●エラー、事故予測システムがある ●メタ認知過剰にも注意が必要
****** ヒヤリハットの心理学(1) 「ヒヤリハット体験は共有する」 *

第1章 ミスを防ぐ見えの世界を設計する  16p/ 1.1)見えるようにする ●見えないためにミス ●見られる状況に思いをはせる ●動きながら見る ●動くと見えてくる ●動きながら見られる表示を工夫する 1ー2)意味を見えやすくする ●意味が見えるとは ●まとめる ●違いだけを際立たせる ●それが何であるかをわからせる ●たとえる ●見えるものが現実と一致するようにする 1-3) 見た目をよくする ●感性をつくり出すのもの ●見て気持ちがよくなるようにする
ヒヤリハットの心理学(2) 「危険表示は見やすくわかりやすく」

** 第2章 知識を適切に活用する 30p/累計88p 2ー1)知識は多彩 ●知識ってどんなもの ●内なる知識を分類する ●手続的知識はやっかい ●慣れてきた頃が一番危ない ●もう一つの知識の分類 2ー2)知識処理のプロセスはどうなっている ●知識処理のプロセス ●感覚情報貯蔵庫での瞬間処理 ●短期記憶貯蔵庫での知識処理 ●長期記憶貯蔵庫での知識処理 2-3)知識を適切に管理する ●たくさんのことを一度に覚えない ●知っていることと関連づける ●知らないことを知る機会と手段を用意しておく ●知識を高度化させる ●旧知識を棄却させる ●記憶の変容のくせに注意する ●思い出す手がかりを豊富に  

*** 3章 考え違いを防ぐ  24p/累計112p 3ー1)考えるのさまざま ●考えるからこそ人間なのだ ●論理的に考える ●直感的に考える ●感情的に考える 3ー2)ミスの原因分析のための思考術 ●思考をクリティカルに吟味する ●思考の固着に要注意 ●事が起こった後での推論は誤りやすい 3ー3)ミスから立ち直るための思考術 ●ミスをすると ●ミスから立ち直る思考術 ヒヤリハットの心理学(4) 「即断即決したときは、多彩なチェックの網を用意しておく」

**** 第4章 感情をコントロールする 17p/129p 4ー1)その時、その場での感情を穏やかにする ●感情は注意に影響する ●とっさの感情はいろいろの形で出現する ●とっさの感情は生き残りためのセンサー ●過ぎたるはなお及ばざるが如し ●あわてない ●パニックに対応する   4-2)ストレスに強くなる ●感情は時間と共に変わる ●ストレスをやわらげる ●感情はメタ認知できる ●やる気を高める 4ー3)ミスによる心のダメージを癒す ●ミスをした人を癒す ●ミスによって被害を受けた人を癒す ヒヤリハットの心理学(5)  「気持ちが高ぶっているときは、気持ちを鎮めてから仕事をする」

***** 第5章 スマートに動く 27p/累計156p 5ー1)行為を分類する ●行為を3階層に分ける ●認知と行為のそご3態 ●認知と行為と状況との時間オーダーのギャップ ●インタフェース問題    5-2)とっさに動く ●危険を避ける ●体験を通してとっさの行為を学ぶ 5ー3)手順、規則に従って動く ●手順、規則に従う ●手順、規則の学びはじめに起こること ●手順、規則の学びを軌道にのせる 5ー4)熟慮してから動く ●4つの代表的なエラー ●不適切な状況認識による思い込みエラー ●思い込みエラーに対処する 

****** 第6章 コミュニケーション環境を良くする   20p/176p ●コミュニケーション環境が激変 ●良好なコミュニケーション環境をつくる ●コミュニケーションとは 6ー2)正確に指示する ●音声によるコミュニケーションは便利だが危ない ●ミスを防ぐ音声コミュニケーションの工夫 ●情報を精選する 6ー3)わかりやすく指示する ●正確さとわかりやすさと ●冒頭説明を ●メリハリをつけて ●2W1Hで
ヒヤリハットの心理 (7) 「間接指示には誤りが入りやすいので要注意」

終章 ミスとともに  7p/183p 7ー1)ミスに強くなる ●ミスと人と状況と ●ミスに強くなる 7ー2)ミスに強いとは ●ミスをしても事故につなげない ●ミスの影響が拡大しない ●ミスからの回復が速い ●エラー、事故の発生要因の分析と対策が的確かつ迅速
ヒヤリハットの心理学(8) 「平面でないときはそのことがわかる視覚的な手がかりを豊富に」

おわりに 済み 2p

ミスに強くなる!―安全に役立つミスの心理学 (中災防新書)
クリエーター情報なし
中央労働災害防止協会