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ながら仕事」は集中力を持続させる

2020-09-30 | 健康・スポーツ心理学
ながら仕事」は集中力を持続させる

仕事に必要な集中力を機械のように正確かつ定常的に持続させることは無理だとすると、さてどうしたものか。ここでは、「ながら仕事」を取り上げてみます。
 「ながら仕事」をする人は多いかと思います。とりわけ、最近は、音楽がポータブル(持ち運び可能)になりましたので、手軽にできるようになりました。
一人仕事では、この「ながら仕事」は能動的な集中力の持続には効果的な方策の一つです。
「物音ひとつしない静謐(せいひつ)な環境が集中力には必要」は神話です。そんな環境からはすぐにでも脱出したくなります。
「ながら作業」では、能動的な集中力が下がりそうなると、バッククラウンドが集中力を押し上げてくれます。さらに、周囲からの雑音を遮蔽してもくれます。


アメリカ、大丈夫?」素人政治談議

2020-09-30 | 社会
こういう人は、これまで政治史上、いたかなー
民主主義と法を両輪に運営されている国での「独善的」大統領。
最高裁を握ってしまえば、民主主義も思いのまま。
選挙さえ思いのままになるなんてねー。
それにしても、共和党議員は、どうなっているのかなー

「参考」
米最有力紙ニューヨーク・タイムズは9月27日、トランプ大統領の脱税疑惑を特ダネ報道、富裕な大統領が就任前の18年のうち11年間も所得税を納めず、2016年、17年の納税がわずか760ドル(8万円弱)だったことを暴露した。大統領は緊急会見で「フェイクニュース」と反論したが、この報道は同紙の“宣戦布告”に等しく、11月の選挙に重大な影響を与えるのは必至。 (NHKニュースより)




「4つの”い”」の時代から「4つの”り”」の時代へ」

2020-09-30 | 社会
20世紀は「大きい、多い、速い、強い」の「4つの”い”」の時代であったのに対して、
21世紀は「ゆっくり、じっくり、しっかり、ぴったり」という「4つの”り”」の時代と言った人(木村政雄)がいます。 



連想―――頭を元気にするキーワード

2020-09-30 | ポジティブ心理学

連想―――頭を元気にするキーワード

「活発な連想こそ、頭の元気の源」

●連想の功罪
何かしようとすると、それを邪魔するかのように、あれこれと思いが浮かんできてしまう。できれば、一つのことに集中したい。これが連想です。
 くだらない連想は浮かんできてほしくないのですが、頭の元気という点では、頭がとにもかくにも活動しているわけですから、こうしたしょうもないようにみえる連想でも良しとしなければなりません。どういう良いことがあるかをあげておきます。
  • 連想は、見方を豊かにしてくれる
 目の前になんの変哲もない花があったとします。花の名前からその種類、その名前の由来、さらには、食べられるかどうかまで、すらすらとさまざまな言葉が出てくるはずです。それこそ豊富な関連知識(語彙)から発する連想のたまものです。
 このように、豊富な知識を使って現実世界の認識を豊かなものにするのが連想の大事な役割の一つなのです。
  • 連想は、発想を豊かにしてくれる
さらに、連想は、頭の中でのあれこれの思いの展開でも貴重な役割を果たしています。
 今ここで、連想についての話を書いています。こうして書き上げられた文章は、いかにも理路整然としていますが、ここに至るまでには、連想につぐ連想の連続です。連想が働かなければ、発想(内容)はひどく陳腐なものにとどまってしまいます。
③連想は、心を解放してくれる
 連想には制約がありません。この自由が、普段はあれこれ制約のある心を解き放ってくれます。普通ならとても連想できないことも大丈夫。連想のリラックス効果です。

●頭を元気にする連想のコツ
①頭の中の知識を増やすこと
知識なきところに連想はありません。仕込んだ知識は、連想の種になります。したがって、知識を仕込むことが、豊かな連想を生み出す源になります。
ただ、連想は、頭の中で起こる現象ですが、連想のきっかけは外にもあります。
仲間や先生とのちょっとした一言が連想を触発するかもしれません。あるいは、ちょっとした光景、本屋の店先のポップ広告、ありふれた街角の光景などなど、あなたの外にも、豊富かつ多彩な連想触発物があります。これを活用することも大事です。
②問題意識、情報のアンテナを張り巡らしておくこと
もっともそれらが連想を触発するためには、その素材となる知識がいつでも使えるような状態になっている(活性化した状態になっている)必要があります
 問題意識、情報のアンテナを頭の中に抱えていれば、それに関係する知識が絶えず活性化していて、ほんのちょっとしたきっかけで連想が起こることになります。そして、それが新しい発想にもつながります。
③連想を外に出すこと
 連想は頭の中で起こります。どんどん自律的に展開されます。
 頭の元気づけという点では、それはそれで成り行きに任せておくことも、あってよいのですが、思考の素材として使いたいときには、せっかくの連想内容がどんどん忘れられてしまいます。もったいないですね。そこで、連想したことを書き出しておくのです。
 メモでも結構です。できれば、ポストイット(付箋紙)を持ち歩いて、書き留めておくと後々整理が楽です。連想は時と場所を選びませんから。



◆アフォーダンス(affordance)」心理学基本用語

2020-09-29 | 心理学辞典

◆アフォーダンス(affordance)
自分で身体を動かせば、それによって見えてくる世界は変わってくる。そして、動くことによってはじめて利用できる環境的変数(不変項)がある。その不変項の直接知覚が、世界認識の基本となっているとして、J・J・ギブソンは、その子細な分析を行い、アフォーダンス(行為を引き出すもの)なる概念を提唱した。
アフォーダンスの考えは、適切な行為を自然に(考えるまでもなく)誘うような人工物を設計するにはどうすればよいかについて、貴重なヒントを提供してくれる。


◆愛着(attachment)」心理学基本用語

2020-09-29 | 心理学辞典

◆愛着(attachment)
サルや人の新生児において観察される、母親とのもっぱら身体的接触を介して得られる情緒的一体感のこと。乳幼児期での、母子分離による施設などでの養育には、この点に十分な配慮をしないと、施設病(hospitalism)とよばれる発達障害の発生が懸念される。逆に、この時期の十分な愛着経験は、後々の安定した世界観の確立に寄与するとされている。



へー、電気料金、1万円ですんだ!!

2020-09-28 | 心の体験的日記
猛暑で、冷房つけっぱなしもほぼ毎日。
電気料金が心配だったが、1万余円でおさまった。
クーラーはつけたり消したりのほうが電力を食うという話を聞いたので、
極力、つけっぱなしを心がけてのがよかったのかなー
リホームで、3重窓にして気密性がたかまったからかもしれない。
そういえば、リホーム支援で、省エネ補助がもらえそう。


秋晴れ

2020-09-28 | 心の体験的日記
あまりの素敵な天気。
定例の午後の散歩を繰り上げて午前に。
雲の芸術に酔いしれながら、3千歩散歩。

途中よったコンビニで、秋の定番のおでんが売っているではないか。
早速買って、昼は、おちゃずけにおでん。うまかったなー

このままコロナを吹っ飛ばして、gototravelに出かけて
景気回復のとっかかりとしたいもの。







退屈、孤独

2020-09-28 | 高齢者

●コロナ下での自宅生活の退屈を平然と受け入れられなかった現代人の日本人は、パチンコ、カラオケ、夜半の街での濃厚接触を必要としたのかなと思います。この世界が同じように経験した退屈に各国市民がどう対応したかの比較研究、そのうち誰かがやると思いますが、ーーー
(市村操一)

●「孤独」は国を挙げて取り組む社会問題である――。そんな方針を掲げて、英国は2018年、世界で初めて「孤独担当大臣」を任命しました。欧州連合(EU)離脱の問題で政治・社会が大きく揺れ動くなかで、孤独担当相は真価を発揮できるのか。英国の現場を歩くと、日本にも共通する課題が見えてきました。(丹内敦子) GLOBEより




メタ認知力

2020-09-28 | 認知心理学

03/3/1

メタ認知力とは    

人間には、自分で自分のことを知り、それをコントロールする力がある。メタ認知力と呼ばれている。なお、メタ(meta)とは、[ 「何かを越えて、何かと付随して、何かのあとに」を意味する接頭語である。  メタ認知力とは、したがって、「認知についての認知力」ということになる。
たとえて言うなら、頭の中にもう一人の自分(homunculus)がいて、自分のことを監視し、コントロールする力が、メタ認知力である。  メタ認知力は、2つからなっている。  

1)「自分の心を知る力、すなわち、自己モニタリング力である。これもさらに次の3つの領域からなっている。 
●自分は何を知っていて何を知らないかを知る(知識についてのメタ認知)  「首相の自宅の電話番号をあなたは知っていますか」と問われたら、ただちに「知りません」と答える。知らないということを知っている、漢文調に言うなら「知不知(知らざるを知る)」からこそ、電話帳を調べたり、電話局に尋ねたりすることになる。 
●自分は何ができて何ができないか。あるいはどこまでできるかを知る(能力についてのメタ認知)  
目の前にある試験問題を解こうとするときに、「これはダメだ」「これならなんとか解けそう」という勘のようなものが働く。あるいは、この仕事なら、制限時間内にほぼ100%できるという推測ができる。これがあるから、無謀な試みも抑制され、できそうにないときは、あらかじめ人に助けを求めることもできる。 
●自分の今現在の心の働きがどうなっているか(認知状態についてのメタ認知)  
眠くなってきたとか、集中力が途切れてきたとかといった認識である。これがないと、居眠りをしてしまったり、注意低下の状態で仕事をして、へたをすると事故を起こしてしまうことになる。    

2)自分の心と行動を制御する力、すなわち、自己コントロール力である
●目標遂行と認知状態に応じた対処方略を選ぶ(方略選択についてのメタ認知)  
眠ってはいけないときに眠くなったらどうしたらよいかは、経験的に知っている。集中力が落ちてきたら、小休憩をとればよいことも知っている。あるいは、いろいろの対処方略が考えられるときに、一番よさそうなものを選択することもできる。 
●対処方略を実行し評価し訂正する(行為の実行と評価についてのメタ認知) 自分がこうしたいという方向に自分のしていることが向いているかをチェックし、まずければ訂正のための行為をすることになる。  メタ認知がいつも十全に働いていれば、エラー、事故もまず起きないが、ロボットではない人間にとって、それは不可能である。








本屋に手帳がづらり」10年前の今日の記事

2020-09-27 | 心の体験的日記
本屋に手帳がづらり
本当に日本人は、前倒しが好き
・就職活動しかり
・AO入試しかり
・早期教育しかり

それはさておき、
カレンダーと同型の手帳でないとミスが起こる
イメージの同型性はミスを防ぐ必須の仕掛け
という話を何度も書いた
そのことが高橋書店、能率協会に伝わったのかも
 <<そんなことないか! でも両方とも会社にいったことがある
先日、書店で、何冊も、日曜はじまりの手帳があるのを発見
うふふ である
うれしい
でもねー、まだ買うのは早い
いや、きっとどこからか送ってもらえるかも(笑い)
早い者勝ち(笑い)

そうそう、
10年手帳を去年買った
しかし、これは大失敗
10年先が毎年先にのびるのに、手帳は2018年どまり
毎年10年手帳を買えってこと?
パソコンならどんどん追加記入ができる 。



●集中力の変動ミスを防ぐための集中対策

2020-09-27 | 健康・スポーツ心理学

●集中力の変動ミスを防ぐための集中対策

①習慣を活用する
 「いつもと同じ」の力は馬鹿になりません。これがあるからこそ、外目には大変な仕事と思われることでも、なんなく出来てしまいます。
 集中力の持続も、「いつもと同じ」ならいつものレベルと質で可能となります。
 もちろん、それでも、というより、それだからこそのマンネリによる集中力低下ミスもありうるのですが、それはまた別途に考えるとして、まずは王道を行くことです。「いつもと同じ」ことをきっちとすることが肝心です。

②バックグランドとメインが自然に分かれるようにする
 心理学の定番デモに、図地反転図形というのがあるのはご存知だと思います。バックグランド(地)とメイン(図)とが時々、自然に入れかわってしまう図形です。
 「ながら仕事」がこうなってしまっては、どうにもなりません。バックグランドとメインがきっちりとわかれたまま進行する必要があります。
 そのためには一つは、メインのほうにやや低めでも集中力が向けられてそれを持続させる配慮が必要です。
 それには、まず仕事の内容への配慮があります。
「ながら仕事」は、たとえば、2時間くらい連続して行なう定常的な仕事がふさわしいことになります。たとえば、高速道路での運転、流れ作業、データ入力のような仕事になります。というより、「ながら仕事」は、そういうものに限定すべきです。そうすれば、集中力は幾分低めでも大丈夫です。
もう一つの配慮は、バックグランドのほうの設計です。あまり変化しない静かで少しだけ時折、集中力をひきつけるような環境を用意することになります。音楽でも、歌謡曲のようなものは意味が入りこんだり、好き嫌いがありますから、好ましくありません。クラシック音楽、それも、ベートーベンよりモーツアルトに(ここは自身がありません!)となります。

③「ながら仕事」を多重課題にしない
第5回で取り上げた多重課題と「ながら仕事」との違いは、多重課題では、いずれの仕事も大事なのに対して、「ながら仕事」では、バックブラウンドが従(ながら)、仕事が主と、明確に頭の中で区分されていることです。
 運転などではラジオを聞き「ながら」はごく一般的ですが、重大ニュースでも飛び込んでこない限り、この「ながら運転」はミスにはつながりません。
 問題は、「ながら」のほうがメイン(図になってしまうことがあることです。カーナビの操作などです。状況が一気に多重課題化してしまい、集中力コントロールができなくなってしまいミスとなります。走行中は操作できない設計にすることが必要ですが、その不便さに耐えられるかが問題です。