心の風景 認知的体験

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◆同一化(identification)

2013-05-31 | 心理学辞典

◆同一化(identification)

親に似る子ども、先生に似る弟子などなど、尊敬する人が有するあらゆる特性を自分のものとして取り込むようなことが起こったとき、その人との同一化が起こったという。モデル学習成立のための基本要件である。例えば、幼児期の男らしさ、女らしさの獲得には、親との同一化が必須とされている(→「エディプス・コンプレックス」)。



『ミスをきっぱりとなくす本』

2013-05-31 | ヒューマンエラー
05/4/1海保
◎成美堂文庫 6月6日刊
海保博之『ミスをきっぱりとなくす本』
はじめに
実は自分でも、ひそかに「認知的体験」「ドジ体験」としてHPで公開していることもあって、インターネットでの失敗事例の投稿サイトは絶えずチェックしている。
それを本に仕立て上げた「言いまつがい」(糸井重里監修;同事務所刊)も今、手元にある。爆笑ものあり、深刻ものあり、感心ものあり、で退屈しない。
それにしても、人はどうしてこんなにミスばかりするのであろうか。「To err is human」は至言である。
 本書では、大きく2つのことをねらってみた。
 一つは、ミスについて、それがどんな時にどのようにして起こるのかについての心理学的な知識を提供すること。ミスについての知識が豊かになれば、それだけミスに対して強くなれるからである。
 そしてさらに、自分をよりよく知り、自分をコントロールする力をつけてもらうこと。それを支援するチェックリストを本書の随所に用意してみた。自己チェックを手がかりに自分を内省し自分の心と行為の特徴を自分なりにつかみ、ミスに強い自分を作ってほしい。
 もう一つのねらいは、そして、これが本書の特色のつもりであるが、ミスとの賢い付き合い方である。
人は誰でもミスをする。そのたびごとに、自分を責め、人から批判されて落ち込んでいては、生きていけない。
ミスすることにもそれなりの意義、意味があるということを理解してもらい、いきいきと生きてほしい、さらに、それを保証する組織、社会を作ってほしい、との願いを込めてみた。
これが、本書の4章以下の後半部分になる。

平成17年3月14日


十条かいわい

2013-05-31 | 心の体験的日記


路地裏を10分歩いて大学へ
その狭い路地を車が何台か通る
さらにびっくりするのは、
密集した住宅地の
狭い敷地内に駐車場に車が止められている
都内なら、自家用車不要かと思うがそうでもないのかなー
火災が怖いねー

解像度

2013-05-31 | 心の体験的日記
このブログの映像
iPadを使ったものが最近は多い
これまでは、携帯カメラ
圧倒的にiPadのほうが画面サイズも、解像度も迫力がある
というわけで、最近は散歩にもこちらをもって出かける

それにしても、映像が90度傾いてします
ただ、iPadでは正立
みんさんの画面ではいかがですか?


馬鹿だねー

2013-05-30 | 心の体験的日記
新聞記事につられて
UVカットの
日傘をかった
なんのことはない
ただのおりたたみ傘
それはそうだよな!
ちょっと考えればわかること
日差しを遮ればいいのでから
おりたたみ傘なら、玄関に10本くらいはある 笑い
衝動買いは厳禁

多機能でも使える

2013-05-30 | わかりやすい表現
多機能でも使える
 電子機器には、実にさまざまな機能を組み込むことができる。電子炊飯器でも、時間がないときの高速炊飯、保温、朝起きたてに炊けているように(予約)、などなど。
 このような、なんでも実現できる多機能性が、電子機器を使いにくくしているのは周知の通りである。
 その最も大きな理由は、前述したように、機能や使い方が外形としてデザインされていない/できないということにある。
 言葉とアイコンでは、使い手側の知力への負担が大きくなる。自動車の運転免許取得システムのような負担を、生活用具の使い手側に要求するわけにはいかない。
 これを解決するために、ゲーム機のように、徹底した単機能(モジュール)化をはかったり、長い系列的な操作の単純化---ボタン一つをワンタッチで---をはかったりする方向での解決がなされてきている。

●●好き「気持ちを元気にするキーワード」長期連載

2013-05-30 | ポジティブ心理学
自己実現 5-14
自信 5-17
自尊心 ない!
勝負5-20
宗教心 5-21
心身一如 5-23
進歩感 5-26


好き
好き「気持ちを元気に

「好きこそものの上手なり」

●好きに勝る動機づけはない
「好きこそものの上手なり」を広辞苑でひくと、 
好きなればこそ、飽きずに努力をするから、ついにその道の上手となる。
とあります。
 勉強する
 運動する
 遊ぶ
何をするにも、それが好きなら、幸せですし、知識もどんどん豊富になります。技能も驚くほど上達します。そして、結果として、社会の発展に寄与することにもなります。
 
●好きに理屈なし
 感情の分類軸に、快―不快、興奮―鎮静の2軸があります。これを直交させて、感情を分類するものです。
 「好き」は、言うまでもなく、「快」と「興奮」の領域に入ります。では、何がそれをもたらすのでしょうか。
 たぶん、それは、この世に生れて以来の体験ではないかと思います。
 ・父親と一緒に野球をして、すごく楽しかった。
 ・友達からもらったキャラクターが可愛かった。
・外食のときのめずらしい料理がおいしかった。
こんな体験が、野球好き、キャラクター好き、料理好きを生んでいるのではないでしょうか。
ですから、快経験の乏しさは、その後の好き世界の貧弱さにつながってしまいます。自分には、残念ながら、今あまり好き世界が豊かでないのは、貧しさゆえの青年期までの快経験の乏しさにあると思っています。恨むのは親となりますが、まだまだこれから自分でそういう世界を作り出していけばいいのです。さて、どうしたらよいか。

● まだ遅くない、好き世界を豊かにするコツ
① ポジティブ感情を堪能する
 楽しかった、面白かったは、感情の世界の話です。それを堪能する気持ちはまず大事です。
 感情には慣性に似た性質があります。つまり、ある感情を体験すると、それが強いほど長く続くのです。それをじっくりと味わう気持ちがまず大事です。それが、好き体験を記憶のなかに定着することになるからです。さらに、それを次に述べる知識化すれば、好き世界へ持ち込むことができます。

② 知識駆動型の好き世界へ
 感情の知性化は、自分の感情を言葉で意識的に整理することです。感情の嵐に巻き込まれているときは、無理ですが、感情がだんだん弱まってくると、感情の世界を冷静に内省することができるようになってきます。
 ポジティブ体験ができたとき、それを知性化する努力をすると、あとあとまでそれを追体験できます。十分な内省力のない子どもには無理ですが、大人はこれができます。過去は過去として、こうした努力によって、大人でも好き世界を芳醇なものにすることができます。

③ 積極的に行動する
好き世界を芳醇にするためのおすすめは、やるうちにだんだん好きになってくるといういわば上達動機を活用することです。
最初は、思うとおりにできなくて、いらいらしながらやることも、上達を意識できるーーその多くは周りからのポジティブな評価(賞賛)――と、やる気が出てきます。面白くなってきます。その体験は、好きにつながります。
スポーツ好き、勉強好き、料理好きの多くは、こうした上達動機に駆動されたものではないかと思います。
努力して上達するものを見つけることです。それも仲間と一緒に。

 

擬似ポジティブニート「大学問題

2013-05-29 | 教育
擬似ポジティブニート「就職

キャリア教育は、大学でも今や花盛りである。就職事情の厳しい昨今、かなり切羽つまったものとなっている。とはいっても、就職したいと思って就職できる人の割合は90%を越えているのだから、それほどのことではないとも言える。ここでも、日本は成熟した社会になっていると思う。

ただ、そこで問題になってくるのが、「擬似」ポジティブ・ニート志向の若者である。
ぼんやりと夢はある。しかし、やりたくないことははっきりしている?。そのために、とりあえず就職はしない、かといって、それほどの努力はしていない、あるいはできない層である。これらが進路未決定層となる。

この層を含めて、新卒大学生でおよそ2割(10万人余)が就職未決定者として毎年、積み残されていく。それが累積してくると、あっというまに膨大な数になってしまう。大学生の就職問題のアキレス腱の一つは、この進路未決定層にある。

大学では、就職支援の部署のみならず授業でも躍起になって、そういうことにならないように、キャリア教育や就活指導に精を出すことになる。しかし、大学が提供するこれらのプログラムから「自分なりの理屈で」下りてしまうので、始末におえない。自己責任だと言ってよいところもあるのだが、職なしで大学から放り出すようなことになりかねないので、大学の社会的な責任を考えると、見過ごすことはできないし、大学の評価にもかかわる。

こういう層も抱え込める余裕があるのが成熟社会だと言いたいところであるが、さていつまで抱え込めるのか。