メタ認知過剰にも注意が必要
ongoing reflectionは、通常は、何か事が起こった時、とりわけ、失敗したり、仕事がうまく運ばなかったりした時に自然に働く。「あれ! どうしたんだろー」というわけである。
それを、ここでは、通常の仕事をする事態であえて働かせることを想定している。それだけに、本来なら仕事のほうに注がれるべき注意資源をさいて、メタ認知を働かせるほうに費やしてしまう可能性がある。そうなると、仕事のパフォーマンスも下がってしまう。エラーをしない仕事をしようとしてメタ認知を働かせたのに、かえってエラーをしてしまったという、「むかでのパラドックス」(むかでさん、どうしてそんなに上手にたくさんの足を動かせるのですか、と問われたとたん歩けなくなってしまった!)が発生してしまう危険性がある。
さらに、メタ認知過剰は、リスクのある行動を事前に回避してしまう(リスク・テイキングしない)可能性がある。いつも、安全な仕事しかしないということになりかねない。結果として、看護技術の練度がいつまでたってもあがらないことになる。
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ongoing reflectionは、通常は、何か事が起こった時、とりわけ、失敗したり、仕事がうまく運ばなかったりした時に自然に働く。「あれ! どうしたんだろー」というわけである。
それを、ここでは、通常の仕事をする事態であえて働かせることを想定している。それだけに、本来なら仕事のほうに注がれるべき注意資源をさいて、メタ認知を働かせるほうに費やしてしまう可能性がある。そうなると、仕事のパフォーマンスも下がってしまう。エラーをしない仕事をしようとしてメタ認知を働かせたのに、かえってエラーをしてしまったという、「むかでのパラドックス」(むかでさん、どうしてそんなに上手にたくさんの足を動かせるのですか、と問われたとたん歩けなくなってしまった!)が発生してしまう危険性がある。
さらに、メタ認知過剰は、リスクのある行動を事前に回避してしまう(リスク・テイキングしない)可能性がある。いつも、安全な仕事しかしないということになりかねない。結果として、看護技術の練度がいつまでたってもあがらないことになる。
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