心の風景 認知的体験

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●目標をきちんと管理していなかったからミスをした

2009-09-30 | ヒューマンエラー
●目標をきちんと管理していなかったからミスをした----目標管理不全  

何度目になるか、またまた、PDS(計画-実行-評価)にかかわる話しである。  人の行為は、計画、すなわち、目標の達成という大枠の中で行なわれ、評価されている。したがって、目標の管理を間違えると、行為が誤った目標に従って行なわれてしまう。当然、失敗となる。  

目標管理不全は、外部目標を取り込んで自己目標にするところでもっぱら発生する。  通常、仕事の目標は上司や会社など外から与えられる。我々は、外部目標を自分の中に取り込んで(内化して)自分の行為を調整している。  

ところが、外部目標があいまいだったり、矛盾していたりすると、それを取り込むときに、外部目標と内化目標との間にギャップができてしまう。  

たとえば、心理実験では、「できるだけ速く、かつ、正確に」判断してくれるように、被験者にお願いすることがある。まじめに考えれば、ずいぶんと矛盾したお願いであるが、被験者は、一生懸命にやってくれる。それでも、「間違わずに」を優先する人と、「速く」を優先する人とが出てくる。当然である。  

似たような話しは、いくらでもある。  
・「注文より30分以内のお届け」を売り物にするお店で事故が増え  てしまったケース  
・警官が業績をあげようと、犯人を捏造してしまったケース  
・頼もしくて思いやりのある男性との結婚を夢見て、いまだ独身のケ  ース(失敗とはいえない?)

******図 目標構造 *******************************  

「いわずもがな」で組織の運営をしていることの多い日本では、この類の目標の取り違えが多くなる。  

もっと深刻な話しとしては、外部目標の優先順位を勝手に入れ換えてしまって事故になってしまったというケースもある。  

朝の通勤時。ブレーキ故障で動かない。乗客から不満の声の大合唱。それに押されて、故障修理もそこそこに発車してしまい、列車が止まらず大事故に。  

安全を再優先すべきなのに、乗客の利便性を優先させてしまった、運転手の優しさと弱さ。目標の取り違えエラーと呼ばれている。  

航空機ショーでしばしば起こる無理なアクロバット飛行での事故。安全と挑戦(できそうにないことをする)と自己顕示欲(見物客にいいとこを見せたい)の3つの目標が葛藤を起こしてしまうのが原因の一端になっているはず。  

ハワイ沖での原子力潜水艦の急浮上による宇和島水産高校実習船の沈没事故の原因追及の過程でも、同乗させていた民間人にいいところを見せてやろうというサービス精神が、つい安全という目標より上になってしまったことが事故の遠因らしいことが指摘されている。  

実は、「安全第一」は、仕事の達成目標と葛藤を起こしやすい。なぜなら、安全第一を文字どおり第一順位にすると、仕事がしにくくなってしまたり、仕事がおもしろくなくなてしまう(?)からである。ここにも目標管理の構造的な問題の一つがある。  

さらに、もう一つの目標管理不全の話し。  

目標は行為をガイドする。とはいっても、内部目標は慣れた作業になるほど、目標をあらためて意識することがなくなる。目標の暗黙知化が起こる。これも、認知資源を有効活用するための怠けである。  

問題は、状況がいつもとちょっと違ったときにも、いつもと同じことをしてしまい、それが失敗になってしまうことである。  

先日、いつもの駐車場からいつものように車を出そうとした。ところが、隣の車がいつもより少し出っぱっていたため、バンパーをこすってしまった。「周辺確認」という目標をそのとききちんと意識化していなかった---できなかった---ためである。

3年前の今日

2009-09-30 | 心の体験的日記
●認知的体験「家のとりこわし」06/8/30


この団地ができて20数年。近くで立て直しがはじまった。これで、目撃したのは2軒目。もうそんな時期なのかなー。となると、家の建て替え資金が必要になる。こりゃー大変だ。


我が家は、最初の20年間はあき屋のままだったので、痛みはほとんどない。リホームの必要性もあまり感じない。自分一代は住めるかと思っていたのだが。


それにしても、購入時価格の半分近くに値下がりしてしまったのは痛い。ここを売ってどこか高齢者マンションへ、もままならないかも。



今日の引用

2009-09-30 | 教育
どれほど自分の内側を覗き込んでも「学ぶ」ことへのつよい内発的な理由を見出すことはむずかしいときには、とりあえず「学んでみる」というのが古来の常識である。
その仕事が何を意味するのかわからないけれど、とりあえず「ご縁」があった以上はまじめにやるというのは、職業倫理の基本である。

もし、自分にその有用性と意味がわかっていることしかやらないということをルールにしていたら、ほとんどの仕事はそもそも始めることさえできないであろう。
(内田樹ブログより)

ひやひや、USB

2009-09-30 | 心の体験的日記
USBだって物理的なもの
時間がたてば壊れる
でも、みかけは大丈夫

授業用のpptが入っている
おもむろに?立ち上げてさて とおもいきや
ぜんぜん、立ち上がらない
おおあわて

まつもとさんにきてもらってあれこれ
でもだめ
しかたなく、では、口で言うのでノートしてください
で1時間をしのいだ
その後も、自宅では開けるのに研究室ではだめ
なんとか、新しい、いや、古いのだが、全部、クリアして
ファイルを全部移してしのいだ
以前、いきなりUSBを引き抜いて、まったく読めなくなったしまった
こともあった
バックアップしても、同じ媒体にやるので、まったくだめ

道路はみんなのもの

2009-09-29 | 心の体験的日記
車に乗っているとつい自転車、オートバイ、歩行者が邪魔という気持ちになる
確かに、一番気を使う
・自転車の右側通行なんて、本当に怖い
・最近ふえたと思うが、競輪選手ふうの自転車愛好家
・目立たない服で夕方の飴の中を歩いている歩行者
などなど
でも、車優先ということであってはならない
すべての利用者がルールを守って
安全にで行きたいもの


今日の一言

2009-09-29 | ポジティブ心理学
健康も長寿も運命も成功も、いえいえ、極論しますと、人生の一切合財のすべてが、この積極精神、というもので決定されるのです。心の態度が積極的だと、お互いの命の全体が積極的に運営される。反対に消極的だと、またそのとおりに全生命の力が、消極的に萎縮せしめられてしまいます。


中村天風

◆悪魔の代弁者 [現代用語の基礎知識

2009-09-29 | 心理学辞典
◆悪魔の代弁者(devil's advocate)
組織の中で、あえて異論を唱え、それに反駁させることで、組織としての決定や行為の質を高めさせる役割を担う人のこと。
通常の組織では、上司がこの役割を引き受けるが、組織に染まっていて有効に機能しないことが多い。、
組織安全や違反を確保するための一つの方策として有効である。
なお、不正を外部に向かって告発する人(whistle•blower)とは違って、組織内での改善を志向している。

実践心理学講座がいよいよ刊行されます

2009-09-29 | 認知心理学
実践心理学講座(朝倉書店) 企画意図

実践現場とアカデミックな現場とをつなぐのは意外に難しい.実践現場では,心理学とは無縁の心の管理の知恵が蓄積されている.一方,アカデミックな心理学の世界には,多くは実践とは無縁(と思われている)知識が蓄積されている.お互いに「無縁」だった2つの世界をなんとか結び付けられないかとの思いも,「実践心理学講座」を企画した背景にはある.
 
 実践家にとって,「なんだ,そんな心理学があるのか」,「自分の実践の知恵はその心理学を使っているのだ」ということが確認できるだけでも,さらなる心の実践家
として進化していけると思う.一方,心理学研究者も,「へー,そんな実践の知恵があるのか」,「心理学的にどうなっているか研究してみよう」ということも期待でき
る.それが心理学の新たな領域の開拓にもなるはずである.

 というわけで,実践講座とは銘打ったが,ハウツーもので埋め尽くすつもりはない.「学」も入れ込んでみた.「硬軟取り混ぜて」ということになる.

指の痛さ

2009-09-29 | 心の体験的日記
かなり前から指の第一関節が痛い
りゅうまちを疑ったことがあるが、検査結果はしろ
指サポーターと鉛筆うちとでしのいできた
最近、痛みが減少ぎみ
助かる
でも、もしかして、ワープロうちの量が減ったためかも
つまり、仕事をしてない ということかも
いや、適量になったということかも
それにしても、サポーターって効果がある
膝サポーターも、テニス時には、かかせない
助かる

●競争で勝つこと 「心の元気づくり

2009-09-28 | ポジティブ心理学
●競争で勝つこと
 競争というと、ただちに頭に浮かぶのは、スポーツですね。
 でも、競争は、社会のいたるところで行われています。
 そうした競争、いずれも、相手に勝つことを目的にしていることは言うまでもありません。ただ、問題は勝ち方です。
 いきなりですが、タイガーウッズが、競り合いの場で、相手が見事なバーディを決め自分より有利になったにもかかわらず、ガッツポーズをしたという話があります。
 なぜでしょうか。
 スポーツマンなら彼の気持ちがわかるかもしれません。競争では、相手がミスをしたり、力を出せなかったりで自滅してしまい、勝てることがしばしばです。しかし、タイガーウッズ選手はさすがですね。相手が最高のプレーをした。それにもかかわらず自分が勝てるとすれば、それは自分に力があることのこの上ない証明になる、というわけです。
一流の選手は、やはり違いますね。イチローも、こんなことを言っています。
「ライバルとは、自分が打ち負かしたい人間ではない。それは、自分のモチベーションをあげてくれる存在であるべきた。」

 2人に共通しているのは、競争を相手に勝つためではなく、自分をより高めるための場としているところです。すごいですね。だからこその一流なのですね。

複数年度の予算編成

2009-09-28 | 心の体験的日記
今、ニュースで聞いた
昔からこれが、無駄使い、流用などの税金使用のがんだと思っていた
それで相当の額が有効活用されるはず
政権交代しないとできないことなのかなー
できないできないといい続けてきた官僚
どうやって言い訳するのかなー
片山さん
がんばってください

大学進学率

2009-09-28 | 教育
日本の大学・短大進学率が53.7%にまで達しました。そして、受け皿である大学の定員は、希望者全員をほぼ受け入れることができるまでに増加しました。選択の自由度が広がりました。受験生にとってはありがたいことですが、特定の大学、学部、学科に決める苦労には大変なものがあると推察します。

万能褒め言葉 「心を元気にする習慣づくり

2009-09-27 | ポジティブ心理学
ポジティブマインドづくり「ほめ言葉」

公私を問わず、どのようなときでも褒められるのはうれしいことです。
気持ちが溌剌とし、やる気が生まれ、褒めてくれた人との間に信頼関係が育ちます。
(略)
数多い褒め言葉の中でぜひ覚えてほしいのは、「さすが」の一言です。
「思っていた通り、さすがですね」
「さすがに違いますね」
「さすがに、先輩ですね」



(今井登茂子「実践マナー塾」日本経済新聞2009年9月26日より)
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考えてみよう(強化 承認欲求 評価)
●「さすが」を使った褒め言葉の例を上にあと3つ追加してみょう。
●「さすが」の含まれる暗黙の意味に関連するものを下から選んできよう。
軽蔑 安定したポジティブな評価 不信 おせじ 自尊心 期待 尊敬 承認
●あなたがよく使う褒め言葉を3つ挙げてみよう。