ほンわか、1日10回運動「ポジティブ心理術トレーニング
2011-06-18 | ポジティブ心理学
ほンわかあ」1日40回運動
――ポジティブコミュニケーションで自分も周りも元気にーーー
第1 「ほ」める
① 何をほめる
・ すばらしいと思ったこと
・ 感心したこと
②どのようにほめる
・ 具体的に
「あなたはすてき」より「あなたの笑顔がすてき」
・ 結果よりプロセスを
「がんばった」「精一杯やった」
③ ほめるにあたり、注意すること
・ ほめすぎない
お世辞になってしまう
ほめられすぎると、舞い上がってしまい、学びが甘くなる
ほめる時は、森を見る
叱るときは、木を見る
・ 7つほめて、3つ叱れ
正解=>ほめる >こうればよい という学びができる
誤解=>叱る >それはだめ はわかる しかし、ではどうすればよいかはわからない
正解は一つ
誤答は無数 みんなが同じように間違うのは、カンニング
・ ほめ言葉を豊富にしておく
万能な魔法のほめ言葉もある
「さすが」「えらい」「すごい」
・ ポジティブにみる
「これしかない」ではなく「まだこれだけある」
「――しないと、―――できない」ではなく、
「――すると、―――できる」
「ちょこまか」ではなく、「よく動く」
「愚鈍」ではなく、「落ち着いている」
「きたない」ではなく、「使い古している」
「くさい」ではなく、「独特のにおい」
第2 「わ」らう
笑い転げる猫
① なぜ笑う
・ おかしいから(中枢起源説)
普段とは違ったこと、しかし、安心できることが起こっている
・ 笑うから(末梢起源説)
笑うからおかしいのだ
笑顔作りのすすめ
② 笑いの効果
・ 健康効果
血糖値が下がり、中性脂肪も減し、病気も防止<<寄席効果
・ 心ポジティブ効果
笑いには自分の心も周りの人の心もポジティブにする
笑いは、伝染する
・行動促進効果
「野球のピッチングの練習を、笑顔でやるのと苦しそうな顔でやるのとでは、笑顔のほうが球速を持続させられる、というスポーツ心理学の実験研究もある。心理学の有名な実験に、氷水の中に手を入れておく時間を、笑顔の人と苦しい顔の人が競争すると、笑顔の人が勝つ確率が高い、というものもある。」
・ 善人宣言効果
笑っている人に悪者なし
まわりから受け入れられるし、好かれる
・周りを明るくする効果(「顔施;がんせ」効果)
仏教用語であるが、笑顔で周りに施しをする
顔施(がんせ)とは、にこやかな表情で人に接するということで、
和顔施(わがんせ・わげんせ)ともいう。
これなら誰にでもできる。
出家して以来、私はつとめてこれを心がけてきた。
和やかな表情に会い怒る人は、まず、いまい。
あらゆる職業の人にこの行を心がけてほしい。
生まれつき器量が悪くても、笑顔は人をチャーミングにも美人にも見せる。
私はそういって特に女性に和顔施をすすめている。
──瀬戸内寂聴
布施(他人を助け、施しをする)というと何か難しく感じてしまうが、瀬戸内寂聴さんのこの言葉に触れ、目からうろこが落ちる思いがした。
笑顔を振りまくこと、それ自体がひとつのお布施になるのだ。
いつもなごやかで穏やかな顔つきで人や物に接すること。
第3 「か」んしゃする
読売新聞朝刊5月30日付けの「気流/U-25」から東京立川の中学生宮本くんの声をご紹介します。
大切な感謝の一言
部活から帰宅する途中、住宅街の細い道で、ボール遊びをしている親子を見かけた。その横を通ろうとした時、ボールが目の前に転がってきた。すぐに拾って渡すと、親から「すいません。ありがとう」と言われた。
この親子と顔見知りだったわけではない。お礼の言葉をまったく予想していなかったので、あわてて会釈し、その場を後にした。家に帰ると、何だか温かな気持ちになっていた。感謝の一言をもらっただけなのに、ことは一つで気持ちは変わるものだと思った。今度は自分から声をかけよう。
① 感謝するのは何のため
・ 自分のため
感謝することで、謙虚になれる、自分一人ではないことを自覚
少年院での「感謝療法」
・ 周りのため
うれしい気持ちを伝える
②感謝の仕方
・魔法のことば「ありがとう」を惜しむな
・「すみません」より「ありがとう」
・ 「なになにしてくれて」、ありがとう
ありがとうの真実味がでる
相手も得心する
第4 「あ」いさつ
① 挨拶の意義
・ 社会の安全な一員であることの宣言
・ 心のファーストタッチ、そして、ボティタッチへ
② 挨拶が面倒なのはなぜ
・ TPOが難しい
近隣の聴覚障害者との出会い
・ 相手が挨拶返しをしてくれない不安
③ あいさつの仕方
・ TPOを心得る
・ 先にあいさつ
・ 親しい人には目をみて
・ 見知らぬ人には目礼で