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夢語り「名言の心理学

2011-10-31 | 名言の心理学
ボク、ハーバード大学にいって、宇宙飛行士になるんだ(中国の小学生)

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子どもが夢を語るのはめずらしいことではない。そして、多くは夢想に終わる。
しかし、この子どもの夢語りのすごいところは、きちんと手段まで意識した夢が語れるところである。
手段だけを語れる子どももいる。いわゆる受験秀才である。
しかし、しばしば彼らは手段を目標と勘違いしがちなのである。
ハーバード大学に入ることが目標になってしまいがちなのである。
それを、きっちんと手段と目標とを分けて語れる中国の子ども。
これはすごい。
がんばれ日本の子ども。

就業力が今なぜ話題に

2011-10-31 | Weblog
● 就業力が今なぜ話題に
 文部科学省が、したがって大学が今やっきになっているテーマひとつが就業力です。
 あまり明確な概念定義はないのですが、社会に出て働いていける力をです。
3年で3割がやめてしまう
大学卒フリーター、ニート10万人台へ
コミュニケーション不足
などなど
若者をめぐっての職業環境や職業意識の劣化を憂えるところから出てきたものです。

子どもは、親の言うとおりにはならず「名言の心理学」

2011-10-30 | 名言の心理学
2-?

子どもは、親の言うとおりにはならず
親のするとおりになる
(中山和義「小さな幸せに気づく24の物語」
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「親の背中を見て育つ」も同じ。
子どもに言葉で諭すことの無力さは、子どもを育てたことのある人なら、誰しもが感じている。
しかし、だからといって、子どもの悪さに背を向けて、「さー、背中をみよ。そこから俺の言いたいことを学べ」というわけにはいかない。
言うとおりにはならなくと、言わねばならない、言い続けなければならないのが、子育てである。
そして時には、言うことに反発させることも子育て、いや子どもが育つには絶対に必要なのだ。
その上で、さらに、親の真似をしてくれるなら言うことなしである。
しかし、こちらのほうは、良いことも悪いことも子どもが学んでしまうこともあるので要注意だ。
さらに、親が言うこととしていることの齟齬を子どもは直感的に知ってしまうようなところもに、注意が必要だ。



ほめる叱る「名言の心理学

2011-10-30 | 名言の心理学
2-?「叱るほめる

おおむね、学力の高いほうには、叩いても大丈夫
なぜなら、勉強のなかで、チャレンジ体験、挫折の克服体験
しているからはいあがれる

学力の低いほうは、
叩けば叩くほど、萎縮する
学力での成功体験が乏しく、挫折したままきてしまうから
ほら、まただめだっただろう ということになる
だから、こちらは、ほめまくって育てるのがよいのかも(海保博之)

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ほめる叱るは難しい。
にもかかわらず、それほど意識せずに、時には無雑作にほめたり、叱ったりしている。
それは、相手に変わってほしいという気持ちから発する利他的な行為なのだから、無意識で無雑作でもよさそうなものだが、相手に対するインパクトが大きいだけに、やはり、それなりの心理技術が必要である。とりわけ、叱る場合には。
人を見て法を説けと同じで、ほめる叱るも人を見る必要がある。
ほめて舞い上がってしまう人もいる。
叱るとめげて立ち上がるのに苦労する人もいる。
学力の高い低いについて自分で作ってみた言説であるが、いかがなものであろうか。
それほど単純ではないかもしれないし、ほめる叱るの割合に微妙な按配が必要なところもある。
余談になるが、ほめる叱るについては、心理学の長い、ほぼ1世紀にわたる研究の蓄積があるのだが、残念ながら、その多くは、動物を使ったごく限定的な理論の中でのもので実用性に乏しい。
残念だが、むしろ、育児や教師の知恵のほうが、はるかに進んでいて役立つ。


好き嫌いで決めてもよい「名言の心理学

2011-10-30 | 名言の心理学
考え抜いても結論がでなければ、「好き嫌い」できめてよい(羽生善治「大局感」角川oneテーマ21)

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かつて、「感情と思考の科学辞典」を編んだことがある。水と油と思われている感情と思考とを同時に取り上げることで、とても、おもしろい辞典になった。
それで納得したことは、感情と思考は、日常では、まったく水と油ではないということだった。実に微妙に両者が協働して妥当な結論を導き出して生活をしていることがはっきりとわかった。
さて、この名言は、考えぬくことをとことんすることが仕事の将棋棋士のものである。日常とはいえない世界でも、こんな形で思考と感情が協働していることが語られていて、驚く。
将棋に限らないが、選択枝が増えるほど決断は難しくなる。あまりの難しさに決断を放棄してしまうことさえある。選択麻痺と呼ばれる。この名言は、そんなときの指針になる。



やりたくないはだめ「名言の心理学」

2011-10-29 | 名言の心理学
人間、やりたいことをやるのも大事なことだけど、やりたくないことでも、やるべきならするようでないと世の中困ってしまうでしょう。
(大村はま)
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やりたいことをせよ。
いや、やりたいことだけをせよ。
確かに、それで成功した大天才がいないわけではない。
しかし、それは、大天才ゆえの成功ということを忘れてはいけない。
教育は、やりたくないことをいかにやれるようになるかの心の訓練が大部分である。
勉強したくないからやらない子どもをそのままほっておくわけにはいかない。
教育現場は、ほめたり叱ったりしながら、なんとかやりたくないことをやらせる日常の連続といってもよい。
その積み重ねの中で培われたものが、社会に出たときの仕事力になっているのである。
やりたくないことはしなくてよい。
そんな雰囲気が、今の豊かな日本社会には見られる。
定職につかない大卒者が10万を超えて増え続けている不気味さと無関係とは思えない。


ものをしるには、それを愛せ「名言の心理学

2011-10-29 | 名言の心理学

ものを知るには、それを愛さねばならぬ。
ものを愛するには、それを知らねばならない

日本の誇る哲学者・西田幾多郎の言葉です。
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知ることと愛することとの共生のダイナミックスの大切さを諭した名言である。
好きなもの、愛するものをみつけるための学び。
そのためには、わからないことを学ぶつらさに耐えること。
このつらさの克服こそ、学びの場の神髄。
わかってくると、好きになり、愛したくなる。さらに、もっと知りたくもなる。
この共生のダイナミックスを、学びの最初にわからせるのはとても難しい。
だから、学びないままで一生を終えてしまう人もすくなからずいる。不幸なことである。
しかし、その責任は、教える側にあるのかもしれない。
逆説的だが、その基本は、教えようとしないこと、学ばせようとしないことかもしれない。

寺田寅彦には、同じような名言がある。
「興味があるからやるというよりは、
やるから興味ができる場合がどうも多いようである。」


閲覧数解析

2011-10-29 | Weblog
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ときどき、こういうアクセスがある
たぶん、これは、gooのほうのなんらかの仕掛け
サービスだと思う
励ましサービスといったところか
がんばります

愛読感謝です

大発見!

2011-10-29 | 心の体験的日記
駐車場で
いまなか先生がリモコンで車のドアをあけている
かっこいい
やりたいやりたいと思っていたが、
やり方がわからないままずっと20年
そんなしゃれたことできるはずがないと思っていた

念のため、どうやるのですか? と聞いてみた
あっさりとアコードでもできるではないか!
感激でした
馬鹿でした
これからは、格好よく車に乗れます
いまなか先生、ありがとうございました。

修羅場体験「名言の心理学」

2011-10-29 | 名言の心理学

修羅場体験を一緒に乗り越えていくことは、連帯感、一体感を共有する大きなきっかけになっていきます。(高橋克徳「職場は感情で変わる」講談社現代新書)

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皆と一緒は気持ちのよいもの。
家族でも職場の仲間たちとの連帯感、一体感は、強弱こそあれ、欠かせない。
それを作り出すものの一つが修羅場体験である。
ともにつらい練習をして優勝した。
ともに切磋琢磨して合格した。
ともに助け合って生き延びた。

それがメンバー間の強い絆となる。
それが、次への新たな挑戦を生む。
それが、心の元気を作り出す。

そのためには、皆が納得できる目標がいる。目標達成への強い意欲が必要。
それを示すのがリーダーの役割。
そして、目標達成までの道のりの中で出現する数々の修羅場を乗り切るための勇気と方策と示すのも、リーダーの役割。

強いリーダーあっての修羅場体験こそ、連帯感、一体感を生む。