40文字 45行=1800文字
心を元気に⑦気持ちを元気にする
使命感「真正の元気の源泉」
●使命感ってなにもの?
使命感にかられた行動には社会性があります。それをすることが、世の中、人のためになっているという感覚ですね。
類語辞典で、使命感の類語を拾ってみますと、
「任務、職責、職務、責任、務め、献身、義務、課題」
となります。ここからも、社会性の意味がぼんやりとみえてきます。
さらに、使命感には個人的な嗜好も入り込んでいます。適性や好みですね。仕事が自分にぴったりという感触といっても良いと思います。
社会からの要請と個人的な嗜好とが共振したところに本当の意味での使命感が発生します。
社会からの圧力が強すぎると、命令になってしまいます。 個人的嗜好が強すぎると、偏った信念になってしまいます。
社会と個人とが微妙なバランスがとれているところが使命感の大きな特徴です。というより、バランスがとれているときに、使命感は心に真正な元気をもたらします。
なお、この連載ではじめて「真正な元気」という言葉を使ってみました。心の元気には、いわゆる「から元気」もあります。両者の区別、それほど明確ではありませんが、ここでは、一応、区別してみました。
●心を元気にする使命感をもつコツ
① 自分のしていることの意味、意義を考える
どんな仕事にも、それなりの意味、意義があります。大きくは、社会全体、会社全体の中でのその仕事の位置づけ、小さいところでは、自分にとってのその仕事をすることの意義など。要するに、その仕事を取り巻くもろもろを考えてみることです。
具体的には、
・なぜ、その仕事は存在するのか
・どうして自分はその仕事をしているのか
・仕事を自分がしないとどういうことになるのか
などです。
② 周りとのつながりを考える
大きくは、自分の存在が、そして、小さくは、自分のしていることが周りにどのように役に立っているかを考えてみることです。
家族なども含めて組織の中で働く際には、組織の使命があります。その場合は、それを「自分のものにする」ことで仕事の使命感が生まれます。ここで、「自分のものにする」の意味は、次の項目に譲ります。
③ 社会的要請と個人的な嗜好とのバランスをとる
使命には社会性があります。それだけでみずからの行為を律すると、組織に埋没してしまいます。結果として、狭小な世界での使命感となり、とんでもない誤ったことをしでかしてしまうことにもなりかねません。
会社のためによかれと思って懸命にしたことが、とんでもない法律違反だったというような事件、事故がどれほどあったことか。
たとえ、組織から与えられた使命であっても、それを自分なりにあれこれ思慮してみる必要があります。
そこに個人的な嗜好が入り込みますが、それが大事なのです。これが時には、組織の使命とそごをきたすことはあります。
しかし、そのことをきちんと認識できるなら、あなたの仕事に緊張感をもたらします。その緊張感の中で適切に仕事や対人関係をコントロールできてこそ、使命感に駆動された真正な元気印人生になるのではないでしょうか。
心を元気に⑦気持ちを元気にする
使命感「真正の元気の源泉」
●使命感ってなにもの?
使命感にかられた行動には社会性があります。それをすることが、世の中、人のためになっているという感覚ですね。
類語辞典で、使命感の類語を拾ってみますと、
「任務、職責、職務、責任、務め、献身、義務、課題」
となります。ここからも、社会性の意味がぼんやりとみえてきます。
さらに、使命感には個人的な嗜好も入り込んでいます。適性や好みですね。仕事が自分にぴったりという感触といっても良いと思います。
社会からの要請と個人的な嗜好とが共振したところに本当の意味での使命感が発生します。
社会からの圧力が強すぎると、命令になってしまいます。 個人的嗜好が強すぎると、偏った信念になってしまいます。
社会と個人とが微妙なバランスがとれているところが使命感の大きな特徴です。というより、バランスがとれているときに、使命感は心に真正な元気をもたらします。
なお、この連載ではじめて「真正な元気」という言葉を使ってみました。心の元気には、いわゆる「から元気」もあります。両者の区別、それほど明確ではありませんが、ここでは、一応、区別してみました。
●心を元気にする使命感をもつコツ
① 自分のしていることの意味、意義を考える
どんな仕事にも、それなりの意味、意義があります。大きくは、社会全体、会社全体の中でのその仕事の位置づけ、小さいところでは、自分にとってのその仕事をすることの意義など。要するに、その仕事を取り巻くもろもろを考えてみることです。
具体的には、
・なぜ、その仕事は存在するのか
・どうして自分はその仕事をしているのか
・仕事を自分がしないとどういうことになるのか
などです。
② 周りとのつながりを考える
大きくは、自分の存在が、そして、小さくは、自分のしていることが周りにどのように役に立っているかを考えてみることです。
家族なども含めて組織の中で働く際には、組織の使命があります。その場合は、それを「自分のものにする」ことで仕事の使命感が生まれます。ここで、「自分のものにする」の意味は、次の項目に譲ります。
③ 社会的要請と個人的な嗜好とのバランスをとる
使命には社会性があります。それだけでみずからの行為を律すると、組織に埋没してしまいます。結果として、狭小な世界での使命感となり、とんでもない誤ったことをしでかしてしまうことにもなりかねません。
会社のためによかれと思って懸命にしたことが、とんでもない法律違反だったというような事件、事故がどれほどあったことか。
たとえ、組織から与えられた使命であっても、それを自分なりにあれこれ思慮してみる必要があります。
そこに個人的な嗜好が入り込みますが、それが大事なのです。これが時には、組織の使命とそごをきたすことはあります。
しかし、そのことをきちんと認識できるなら、あなたの仕事に緊張感をもたらします。その緊張感の中で適切に仕事や対人関係をコントロールできてこそ、使命感に駆動された真正な元気印人生になるのではないでしょうか。