権威主義はエラーの大敵
専門性、管理者心性は権威主義を生みやすい。そして、安全に関する領域では、この権威主義は要注意である。
1)一方向のコミュニケーションになる
権威主義とは、「威張る」ことである。そこでは、指示は一方向的にしか流れない。どこか一カ所間違えると、それがそのまま、時には拡大されて伝達されていく。
——>疑問、意見を自由に言える雰囲気を作る
例 ミーティングを民主的に
(2)思い込みエラーをおかしやすい
情報的に孤立しがち。したがって、自分の思い込みによる判断や行動をしがちである。
——>大局的に考える
——>即断即決しない
——>相談相手を身近においておく
(3)ミスが隠蔽されやすい
ミスがどれほどオープンになるかは、組織トップの権威主義の程度に依存している。警笛吹きは誰もがいつでもできるようにしておく必要がある。
——>ミス報告の一元化をする
例 ミス駆け込み寺
(4)局所最適化の罠に陥りやすい
自分のところだけが避ければ良いという組織の安全文化が出来がちで、包括的なものにならない。
——>安全に聖域なし
例 安全に関しては権限侵入も認める

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