裁判所法 > 下級裁 > 地裁 ★

【問題】
01. 地裁は、刑事訴訟のみを扱う。

02. 1,000万円の貸金返還請求訴訟の第一審の裁判権は、地裁が有する。

03. 刑事訴訟の第一審裁判所が簡裁の場合、控訴審の裁判権は地裁が有する。

04. 民事訴訟の第一審裁判所が簡裁の場合、控訴審の裁判権は地裁が有する。

05. 地裁の裁判は、原則として、1人の裁判官によってなされる。

【解答】
01. ×： 裁判所法24条（裁判権）1号

地方裁判所は、次の事項について裁判権を有する。
　1　第33条第1項第1号の請求以外の請求に係る訴訟及び第33条第1項第1号の請求に係る訴訟のうち不動産に関する訴訟の第一審
　（略）

02. ○： 裁判所法24条（裁判権）1号

03. ×： 裁判所法16条（裁判権）1号

高等裁判所は、左の事項について裁判権を有する。
　1　地方裁判所の第一審判決、家庭裁判所の判決及び簡易裁判所の刑事に関する判決に対する控訴
　（略）

04. ○： 裁判所法24条（裁判権）3号

05. ○： 裁判所法26条（一人制・合議制）1項

【参考】
地方裁判所 - Wikipedia

裁判所法 > 下級裁 > 高裁 ★★★★★

【問題】
01. 刑事訴訟の第一審裁判所が簡裁の場合、上告審の裁判権は高裁が有する。

02. 民事訴訟の第一審裁判所が簡裁の場合、上告審の裁判権は高裁が有する。

03. 高裁は、第一審裁判所になり得ない。

04. 高裁の裁判は、原則として、複数の裁判官の合議体でなされる。

【解答】
01. ×： 裁判所法7条（裁判権）1号

最高裁判所は、左の事項について裁判権を有する。
　1　上告
　（略）

02. ○： 裁判所法16条（裁判権）3号

03. ×： 裁判所法16条（裁判権）4号

高等裁判所は、左の事項について裁判権を有する。
　（略）
　4　刑法第77条乃至第79条の罪に係る訴訟の第一審

04. ○： 裁判所法18条（合議制）1項本文

【参考】
高等裁判所 - Wikipedia

裁判所法 > 最高裁 ★★★★★

【問題】
01. 最高裁の審理は、大法廷または小法廷でする。

02. 法令等の憲法違反を判断する場合、最高裁の裁判は大法廷でしなければならない。

03. 最高裁の判例を変更する判断をする場合、最高裁の裁判は大法廷でしなければならない。

【解答】
01. ○： 裁判所法9条（大法廷・小法廷）1項

02. ○： 裁判所法10条（大法廷及び小法廷の審判）但書1号

03. ○： 裁判所法10条（大法廷及び小法廷の審判）但書3号

【参考】
最高裁判所 (日本) - Wikipedia

裁判所法 > 総則 ★

【問題】
01. 日本の裁判所は、最高裁と下級裁に大別される。

02. 高裁は、下級裁の1つである。

03. 地裁は、下級裁の1つである。

04. 家裁は、下級裁の1つである。

05. 簡裁は、下級裁の1つである。

06. 特別裁は、下級裁の1つである。

07. 上級審の裁判所の裁判での判断は、その事件について下級審の裁判所を拘束する。

【解答】
01. ○： 裁判所法1条（この法律の趣旨）

02. ○： 裁判所法2条（下級裁判所）1項

03. ○： 裁判所法2条（下級裁判所）1項

04. ○： 裁判所法2条（下級裁判所）1項

05. ○： 裁判所法2条（下級裁判所）1項

06. ×： 裁判所法2条（下級裁判所）1項

07. ○： 裁判所法4条（上級審の裁判の拘束力）

【参考】
裁判所法 - Wikipedia

裁判所法 ★

【問題】
・訴訟は、（　ア　）訴訟、（　イ　）訴訟、（　ウ　）訴訟に大別される。
　・（　ア　）訴訟は、私人間の紛争解決のための訴訟をいう。
　・（　イ　）訴訟は、国家が罪を犯した者に刑罰を科すか否かを決定するための訴訟をいう。
　・（　ウ　）訴訟は、公法上の権利関係に係る紛争解決のための訴訟をいう。

・判決に不服のある当事者が上級の裁判所に再審査を請求することを（　エ　）といい、この制度を（　オ　）制度という。
　・第一審の判決に不服のある当事者が上級の裁判所に再審査を請求することを、（　カ　）という。
　・第二審の判決に不服のある当事者が上級の裁判所に再審査を請求することを、（　キ　）という。

【解答】
ア. 民事

イ. 刑事

ウ. 行政

エ. 上訴

オ. 審級

カ. 控訴

キ. 上告

【参考】
訴訟 - Wikipedia
審級 - Wikipedia
上訴 - Wikipedia