昨晩、初釜もあることだし、どうしょうかなーと、
ごそごそ、ふと目に留まった蓋置。
どこで買ったかもわかりませんが、かなり昔に。
おもしろい三人形蓋置だと思い手に入れ、そのままに。
手に取ると、手をつなぎ輪に、そしてお顔は外側に。
なんと笑っておられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/16/5e/434276b96200a7188a1ff34cb31e152c_s.jpg)
中国では、これは文房具の筆架・墨台として用いられ、
日本に渡り、蓋置に見立てられ、三人形蓋置とされます。
多くの三人形が一つだけ姿が違い、
夫、妻、子供の表現だそうで、
帯または羽織姿(夫)を正面とし、
一家和楽を意味するそうです。
顔の向きにも違いがあるそうで、
唐銅・青瓷は漢人が外向きで唐物とされ、
それ以外は内向きで和物とされている所もあります。
この蓋置は、お顔がニコニコと笑っておられ、
調べますと三人形蓋置の一種の『三笑蓋置』で、
信楽焼、上田寿方作ということがわかりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/48/3c/68a9ca2d809d819a424063d23108fce8_s.jpg)
羽織を着ておられるのが、正面でしたね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1b/36/75654f08537e9d8d0d625bdf9c8948d7_s.jpg)
正面
さて、なんなんでしょう?
有名な「廬山記」の故事の「虎渓三笑」からで、
中国東晋時代の儒学者慧遠にまつわるお話で、
廬山に隠棲された慧遠は、
二度と虎渓谷に架かる石橋を越えまいと誓われたが、
訪ねてきた陶淵明と陸修静を送って行った際、
話に夢中になリ過ぎて、不覚にも石橋を渡ってしまい、
三人で大笑いして別れたそうで、
学問や芸術の話に夢中になって時を忘れる・・
という意味にもなり、
東洋画の画題の一つともなっております。
これから『楽慶入』さんが意匠化して
『三笑蓋置』にされております。
いつか使わせていただきたいですが、
どうなシーンの茶会だったら生きそうですかね。
考えるだけでも、・・・ワクワク。
ごそごそ、ふと目に留まった蓋置。
どこで買ったかもわかりませんが、かなり昔に。
おもしろい三人形蓋置だと思い手に入れ、そのままに。
手に取ると、手をつなぎ輪に、そしてお顔は外側に。
なんと笑っておられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/16/5e/434276b96200a7188a1ff34cb31e152c_s.jpg)
中国では、これは文房具の筆架・墨台として用いられ、
日本に渡り、蓋置に見立てられ、三人形蓋置とされます。
多くの三人形が一つだけ姿が違い、
夫、妻、子供の表現だそうで、
帯または羽織姿(夫)を正面とし、
一家和楽を意味するそうです。
顔の向きにも違いがあるそうで、
唐銅・青瓷は漢人が外向きで唐物とされ、
それ以外は内向きで和物とされている所もあります。
この蓋置は、お顔がニコニコと笑っておられ、
調べますと三人形蓋置の一種の『三笑蓋置』で、
信楽焼、上田寿方作ということがわかりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/48/3c/68a9ca2d809d819a424063d23108fce8_s.jpg)
羽織を着ておられるのが、正面でしたね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/43/f8/c659cc6546a7117ba8ae45b444e6133e_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1d/f9/983f6837d60757bb9bdae380ee6fc774_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1b/36/75654f08537e9d8d0d625bdf9c8948d7_s.jpg)
正面
さて、なんなんでしょう?
有名な「廬山記」の故事の「虎渓三笑」からで、
中国東晋時代の儒学者慧遠にまつわるお話で、
廬山に隠棲された慧遠は、
二度と虎渓谷に架かる石橋を越えまいと誓われたが、
訪ねてきた陶淵明と陸修静を送って行った際、
話に夢中になリ過ぎて、不覚にも石橋を渡ってしまい、
三人で大笑いして別れたそうで、
学問や芸術の話に夢中になって時を忘れる・・
という意味にもなり、
東洋画の画題の一つともなっております。
これから『楽慶入』さんが意匠化して
『三笑蓋置』にされております。
いつか使わせていただきたいですが、
どうなシーンの茶会だったら生きそうですかね。
考えるだけでも、・・・ワクワク。