昨日の八窓庵でのお茶事で頂いた主菓子
その名は、『意傳坊』(いでんぼう)といい、
奈良「樫屋」の季節限定の和菓子で、
15日から18日の朝まで行われていた
「春日若宮おん祭」の時期にしか味わえません。
THEpageより
外観は、けしの実が周りに付いているようで、
中は粒餡と味噌餡になっております。
頂くと、プチプチと口の中ではじけると同時に、
びりりとした山椒が味わえ、
少し色の変わったのが山椒だったのです。
みその塩気にアズキなどの甘みと山椒がきいており、
上品さの中に、奥深さが味わえました。
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実は「意傳坊」は140年ぶりに復刻されております。
春日大社の「春日若宮おん祭」に提供された御用菓子で、
名産品でしたが、明治維新により姿を消しました。
2013年になり、奈良の「菊水楼」さんが、
春日大社の指導のもとに、
明治の文書「春日社若宮祭図解」の記述から
材料(もち米,ゴマ,アズキ,山椒,ケシ,味噌)がわかり、
絵図より、材料を練り合わせ、手で丸めて山盛りにし、
結び昆布が添えられました。
食べられたのは、お神酒を飲まれるときだそうで、
塩辛く、腹もちし、酒の肴かもしれません。
なお、これは神事に絡むため門外不出になっております。
しかし「菊水楼」さんは春日大社の許可を得られ、
味噌「好み居伝坊」として販売されたそうです。
(2013年1月の日本経済新聞、参照)
「樫屋」さんは、春日大社にも和菓子を納めておられ、
春日大社さんの許可を得て、上品な和菓子としての
「意傳坊」を出されているのでしょう。
その名は、『意傳坊』(いでんぼう)といい、
奈良「樫屋」の季節限定の和菓子で、
15日から18日の朝まで行われていた
「春日若宮おん祭」の時期にしか味わえません。
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外観は、けしの実が周りに付いているようで、
中は粒餡と味噌餡になっております。
頂くと、プチプチと口の中ではじけると同時に、
びりりとした山椒が味わえ、
少し色の変わったのが山椒だったのです。
みその塩気にアズキなどの甘みと山椒がきいており、
上品さの中に、奥深さが味わえました。
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実は「意傳坊」は140年ぶりに復刻されております。
春日大社の「春日若宮おん祭」に提供された御用菓子で、
名産品でしたが、明治維新により姿を消しました。
2013年になり、奈良の「菊水楼」さんが、
春日大社の指導のもとに、
明治の文書「春日社若宮祭図解」の記述から
材料(もち米,ゴマ,アズキ,山椒,ケシ,味噌)がわかり、
絵図より、材料を練り合わせ、手で丸めて山盛りにし、
結び昆布が添えられました。
食べられたのは、お神酒を飲まれるときだそうで、
塩辛く、腹もちし、酒の肴かもしれません。
なお、これは神事に絡むため門外不出になっております。
しかし「菊水楼」さんは春日大社の許可を得られ、
味噌「好み居伝坊」として販売されたそうです。
(2013年1月の日本経済新聞、参照)
「樫屋」さんは、春日大社にも和菓子を納めておられ、
春日大社さんの許可を得て、上品な和菓子としての
「意傳坊」を出されているのでしょう。