気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

小山園・抹茶工場の見学

2016-07-03 16:26:25 | 散策
お茶は「一杯」ではなく、「一服
茶道としての『抹茶』、なくてはならない『もの』
この『抹茶』の作られ方を勉強するのもお稽古になります。
車二台に乗り合わせ七人で抹茶工場の見学に伺いました。
丸久小山園」槇島工場は特に抹茶に特化されており、
梅雨の中休みの昨日は日差しが強く気温も上昇し最高気温は34.7度
真夏並み、予約した10時の15分前に到着しました。
 
一階に売店があり、もう先着に男の子3人の一家族が
一人500円を支払いますが、500円の買い物券を頂けました。
抹茶ソフトが魅力的、買い物券でいただかなくてはね。
 
時間になり、二階ホールへ
 
奈良西大寺で行われる大茶盛の展示品も

外国からのお客様も見えられるそうで、他国語の
栞が、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、
中国語、台湾香港用(繁体字)と韓国語の7種類も

始まりは、ビデオにて、お茶の歴史と種類、抹茶の効能、
抹茶のできるまで
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抹茶用の茶葉の茶摘みは、一回だけで、六月まででお終い
20℃に設定された工場、露で曇るガラス越しの二階からは
ビデオで見た機械が動き、ダクト内の葉っぱも舞っているのが
確認できます。忙しいのは中元シーズンだからですって。
  
こんなにも上手に選別されるのですね。↑
検査室があり、科学的・衛生的な検査をされる職員さんが二人
今はこんな検査もされており、安心していただけるのですね。
(撮影禁止)
最後にブレンドした茶葉を試す部屋、色味・食味・臭味など
実際に使用されており、なんと北向き、
これは日差しが一定しているためだそうです。
品評会で初めて百点満点を獲られた園主小山元治三さんが
登場したビデオで拝見した部屋、その部屋でした。

最後に、抹茶になる茶臼が登場
一分間に55回転しているそうで、
手引きの臼 現在の石臼
国産の花崗岩で、一つの石を半分に切り、上下で使用
下は固定で、上だけ回り、木の軸は5年、石は30年
持つそうで、目立ては45度づつ、反時計回り。
 
なお抹茶になるのは一時間に40gしか挽けないそうで、
この工場には300台、本社工場で400台?(忘れました)
20℃の暗い部屋の中で、回っている姿は、圧巻ですよ。

お茶室も併設されており、外国の方にも利用されるそうで、
翆心庵』大徳寺管長さんが名付けられ、字も。
 躙り口から
茶室内のしつらえ
  
 
蹲踞も

最後に抹茶を自分で点て、抹茶団子もいただけます。
500円の買い物券付き、
勉強になり、十分に楽しんで頂けたでしょうか?。
おろそかにはできません、大事に使わなくては。