気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

幣を作って男結びをして名水点を

2016-07-10 15:38:17 | お稽古
昨日は朝から雨の中、自宅稽古になりました。
先日の出稽古にて、今年も懐紙を使って教えて頂いた
簡単『幣』の作り方と注連縄の結び『男結び』
忘れてはいけないうちにと思い、
お濃茶の内稽古には、今月は「名水点」をチョイス。
皆さん、どちらのお水(名水銘)を用意していただくか
とっても楽しみです。
と言ってもお稽古ですので、
釣瓶の中のお水は浄水器のお水ですが・・・
知識力と想像力を働かせ、美味しい名水
いただけたらいいですね。

雨がやや小止みになり、早めにお稽古においでになり、
いつもは自宅で召される着物をお持ちになりました。
私も準備途中でしたが、手早く済ませ、慌てて着物を。
七夕月の床のしつらえです。
    
軸は『清 流 無 間 断』(せいりゅう かんだん なし)
対句で次のように続いております。
 『碧 樹 不 曾 凋』(へきじゅ かつて しぼまず)
不断の努力を意味するとも言われており、
間断なき流水のように、何事にも継続が大切ですね。
 
香合は、蜑小舟香合(あまのおぶねこうごう)で
玄々斎五器の写しになり、
蓋に 雪能花月裳清見屋田子之浦
  (雪の花月も清見や田子の浦)と。
万葉集4360に
白波の八重折るがうへに 海人小舟はららに浮きて
また小倉百人一首93番、源実朝が詠んでおられます。
世の中は 常にもがもな 渚こぐ
       あまの小舟の 綱手かなしも

いつまでも平和であってほしいという気持ちが・・・
今の世界情勢に相通じますが・・・・・
 『清 流 無 間 断