気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

立春のお稽古は「福寿草香合」で

2017-02-05 19:18:55 | お稽古
朝からお稽古に伺いますと、雨にけむる大仏殿の鴟尾が
目に止まります。そして奈良女子大では警備員が立っており
漢字検定の立て看板が、帰りまでには終わってください。
この冷たい雨が止むとまた冬に逆戻りですね。

昨日の立春は、朝と昼と続けての自宅稽古日でした。
午前中は、筒茶碗で絞り茶巾のお点前、1年ぶりですので、
”忘れてしまったわー”という声で始まりました。

床の軸は、大津絵の寒念仏「福は内」
花は有楽と初嵐椿を活け、福寿草香合を
 
福寿草は、茶道大辞典では側金盞花・歳旦草・雪蓮・福神草と。
一般的には元日草、朔日草とも呼び、二月から咲きだすそうで
暦の上での新春を祝わせてくれますね。
花よりも名に近づくや福寿草』 
           千代女
水原秋櫻子が奈良を詠まれた句も良いですね。
青丹よし寧楽の墨する福寿草』         
 
午後は、まだ初めて間もない方々、
盆点前と、薄茶平点前になりました。
主菓子は、「満寿薯蕷」と
干菓子を桝に入れ、「黒豆納豆」、「金柑チップス」と
松竹座で頂いた「福豆」を
 
話の中で、初心者の方が多いので
今年は大炉を開けないつもりと言いますと、
もう立春ですものね”二月は逃げるといい、
そういえば、もうお雛様を出さなっくっては”と
寒いけどもう暦の上では、春ですから、
『椿餅』だけは早めに作らないといけません。