気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

ナナフシの脱皮で「茶の湯の数字のことば」を読まなくては

2017-06-17 11:15:03 | 書籍
先日散歩していると面白い光景に出合いました。
はじめ細いカマキリと思ってよく見ると『ナナフシ』です。
それも若草色、もっと灰色っぽかった印象なんですが、
(*注意ニホントビナナフシは緑色)
それに何か上の方に引っかかっている「ぬけがら」です。
『脱皮』中なのです。
 
多分なのですが「エダナナフシ」ではないでしょうか?
その後抜け殻をすごい勢いで食べ、木の枝に擬態します。
生まれたばかりのナナフシは2cmくらいしかないので、
このナナフシは10cmはあり成虫なのでしょう。
何度か繰り返した脱皮も最後になるのでしょうか?

『ナナフシ』は七節、竹節虫と書かれますが、実際に
体節を7つもっているわけではなく、たくさんという
意味で使われています。

茶の世界でも「七」のつく語は、・・
良い本を持っておりました。
見て覚える「茶の湯の数字のことば」茶道具と名数
              平成16年、淡交社

55頁からで、さわりを紹介します。
”人類が方位の「東西南北」に人の立つ「地」を入れて
 「五徳」とし、「天」を入れて「六極」といいますが、
 それに人の動く時間的中間を入れて「七」とし神秘的な
 宇宙数字にしたといわれております。・・・・
 「七」は聖なる数字といい・・・数えきれないほど・・・
 ・・・・・・
 意味は、ななたび、何度も・・・”

 玉椿七宝棚、七賢棗、七徳釜、七草文、七種の建水、
 七種の蓋置、七宝紋、七福茶器、・・・・・”
 後12の言葉が続いております。 

茶のお稽古も、一つ一つ殻を破り成長できるよう
精進あるのみですね。