気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

ツツジの「躑躅」は「てきちょく」と読む

2016-04-20 15:11:16 | 季節の花々
庭のツツジが咲きだしました。

今年は、紅い色が少なく、白いツツジに。
 

ツツジは漢字では「躑躅」と書きますが、
躑躅は「てきちょく」とも読まれ、
あがくという意味になります。
今の日本の状況に似ておりますが・・・

万葉集で、柿本人麻呂集(巻13-3309の一部)は
「つつじ花 にほえ 娘子 さくら花 栄え 娘子・・・」
美しい乙女を、ツツジと櫻に重ね合わせて
最高の褒め言葉で讃えており、
櫻、椿などと共に
繁栄と豊穣を祝う聖なる花とされております。

西行は
『 はひつたひ 折らでつつじを 手にぞとる 
          さかしき山の とり所には 』
花を折って飾るために手にするのではなく、
助けとして枝を手にし、急な山を登っていく

花だけでなく、枝も助けになるのですね。

この大災害を乗り越えるために、
出来る事から少しだけでも

ツツジ類は、3月のミツバツツジから始まり、
 3/16
4月アカヤシオ、
   4/6
5月にはヤマツツジ、ミヤマキリシマ、
オオムラサキ、クルメツツジと華やかな競演、
特に5月下旬から6月にかけ、九州の高山、
霧島から久住はミヤマキリシマで彩られますね。
(観光ができますように)
そして締めは6月のサツキへと。

被災地に『鳴子』が必要?

2016-04-19 17:56:46 | 季節の花々
鳴子百合が先週、芽を出したと思っていたら
茎が伸びてきており、
家を留守にして、帰ってみると、
なんと小さな蕾が垂れ下がりはじめ、今朝には
緑がかった白い花が数個ずつぶら下がって咲き出しました。
深夜に帰宅した影響が、いつまでも取れません。
眠くてまだぼーっとしており、頭も体も動きません。
生協さんへの注文書まで忘れていました。
急いで書きだしこれはなんとか間に合いましたが、
お花を替える時間がなく、
それでも檜扇だけは替えたいと思っていましたのに
お稽古が始まってしまいました。
昨日のままのお花で
今日のお稽古の方お許しください。
 
被災地に、火事場泥棒さんが現れているそうです。
昨年の水害でも、・・・悲しい事です。
『鳴子』を設置しても、余震でも鳴りますから駄目ですね。
そのため、警察も考えられ、
制服の警察官以外に、私服警察官も回って下さるとのこと、
余震がまだまだ続いておりますが、
”お巡りさん、がんばって巡回してください。”

「鳴子百合」の花言葉の一つに「元気を出して

今朝からお稽古、二人の予定が急用にて、お一人。
透木釜にて、運びで薄茶平点前のお稽古にいたしました。
”炉も今月でおしまいになります。はやいですね”
から始まり
今年の法華寺献茶式は官休庵さんでしたが、
危うく正客の座にと・・・・
今回はかろうじて次客でよかったのですが
正客になった時、どのようにしたらよろしいのでしょうか?
の質問が・・・・

そういえば私が初めて正客になった時は、お香合の事を
なぜか口はお薄器と・・・話が合いません。
お道具、お菓子、お茶も味あう事できず
不完全燃焼で帰ってきました。

 
主菓子は鶯餅に


お茶会に出席できる事に
お稽古ができることに、感謝です。

お稽古をできる有難さ

2016-04-18 18:07:27 | お稽古
この日曜日、姪の結婚式に出させていただきましたが、
またもや日本を襲った大災害が心に重くのしかかります。
さらに東京からの親戚は、春の嵐に襲われ、新幹線が
強風のため、運転休止、2時間半が7時間にもなり、
やっと披露宴終了30分前に到着されました。
あとあとまで、話のタネになる結婚式でしたが、
新郎新婦の明るい笑顔に助けられました。
”おめでとうございます”


日めくりが変わる時間帯に帰宅し、
ぼーっとした朝を迎え、
TVからは「とと姉ちゃん」が続けての放送です。
こんなところにも影響するほどの大災害、
今日は昼から自宅稽古なので、ゆっくりできません。
玄関先は昨日の嵐で、葉っぱが・・・
きれいに掃除をして、お二人を迎えなくては。

玄関のしつらえです。
花は咲きだしたアリストメリアで、
  

床は皐月人形
挿していた黒ロウバイの蕾が咲きだしました。
  

主菓子は『山吹金団』
そろそろヤマブキが咲きだしておりますね。
 
花山椒を散らすのを忘れております。

お稽古の中でやはり、熊本大地震の話になります。
熊本出身の方がおられ、切実な話をお聞きするにつれ、
何よりも身内の方々はご無事なことがなによりです。
でも平常の生活に戻るには、余震が収まらないことには。
まだまだ時間が・・・。
直接のお手伝いは叶いませんが、間接的なことからでも
 
私達は、お稽古ができる幸せをかみしめなくては。

興福寺中金堂再建の大屋根に

2016-04-17 00:41:16 | 散策
奈良、興福寺は現在、中金堂の再建がされておりますが、
6月には工事用の大屋根が除かれるそうで、
この屋根まで登り、見学できるのは今のうち

北円堂の横から入ります。
   
大屋根で覆われております。

説明してくださるのは、一階では
奈良文化財研究所主任研究員、
  馬場 基さん(日本古代史・木簡学・交通史)
”興福寺は、龍の住む土地にあり、
 伝説では、中金堂の下は竜宮で、南大門が出口といわれ、
 豊臣秀吉は、この出口を塞ぐ意味で、中金堂の前に
 中門を造営したそうです。
 その証拠は、発掘時に五色の瓦が出土しています”
こんな話から始まりました。
二〇〇〇年ごろに発掘調査されており、
714年ごろ建立なのですが、いままでに七回も建て替えれており
基壇は、山を削り(これだけの土を除くのは、大工事で、
藤原氏の凄さが)、上部50㎝は叛築で、高さ1.3mにされ
地震でかすかに動いた跡しかなく、非常に強かったそうです。
でも文化財保護法では、この基壇を保護しなければなりません。
30㎝の土の保護層で守られ、その上にコンクリートの基礎で。
 
一階の屋根付近まで登ります。

 
鬼瓦で、段ボールで作られた風鐸が、面白いですね。
 
二階の大屋根にまで登ってきました。

  
大屋根左右になにか作られております。

この説明をしてくださるのは、
興福寺執事 辻 明俊さん

中金堂は、再建ですが、元は消失しているので、新築扱い
つまり現在の建築基準法に則らなければなりません。
文化財って大変なのですね。
柱36本はアフリカ(カメルーン)で、カナダひばを使われており、
何年もかけ、値段が高くならないように買い集めたそうです。
なかなか、お話が面白くつい聞きほれてしまいます。
庇の柱にこんなにも塗がされております。
 
   
外を眺めますと

  
降りて、五重塔を眺めて、中金堂が完成すれば
南大門の再建・・・
伽藍が出来上がる日はいつになるのでしょう

良い2時間、本当にありがとうございました。

新幹線動かず、ディナーがキャンセルに

2016-04-16 00:26:34 | お稽古
昨晩の熊本地震で亡くなられた方、そして被災された方々には
お見舞い申し上げます。早く通常の生活に戻れますように。
私にも、影響がありました。
朝早く”新幹線が動かなくて、今日は伺えずごめんなさい
とのメール、九州の鹿児島にお住まいの方からです。
今晩、女三人での食事を予定しておりました。
久しぶりだったのですが、次回のお楽しみに。

御近所だった奥様なのですが、御主人の退職と同時に故郷、
鹿児島へのUターンと一緒にIターンされており、
今は、外国の方のホームステイ、農家並みに耕運機での畑仕事
色々とお楽しみのご様子で、話を伺いたかったのですが・・

災害?と言えば、9.11を思い出しました。
2000年の3月に、先ほどのご主人のニューヨーク赴任中に
一家で住まわれていたお宅に、私達一家5人でステイ。
対岸から夕焼けのマンハッタン島を眺めさせて頂いており、
その時クライスラービルにワールドトレイドセンタービル・・・
9.11で、このWTCビルが崩れ落ち、・・・・・悲しい出来事
今は、その地に一棟の新しいビルが、複雑です。

でもこの旅行では、良い思い出もあります。
アメリカの敷地の広い家に暖炉のある居間、
小さなシンクの台所?美味しかったベーグル
自宅の木を切ってのバーベキューなど、おもてなしに感謝。
エンパイアステートビル、自由の女神の頂上に上ったことや、
三大美術館、セントラルパークなどの観光
そういえば、ご長男さんにブロードウェイのミュージカルや
METのオペラをネットで簡単に取って頂き、鑑賞も出来ました。
これから、その後の海外音楽祭などのチケットを、
自分でネットで取るようになり、ありがとうございます。

今日の自宅稽古は、昼から3人様、立礼にて。

主菓子は、安納芋と白餡を黄緑色にし、上に花山椒を
『あまのはら ふりさけみれば 春日なる
           三笠の山に 出でし月かも』から
さあて、名前は『あまのはら』としましょうか?

オダマキやヒオウギが咲きだし、
  
花入れは、これらと黒ロウバイの蕾で。
 
春の昼下がり、終わって一安心すると
夕餉を作るのも億劫になります・・・
ディナーの予定で作らなくてよかったのに、ぁあゝ
昨晩はTVをが点けられていて、眠いですよ。

ストラスブールの一日いや半日

2016-04-15 00:19:54 | 旅行
2016.3、旅行記5)    ストラスブールのノートルダム大聖堂
4時間足らずのストラスブールでの滞在記ですが、 
お付き合いください。

日曜の朝10時半過ぎのストラスブールの駅前
予想通り、人は少なく有難いことですが、
多くのお店は、日曜ですもの閉まってます。

ランチができるお店はあるのでしょうか?
ネットで数軒リストアップしておりますが、
見つけることが出来るでしょうか、心配
旧市街(川に囲まれる)の入口の橋の前に地図があり、
世界遺産のストラスブールのノートルダム大聖堂へ。

駅前からLRT(市電)で、旧市街へも入れるのですが、
ドイツの市電と比べて、フランスらしいでしょう。
 フランクフルト市電
クーベルタン広場に、印刷の父クーベルタンの像が

露地の向こう側に、尖塔が見え、
大聖堂と思いきや、違いました。
 
丁度ミサが終わったところで、中へ
外観は石造りで古く見えますが、内部は現代的です。

道に迷ってしまい、人の流れについていくと
よかった、すごく高い尖塔が目の前に現れます。
ストラスブール大聖堂の裏側に着き、一安心。
砂岩で作られておりますが、全体的に赤っぽいです。
 
正面に回ると、ミサ中で中に入れなく
多くの観光客が待っておられ、さすが世界遺産ですね。
 
尖塔に登ることも考えましたが、
限られた時間では無理なので、あきらめました。
ここで待っていてもと、川岸へぶらぶらと
 
こんなところでストリートミュージシャンが
なかなかのフルートで、
音楽を聴きながらのんびりと時間が過ぎます。
 
アルザスの建物の土産物屋さんを抜け、大聖堂へ
 
もう扉は開けられており、ご挨拶に伺いました。
  
からくり時計の天文時計なんでしょうか?

ゆっくりはしておれません。
ランチのお店を探さねばと、地図と格闘しながら捜すも、
どこも一杯で、時間だけが過ぎてゆきます。
残り一時間になり、駅に戻らなければいけません。
小さな公園では、マーケットが開かれ、チーズや菓子が
 
復活祭(イースター)の飾りが、家々の窓に
ドイツとは少し違いますね。

良く知らないで駅方面へ歩いていると、川岸に出ました。
観光船が運河の閘門から上って来るのが見え、
前方の橋が、回リはじめます。90度になると、船は前進し
  
橋を通り抜けると橋は元通りに戻り、規制が解かれます。 
 
ここがラ・プティット・フランスという観光名所だそうで、
アルザス独特のコロンバージュという木組みの家々が、
さらに中洲の公園に入ると、前方に二重になった橋が現れ、
この橋はBARAGGE VAUBANと呼ばれており、上に上ると、
こんな素敵な景色が見られ、うっとりと。
  
しばし、ストラスブールの雰囲気を吸い込みます・・・
でも時間に追われ、ストラスブール中央駅へと急ぎます。
ぺコペコのお腹でしたが、気分は満足そのもの。
アルザス料理はお預けで、残念!トホトホホ

ドイツから隣町ストラスブールへの往復は

2016-04-14 00:42:30 | 旅行
                    ストラスブール駅
旅行記4)お付き合いください。

私たちの音楽海外旅行のスタイルは、最初にコンサートの
チケットをネットで取り、それから日程を詰めます。
(最近は音楽祭終了後、来年分の予約期間が早まっており大変)
飛行機とホテルを指定して、知り合いの旅行社に依頼、
一応最小限のトラブルに備えております。が・・・
海外での移動は、語学に堪能ではないので苦労します。
一都市だけでしたら、??カードが観光案内所やホテルなどで
買え、複数日の設定もあり、市内電車やバスだけでなく、
美術館などの施設割引もしてもらえ、便利に使ってきました。
チューリッヒ音楽祭で初めてスイス観光もしたくなり、
のんびりとアイガー北壁を眺めながらのステイを計画、
便利なツールを見つけました。スイスパスでした。
(バッゲージもスイス鉄道で目的地の駅まで送れて楽々)
この経験から、前回のベートーベン音楽祭はヂュッセルドルフ
からケルン、ボンへの移動そして、ライン観光もできる
ジャーマンレイルパスを使いましたが、
コストパフォーマンスは低く、
今回の旅はどうしようかと、思案?
ドイツ鉄道(DB)は、早期に予約すると安くなる事を知り、
ネットで、フランクフルトとバーデンバーデンの往復と
もう一か所、ハイデルベルクか、ストラスブール迷いましたが、
乗換の少ないアルザスの町ストラスブールに決めました。
結構、ネットと格闘しましたが、何とかプリントアウト

乗車時係員にはクレジットカード(身分証明)と伴に示すだけ
スマホの画面を示されている方もおられました。
難点はストラスブールの滞在時間4時間足らずなこと
でも夜はコンサート、早めに帰って正解でした。

日曜日の朝、朝食をいただき、9時にタクシーで駅へ

バーデンバーデン9:30・・・9:50アッペンヴァイアー(乗換)

乗換で、地下通路へ、不安案内に従い、上ります。
 
何もない駅でのんびりと待つこと15分、
黄色のかわいらしい気動車が 
 
アッペンヴァイアー 10:09・・・10:34ストラスブール
車内のデザインはフランスの雰囲気が漂っており、、
ライン川を渡れば、ここはフランス
 
ここどこ、みんな降りられます。
ストラスブールの駅、端っこに到着です。
所要時間は64分、12.8ユーロ、1500円ですか?
国境を越えたと考えれば、安いですね。
 
また地下道へおります。そこから駅の正面に

駅がガラスのドームで覆われており、
現代と近代の融合、フランス的ですね。
 
駅前が、広場になっており、端から駅を眺めますと
   

ストラスブール観光(次回にさせてください)

帰りは、TGVで所要時間はたったの27分で帰りつきます。
それも19.0ユーロ、安いですね。
これを逃すと、往きと同じ乗換で95分も
ストラスブール13:55・・・14:22バーデンバーデン

乗ります
 
あっという間にドイツに、
往きと同じ線路ですが、速度は246kmに達しておりました。

27分でバーデンバーデンに到着。

鉄道の旅も捨てたものではなく、
秋の焼き物旅行も、鉄道でも良いかもしれません。

玄関はカラー、床は皐月人形で貴人清次の点前で

2016-04-13 00:27:04 | お稽古
今年も玄関にカラーを活けております。
白色でらっぱ状の苞に包まれた黄色い棒状の花が見え、
「素敵な美しさ」という花言葉にぴったり。

でも、この春咲いてくれたのはこの一本だけです。
上手に育てるには、やや湿地に生息するため、
枯れた葉などをきれいに取り除き、
風通しをよくしなければいけない事を学びました。
5~6月、10月と二度咲きしますので、秋も楽しめますね。
  
別名は「海芋」(かいう)とも
海芋咲き 愛でる間もなく 虫の餌に
             山中 明石

昼からの自宅稽古、お二人が見えられます。

透木釜で、貴人清次薄茶と貴人点ての薄茶を
どちらもこのお点前が初めてです。お喜びの様子でひと安心。
その上、新鮮な質問が、
貴人点てというお点前はいつの時代にできたものなのですか?
・・・・私の宿題になりました。
 
花は、源氏車(椿)と黒ロウバイの新芽

主菓子は、鶯餅(手作り)

干菓子は、つくしと
     さくら豆(徳永製菓、広島県福山市)
 貴人さんには高杯に紙を敷き、お出ししました。

この二週間、出稽古、自宅稽古ともに
貴人のお稽古に熱が入っております。
社中の方々には、茶道稽古の楽しみを感じて下さいね。

奈良の八重桜を探して、見つけた枝垂桜

2016-04-12 00:57:59 | 散策
土曜日の夕方、用事で奈良市内へ出かけました。
急に予定の時間が伸び、小一時間ほど空き、
どうしましょう。
いにしへの 奈良の都の八重桜  
      けふ九重に 匂いぬるかな

           伊勢大輔(百人一首61番)
この歌は、興福寺東円堂(現在は跡)にあった桜だそうで、
知足院の裏山で、大正11年再発見され、1923年には
天然記念物に指定されております。
この『奈良の八重桜』はもう咲いているかもと、
これがとんでもない大間違いなのです。

一番遅く咲く桜で、黄金週間頃だそうです。
紅と白の混在したとても可憐な花テなのですが、実は
つぼみは赤く、小ぶりの花は咲き始めは白いのですが、
3日ほど開花した後、散る前には再び赤くなるからなのです。
日本の遺産より
東大寺塔頭「知足院」の裏山にあった樹は枯死してしまい、
同じ場所に、遺伝子を受け継いだ幼木が植えられております。
知足院の裏山まで結構急な坂道です。
案内板に幼樹ですから成樹をご覧になりたい方は、
東大寺東塔跡西、大仏殿西側入り口・西石垣、転害門へと
幼木 案内板

なお、この「奈良の八重桜」から取られた花酵母を用いて
日本酒が作られており、フルーティで
カクテル向きかもしれません。

ここまで来たのですから、
東大寺塔頭『知足院』へもご挨拶を
山門に向かう階段に染井吉野桜の花びらが
そして白壁の崩れた感じがなんとも
  
山門から

本堂には、文使い地蔵様がいらっしゃいます。

庫裡への階段

青竹の手すりが何とも良いですね。

だんだん暗くなってまいりました。
隣の正倉院の校倉が塀の間から眺められます。

突然正面に東大寺の大仏殿が目に。

大仏池の方向、西側に照明を当てられたかのように
で枝垂桜が、なかなか見れない景色を出会えました。
 クリックで拡大
急に鹿さん達がゾロゾロとこちらにやって来ます。

何か良い匂いがしたのでしょうか。
実は、お友達のおうちで、夕食を一緒に頂く予定のため、
車の中に、作りたての持ち寄り料理があるのです。
あわてて、車へと。
沈みゆく夕日に映える一本の桜、感謝あるのみです。

早くも大木平蔵作の皐月飾りを

2016-04-11 09:18:07 | しつらえ
土曜日は、旧暦の3月3日
自宅稽古日なのですが、誰もおいでではなく、
朝から樟脳などの買い物、昼からお雛様を終います。
お雛様の埃を払い、やっとこさ、一年間の眠りに、
樟脳を入れて”来年もよろしく御願いします”
代わりに、床には大木平蔵作の皐月飾りを、
少し早いのですが、5月末まで飾らせていただきます。
軸は「柳緑花紅
  やなぎはみどり、はなはくれない
  
昨年のブログで応神天皇さんでしたね。

皆様のお稽古を見ていただきましょう。

日曜稽古は、4人揃って二階で着物を着ておられ、
子供たちがそれぞれ家庭を持ち、主がいなくなった
二階で笑い声が・・・
お稽古に降りてこられました。
透木釜で、初炭、貴人清次薄茶・濃茶のお点前と続きます。
普段の生活から、かけ離れたお点前ですが、
楽しんでいただけます。
話が尽きません。でも、一時過ぎには
孫の演奏会へ行かなくてはいけません。
ご挨拶もそこそこに
大慌てで、着物を着替えて電車に飛び乗りました。
でも、一曲目(ドッペル)は始まっており、
客席へはシャットアウト!
ロビーで流れてくる音を聴くしかありません。
二曲目(カノン)を鑑賞できただけでも、
成長を見るにつけ、うれしいことですね。