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オンライン五色百人一首熱狂

2024-01-14 14:56:19 | 五色百人一首中学高校
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2024-01-14
この地域の小学校は、かなり五色百人一首を実践している。
対して中学校は、ほとんど五色百人一首を知らない。
存在も、やり方も知らない。

僕はこの地域に来て3年近く、少しは五色をやった。
というのも、前の学年は勝ち負けにこだわりすぎて、下位の生徒はやる気をなくしたからだ。
小学校で、色別に特訓しすぎたためだろう。
それで、後半ほとんど五色をやらなくなった。
荒れてなくてものすごく優秀なのに、五色が成り立たない初めての例だった。

今の2年生は小学校のとき、全く百人一首を経験しなかった。
小学校って、良い実践の連携はないのだなあ。
それが功を奏して、僕の五色に食いつき、熱狂した。
生徒の特徴で、下位になってもふてくされる子が、学年に誰もいない。
「あはは、またお前とかよ」とか笑ってる。
これは、初めてだ。

作文と同じく、最初に僕に習うとみんな五色を楽しむようになる。
こういう事をいうから僕は嫌がられる。

今年来た常勤の一人が前任校で経験があり、「百人一首大会楽しいからやろう」と言ってくれた。
だが、いい子ばかりのこの学校は、新しいことに挑戦しない。
「新しいことしたら、学年が荒れるんじゃないか」
と思っているらしい。めんどくさいと思う人もいる。
だから、ぎりぎり2週間前までやるかやらないかわからなかった。
でも、その常勤のお陰でやることになった。

非常勤の僕がいくら「五色百人一首は、クラスと学年を変える」と言っても、誰も聞かない。
そういうものらしい。実現はそのかたのおかげだ。
ただ、なぜか誰も企画書を出さなかった。
僕はおずおずと自信なさげに、これでどうでしょう、と言いながら授業で段取りした。

当日僕が読み手になり、廊下のPCの前でカルタを詠んだ。
使う札は、黄桃青の60首とした。
プロジェクターから見聴きする詠み声で、全クラスが札を取り合った。
勝ち負けで1回戦ごとに一人ずつ、チーム移動する。
1回戦はゆったりと。
2回戦は少し早く。
3を終えて、4回戦は、最高のスピードで。

全員が熱狂した。これ以上はないという出来だった。

中学校の企画は合唱を除いてほぼ体育会系だ。
五色百人一首が、クラスと学年を変える。
それが、大人に分かってもらえたらいい。
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