ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2019-48素敵な映画 、山懐に抱かれて

2019年05月26日 | 日記
酪農大家族のドキュメント映画

撮影は地元岩手テレビが作成し、なんと24年間に及ぶものだった。

吉塚公夫氏は千葉出身
東京農業大を出て田野畑村で山地酪農という理想の酪農をめざす。
理解者のあるよき伴侶をえ日々理想に向かい格闘している。

小学生の長男、長女を先頭に幼い子どもたちが全員で7人。
24年過ぎてそれぞれが自立していく様がみてとれる。

酪農を通して家族が成長していく感動的なヒューマンドラマだった。

入植してプレハブでの家でランプ生活が続く中、祖父の援助を受けて家を新築する。
自然と共に生きる家族。「大草原の家」を想起させる。
厳しい自然で生きる家族に難題が次々と立ちはだかる。

放牧をモットーにしている吉塚氏。
限りある乳量、20haの広さに応じた牛の数。
販売価格の調整。
1000mlの値段の安さの中で325円の設定。
それでもトラクターの油代が出せないと嘆く。
酪農の道のりは20年間で廃業が半数以上と厳しい現実。
100キロ離れた盛岡に田野畑牛乳を販売し続ける。
子どもたちは中学生で寄宿舎生活。
高校を出て北海道に2年間の酪農研修。
自立した子どもたちがそれぞれの酪農の姿を追い求め父とぶつかる。
牛の出産などや寒さの中でも放牧にこだわる父と休ませたい子の葛藤など。
全編、感動的なシーンの1時間45分だった。





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