ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2022-25 あの3,11を忘れない

2022年03月12日 | 日記
 今年はあの3,11が近づいてテレビをつけても
ウクライナへのロシア軍侵攻の現実を見せつけられ
気分が重苦しくなる。
さてあの3,11の日は今日より寒かった。夕方から夜は小雪。
あの時間帯、今年はプールで泳いでいた。
3700mを泳ぎ終わりダウンの最中。
2時46分の1分前に館内に放送が響き渡った。
「館内にいる皆さん、3,11で亡くなった方々へ追悼をしたいと思います。
皆さん、東側を向いて、(沿岸部の方向)ただ今から1分間黙祷をしたいと思います。
黙祷。・・・・」
誰もが静かに黙祷を始めた。

毎年繰り返されていたことだが、この場所であたったのは初めてだった。
ジャグジーに入りながら自然とあの3,11の話になった。
当時、被災地の釜石にいた方の話を聞いた。
地鳴りのような音が聞こえてきた、とか
ここのプールも高い天井が揺れたりしていて心配だったとか。
このプールにも被災され引っ越してきている方もおり、深入りせずに
11年前のあの時をそれぞれ思い出したものだった。

家に戻り、テレビでは追悼番組が放映されていた。
地元のテレビ局も丁寧に取り上げ、これからの課題も含めて力の入った内容になっている。
あの3,11で同僚を救えなかった苦しさを吐き出していらしゃる町役場の職員の方が
今も同僚だった先輩が先にハシゴを登って助かった夢を見るとくるしげに話す姿は
何年すぎても、11年の時間の長さでも消すことができないほどの痛みを感じたものだった。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする