論理と感情は比べられるものではないのですが、
日常のさまざまな場面では、
“論理派” と “感情派” が対立する場面があります。
人間は感情の生き物ではありますが、
理性を備えて感情を抑制することができるのもまた人間です。
だから、どちらが正しいとか正しくないの話はそもそも成り立たないのです。
にも関わらず、そのような場面が引き起こるのは
まさに価値観というか、各自のものさしが違うからなのですよね。
どんなに論理で正しいことを訴えても、
感情で話をしている人は正しいか正しくないかを話しているのではないので
引きさがりません。
そのうちに論理派は正しいことを受け入れない感情派を
攻撃していったりします。
すると感情派は益々感情的になり、論理的に正しいことであっても
受け入れにくくなりまいす。
このような状態を引き起こさないようにするためには、
論理派は、論理的にはこうだけど、
心情的にはこうだよね・・・と話すようにしたり、
感情派は、正しいとか間違っているという言葉ではなく、
自分はこっちが好きであっちは嫌い・・といった
感情の面だけを語ることです。
どんなに間違った方であっても好きなものは好きだし、
どれほど正しくても、嫌いなものは好きになれません。
言葉を変えれば、好きな方が正しいとは限りませんし、
嫌いな方が正しいこともあります。
なので、正しいか正しくないかのものさしと
好きか嫌いかのものさしを用意し、
今はどちらを計っているか確認した上で語り合えば
相手を批判したり攻撃したりすることは減るのではないかと思います。
これはハーマンモデルで言えば
論理(Aタイプ) と 感情(Cタイプ) のお話です。
あなたはどっちのタイプですか?