TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

TOTO Ⅳ~~聖なる剣

2004-09-19 23:55:18 | Weblog
今度は「聖なる剣」だそうです。やっぱりジャケット見たまんまかい。「TOTO Ⅳ」じゃインパクト弱いんかもしれんがこれじゃあねえ。ファーストの「宇宙の騎士」を引きずったんなら最初からそんなタイトルつけなきゃいいのに。

で、このアルバムはご存知1983年のグラミー賞/ALBUM OF THE YEARをとったTOTOの栄光のアルバムです。日本ではどうゆうわけか当時2,500~2,800円だったLPレコードを2,000円の破格値で売り出したこともあり、売れましたねえ。
今までプログレ、ハードロック路線を昇華し、いわばポップロック/AORにシフトし、現在のTOTOの姿に近くなったアルバムです。アルバム全体を見ればファーストの何でもありな感じに戻っていますが、さすがグラミー賞、個々の曲の完成度は素晴らしいものがあります。1曲目「ROSANNA」と最後の曲「AFRICA」は秀逸です。レコードに針を落とした瞬間から始まるJEFFのリズムソロ。これだけで今までと違うゾと思わせるのに充分です。ビートはシャッフルで、ホーンセクションも有りいの、途中からセッションが始まって、PAICHのJAZZっぽいピアノソロ、(PAICHはよくこの音階でソロを弾くけど、何ていう音階なんでしょう)LUKATHERのソロと延々とセッションが続いていってF.O.。まさにスーパープレーヤー集団の面目躍如といった感じです。TOTO=「ROSANNA」というレッテルはいやというほど聞きますが、一番TOTOの特徴が出ている曲であるのは間違いありません。(ちょっと前サッカーくじのtotoが始まったころ、スポーツニュースのtotoコーナーのバックにこの曲が流れていたのはご愛嬌でしょうか)
このセッション部分はSING LIKE TALKINGもコピーしていて、ビデオAMUSEMENT POCKET1996でも聴くことができます。ドラムはJEFFの弟子?沼澤尚、ピアノは塩谷哲にシンセが小野塚晃 他といった今となっては超豪華メンバーのセッションですからこちらも必聴です。

話がそれましたが「ROSANNA」のPVではすでにベースがDAVID HUNGATEではなくMIKE PORCAROに代わっていました。ホントにレコーディング終了直後だったんですね、HUNGATEが脱けたのは。元々MIKEを入れるつもりがまだ自信がないということで、一時的なつなぎとしてHUNGATEが入っていたともいわれていますが、この時点でTOTOはいわばPORCARO BROTHERSなバンドになったわけです。

また長くなってきたので次回に続きます...。
コメント
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