TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

PSP LIVE

2010-03-24 23:18:36 | TOTO&FUSION
最近気に入っているのが…PSPの「LIVE」。
PSPとはスムースジャズ・フュージョン系キーボーディストのPHILIPPE SAISSE、ご存じ「元」TOTOのSIMON PHILLIPS、そしてフレットレスベースの匠PINO PALLADINOのユニットであります。
なんとな~くなんですけど難解な音楽やってそうだな~という先入観があったんだけど、これ聴いてみるとなかなか独特な味のあるフュージョンミュージックを演ってくれているんです。

特に気に入っているのが2曲目「WHAT'S WRONG WITH YOU」から3曲目「MONDAY AFTERNOON」への流れ、そして日本盤ボーナストラックの「INDIAN SUMMER」。
「WHAT'S~」はPINO PALLADINOの曲。RHODESの奏でるリフがなんとも印象的。続くPHILIPPEの曲、「MONDAY~」もやはりRHODESサウンドをいじったようなシンセの音がなんとも言えない雰囲気。そこに絶妙に絡むのがPINOのフレットレスサウンド。PINOというと最近ではTHE WHOのサポートが有名ですが、小生的にはなんと言ってもDON HENLEYの「SUNSET GRILL」。あの味わい深いフレットレスサウンドは無二の存在です。SIMONの流れるようなドラミングと相まって、この2曲には今まで体験したことのないような浮遊感があるんです。
そして「INDIAN~」はSIMONの曲。SIMONのソロアルバム「SYMBIOSIS」収録のナンバーで、原曲はホーンセクションバリバリ。でもこのライブではもちろんメロはキーボードだけなんで、音が薄くなってそうに思いきや、いろんなシンセサウンドとの組合せがなんとも素晴らしく、むしろこのライブの方が原曲以上にカッコイイんですわ。新しい発見です。ちなみに「WHAT'S~」はPINOの曲だけど、これって何のアルバムに収録されているんだろうか…?

おまけにもう一言、このアルバムの音、最高です。特にSIMONのドラミングの音はまるで真横で叩いているような。トップやチャイナシンバルを叩く音の強弱、オクタバンの深い響きといい生々しく再現されています。これがBILLBOARD LIVE TOKYOでレコーディングされたってんですから凄いですね…。ちなみに録音はGOH HOTODAだそうで。さすがです。

ついこないだも来日してましたけど…これを来日前に聴いていたらライブにも行っていただろうな…。これからもこのユニットはパーマネントに活動していくのだろうか…。なんでもスタジオレコーディングも行っているということのようだし、今後も期待したいPSPです。

YOUTUBEにプロモーション動画がアップされてますので、そちらに勝手リンク。結構たくさんありますね。

PSP LIVE
PHILIPPE SAISSE(keys)SIMON PHILLIPS(ds)PINO PALLADINO(b)
コメント
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