TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

300系

2012-03-07 23:24:37 | Weblog
再び鉄な話題。
もう10日後に迫っているJRのダイヤ改正、今回消える車両の一つに新幹線の300系があります。
実は小生、他の車両、列車はいざ知らず、こと300系新幹線については、これといった感慨はありませぬ。要はあまり好きな車両ではなかった…てかむしろ嫌いだったと言ってもいい。
そりゃ初めて乗ったときは、そのスピード感…いやいや200km/h超えてりゃ、感覚的には今までとそんな変わった印象もなかったけど、そのジェット機のような音が凄かったね。それに路盤の起伏までも感じられる、猛スピードで地を這うような感覚もあった。そんな意味での面白味はあったんだけど、いかんせん乗り心地が悪い。なんといっても結局300系はとにかく速くなった、という功はあったけれど、旅の楽しみが薄められてしまったという罪も併せ持った車両だった。
新幹線0系の座席は論外としても、300系の前の車両、100系の座席は最高だった。実際には最近の車両の座席の方が質はいいのかも知れないけど、それまでが0系だったから余計にそう思えるのかもしれない。だけど300系は…軽量化のためなんでしょうね、座席は見るからに安普請、背もたれも座布団も薄っぺらで軽々しいこと。バブル崩壊後の味気ない徹底した効率主義的な思想も見え隠れする。
100系は食堂車がついていた車両もありつつ、食堂車がない編成でも、カフェテリア、いわばお惣菜専門のコンビニみたいなのがあった。わざわざその車両を訪れ、弁当とかつまみとかビールとかね、ゆっくりと選ぶ楽しみもあったけど、300系以降はワゴンサービスのみ。当然にして積める品数にも限界があって、いいとこ弁当にサンドイッチ、あとは袋入りの珍味くらいしかないし、とにかくワゴンを足止めてゆっくり品定めしているわけにもいかない。おおよそ自分の欲しいものを予め想定してからワゴンを止めなければならないのだ。もちろんそれが実際にあるかどうかはわからない。そんな実態を思えばカフェテリアがどれだけ便利で楽しかったことか。こないだは結局駅弁にはありつけなかったけど、カフェテリアだったら遅い時間であっても、種類少なくなってたとしても弁当くらいはいくつかあったしね。文字通り新幹線の旅を味気なくした張本人が300系だったわけであります。
全然関係ないけど、昔0系のビュッフェで食った作り立てのうなぎ弁当…うなぎは小っさかったけど、あれはあれで美味かったな~。そんな思い出も過去のもの。
ちなみにこの改正から、「こだま」でのワゴンサービスもなくなるそうです…。
なんて思ってたら、似たようなこと考えてる人も多いようですね。

写真はその昔会社の寮の窓から撮影したデビュー直後の300系。
コメント
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