TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

DRAMATIC / CASIOPEA

2012-03-12 23:04:01 | J-FUSION
こないだのCHOPPERS REVOLUTION、そしてTRIXのライブの前になんか関連するCD聴きたいな~と思ってふと思いついてiPodに入れたのが、CASIOPEAの「DRAMATIC」。
言わずと知れた熊谷徳明が衝撃の?CASIOPEAデビューしたアルバムなのです。

相当昔にここで書きましたが、初めてこのアルバムの曲を聴いたのが、当時のテレビ番組、「夢がMORIMORI」。この番組とCASIOPEAは何かと縁があったようで、ゲストとして出演、そしてこのアルバム2曲目収録の「FLY TO THE SUN」を演奏していたのです。
今でも覚えてます。この曲を聴いた時のときめき。あぁ、CASIOPEAが以前のようなCASIOPEAに戻ったんだ、という感動。正直日山氏のドラミングは、どうもジャズドラマーが無理してフュージョンやってる感があって、CASIOPEA特有のアグレッシヴさと温度差があったように思う。CASIOPEAなんだけどCASIOPEAから一歩退いたような感じ。ところがこの新ドラマー…やるじゃないの。特にこの「FLY TO THE SUN」のアグレッシヴさは日山氏には絶対に無かったものだと思うし、曲自体も今までのCASIOPEAには無かったような雰囲気。更には神保さんにも引けを取らない見事な千手観音ドラミング、待ってました!ってなもんでしたね。とにかくこの1曲は新生CASIOPEAを語るにもってこいの名曲でした。
もちろんそれだけじゃなくって、3曲目「THE TORNADO」もタイトルそのままの独特のウネリ感がまた素晴らしい。そして4曲目の「SHADOW OF MIDNIGHT」のスリリングでミステリアスな雰囲気といい、5曲目「LIFE GOES ON」のアコースティックでジャズジャズしたサウンドにしびれ、これぞCASIOPEAサウンドという「VOICE FROM OTHERS」にニヤケつつ…てな感じでとにかく内容が濃いんですよね。捨て曲がないというか。とどめは熊ちゃん作曲の「SHOCKING FUNCTION」。TRIXの原点でもありながら、デビューでいきなりCASIOPEAらしさを爆発させてしまった名曲。改めて今聴くとこれTRIXなのかCASIOPEAなのかよくわからんようになりますな。
もうこのアルバムも20年近く前になるのか…。だけどちっとも古く思わないし、何回聴いても新鮮だね。てかその当時のようなサウンドと変わらないモノを求めるのがフュージョンファンたる所以なんだろうか。改めて聴いてしまうと再び熊谷時代のCASIOPEAに脳内回帰してしまいそうな今日この頃なのです。

DRAMATIC / CASIOPEA
ISSEI NORO(g)MINORU MUKAIYA(keys)YOSHIHIRO NARUSE(b)NORIAKI KUMAGAI(ds)KIYOHIKO SENBA(perc)
コメント
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