ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.7.30 美術館でまったりと・・・「大人のお子様ランチ」

2011-07-30 21:21:04 | 
 昨日は早めに休んだので5時前には目覚めてしまい、部屋にある露天風呂の傍のサンデッキで朝から2時間ほど読書。本を読み終わっても3人はまだ寝ていたので、一人で大浴場まで朝風呂に出かけた。誰もいない浴場で、貸切状態で3つのお風呂を楽しんでから部屋に戻ると、夫も義母ももう起きていたので、ひたすら寝坊助の息子を起こして、ゆるゆると朝食へ向かった。

 義母が、履いてきた靴が脱げそうだ、ということで、ホテル近くの百貨店で履きやすそうな靴を買い、いったん部屋に戻ってからタクシーで県立美術館に移動した。
 旅行中お天気は悪いという予報だったが、幸いにもそれほど暑くなく、雨でもなく、まずまずのお天気に恵まれた。この美術館は、去年の7月に夫と初めて訪れたところだ。ミレーの「種まく人」や、「落ち穂拾い」で有名だ。夏休みの土曜日ということで、そこそこの人が入っている。けれど、都内の美術館のような混雑とは無縁で、本当にゆったりまったりのんびりと絵を楽しむことが出来た。息子は、土曜日に限り高校生まで無料ということで、特設展まで観せて頂くことが出来た。

 ミュージアム・ショップで買い物後、昨年もお茶したカフェでランチ。息子のリクエストで私は「大人のお子様ランチ」を食べる羽目になる。小学生以下限定の「お子様ランチ」と全く同じメニューにサラダとスープブッフェ、お茶がついたもの。つまり大人の・・・というのはプラスアルファ部分だけで、メインメニュー自体は全くのお子様ランチ。チキンライスに国旗が立ち、鶏の唐揚げにタコウインナ、ポテトフライにハンバーグ、プリン、うさぎりんごと、すっかり小学生になった気分だ。隣のテーブルで同じお子様ランチを食べていた女の子に笑われてしまった。いったい何十年ぶりで食べただろう。子どもの頃はどうしてこんなにお子様ランチが愛おしかったのだろう。もちろん、息子がついこの前まで食べていたものだが、本当にいざ、大人になって食べるとなると、それほど食欲をそそられるものでもない。結局息子に引き取ってもらう。

 美術館界隈は芸術の森という大きな公園になっており、文学館も隣接している。広々とした緑の芝生に点々とオブジェが建ち、開放感に溢れてとても気持ち良い。
 庭を散策後、再びタクシーでホテルまで戻った。

 夫はさっさと部屋の露天風呂に入る。その後、皆でほっと一息お茶を飲み始めると、予報通り大粒の雨が降り出した。稲光の直後に雷が鳴り響き、かなり近くで雷が落ちたのがわかる。凄い土砂降りになり、テレビを見ると大雨洪水警報まで出ていた。本当に危機一髪、滑り込みセーフで濡れずに帰ってこられて良かったね、と皆で言い合う。

 ロビーに降りて、雨宿りの人たちを横目に読書をし、雨が小止みになったところで百貨店をぶらつき、夕食をとった。昨日は和食懐石、今日はフレンチ。1泊旅行だと行きと帰り、2日連続の移動日でせわしないが、2泊できればすっかりのんびりと贅沢をした気分。

 そうはいっても明日は早くも帰る日だ。
 今日もこれからしっかりお風呂を楽しんで、お肌ツルツルピカピカ(!)になって帰京する予定だ。相変わらず大浴場の入浴禁忌には「悪性疾病」等と記載されていたが、気にしない、気にしない、である。



コメント (3)
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