2月4日、世界がんデーにフォトブック『自分らしく、を生きていく。-がんとともに生きる206人の笑顔と想い-』が刊行された。帯には「二人に一人が、がんになる時代。この本に関係のない人は、いない。」とある。
がんになっても笑顔で暮らせる社会を目指す「LAVENDER RING」が撮影イベント「MAKEUP & PHOTOS WITH SMILES」で制作した、206人のがんサバイバーのポスターとインタビューを収録したもの。2017年から継続する同イベント運営メンバーやがん有識者のインタビューを加えた、LAVENDER RINGの3年間の軌跡となるフォトブックだ。
このイベントに私が参加させて頂いたのは2年半前、2018年の夏のこと。当時、インタビューが動画で視られるだけでも凄いな、と思っていたのに、まさかこんな素敵な書籍になってプレゼントして頂けるとは思っていなかったので、とても嬉しい(デジタルな世の中ではあるが、やはり私はアナログな本がいまだとても好きである。)。
こうしたイベントに参加させて頂いたことも忘れかけていた昨年7月、書籍化の企画があり、ついては掲載承諾を、というメールがあった。続いて11月に最終原稿確認のメールが。
「写真と一緒に掲載されているテキストはインタビュー動画からプロのコピーライターと編集者が抜粋、編集して掲載しており、時間も経過してお気持ちが変わられた場合も、当時のインタビュー動画のQRコードをリンクさせるため、原則このままの掲載でご了承ください」とのことだった。ああ、あの拙いインタビューの受け答えがこんな素敵な文章になるんだ、さすがプロの仕事だなと思ったことを記憶している。
ラベンダーカラーは私の大好きな色。がんには国際的に定められたシンボルカラーがある。ピンクリボンが有名なようにピンクは乳がんを、ゴールドは小児がんを示すという。そしてラベンダーは全てのがん種を示すシンボルカラーなのである。ここにもまた言い得ぬ因縁を感じなくもないが・・・。
そして「LAVENDER RING」という名前には、がんになっても笑顔で暮らせる社会を目指す想いが、がんサバイバーの方だけでなく、家族・医療関係者・友人・同僚を超えて、輪のように広がっていくように、という願いが込められているという。
当時のメーキャップをしたがんサバイバーを撮影するイベント「MAKEUP & PHOTOS WITH SMILES」に参加したことについてはブログの記事(2018.8.12 CNJフォーラムとラベンダーリングプロジェクト参加)にもしている。
がんサバイバーをその人らしくメイクし、いきいきとした姿を写真に収めて改めて発信できるようにする活動で、LAVENDER RINGの第一歩としてスタートしたイベントだという。資生堂さんのビューティーコンサルタントがメーキャップ・ヘアメイクを施し、フォトグラファー・金澤正人氏(資生堂クリエイティブ本部)が撮影してくださった。がんサバイバー自身が「大切にしていること」を記入し、「世界で一枚だけのポスター」にしてその場でプレゼントして頂いた。
その後、全国各地でこのポスターを一堂に集めた展示会も続いている。一度大阪でも開催されたので、息子に連絡したが、息子からは「探したけど、お母さんのポスターは貼られていなかったよ。」と連絡があった。さすがに撮影後1か月も経過していなかったので、展示が間に合わなかったようだ。その時頂いたポスターは今、額に入れて自宅に飾ってある。
思い切って参加させて頂いてよかった、と思う。こんな形で思いもよらずまた素敵なギフトがやってきた。
乳がん初発から丸16年、再発から13年。決して平坦な道ではなかったし、今の治療も楽なものではないけれど、今、私はこうして生き永らえている。生きていればこそ、のギフトである。
書籍の収益の一部はNPO法人キャンサーネットジャパンに寄付され、今後の活動等に使用されるという。
もし書店等で見つけ、手に取ってくださることがありましたら、どうぞご覧ください。
記録のために。昨日、今月第1回目のお花が届いた。クリーム、ピンク、オレンジ、ラベンダー色のスイートピーが合わせて7本、紫のお星さまのようなリューココリーネが2本、蕾を幾つか付けたキンセンカとレザーファンが1本ずつ。花言葉はそれぞれ「ほのかな喜び」、「暖かい心」、「忍ぶ恋」、「魅惑的」だそうだ。
花瓶の中はすっかり春。そして本当に良い香りに癒されている。
がんになっても笑顔で暮らせる社会を目指す「LAVENDER RING」が撮影イベント「MAKEUP & PHOTOS WITH SMILES」で制作した、206人のがんサバイバーのポスターとインタビューを収録したもの。2017年から継続する同イベント運営メンバーやがん有識者のインタビューを加えた、LAVENDER RINGの3年間の軌跡となるフォトブックだ。
このイベントに私が参加させて頂いたのは2年半前、2018年の夏のこと。当時、インタビューが動画で視られるだけでも凄いな、と思っていたのに、まさかこんな素敵な書籍になってプレゼントして頂けるとは思っていなかったので、とても嬉しい(デジタルな世の中ではあるが、やはり私はアナログな本がいまだとても好きである。)。
こうしたイベントに参加させて頂いたことも忘れかけていた昨年7月、書籍化の企画があり、ついては掲載承諾を、というメールがあった。続いて11月に最終原稿確認のメールが。
「写真と一緒に掲載されているテキストはインタビュー動画からプロのコピーライターと編集者が抜粋、編集して掲載しており、時間も経過してお気持ちが変わられた場合も、当時のインタビュー動画のQRコードをリンクさせるため、原則このままの掲載でご了承ください」とのことだった。ああ、あの拙いインタビューの受け答えがこんな素敵な文章になるんだ、さすがプロの仕事だなと思ったことを記憶している。
ラベンダーカラーは私の大好きな色。がんには国際的に定められたシンボルカラーがある。ピンクリボンが有名なようにピンクは乳がんを、ゴールドは小児がんを示すという。そしてラベンダーは全てのがん種を示すシンボルカラーなのである。ここにもまた言い得ぬ因縁を感じなくもないが・・・。
そして「LAVENDER RING」という名前には、がんになっても笑顔で暮らせる社会を目指す想いが、がんサバイバーの方だけでなく、家族・医療関係者・友人・同僚を超えて、輪のように広がっていくように、という願いが込められているという。
当時のメーキャップをしたがんサバイバーを撮影するイベント「MAKEUP & PHOTOS WITH SMILES」に参加したことについてはブログの記事(2018.8.12 CNJフォーラムとラベンダーリングプロジェクト参加)にもしている。
がんサバイバーをその人らしくメイクし、いきいきとした姿を写真に収めて改めて発信できるようにする活動で、LAVENDER RINGの第一歩としてスタートしたイベントだという。資生堂さんのビューティーコンサルタントがメーキャップ・ヘアメイクを施し、フォトグラファー・金澤正人氏(資生堂クリエイティブ本部)が撮影してくださった。がんサバイバー自身が「大切にしていること」を記入し、「世界で一枚だけのポスター」にしてその場でプレゼントして頂いた。
その後、全国各地でこのポスターを一堂に集めた展示会も続いている。一度大阪でも開催されたので、息子に連絡したが、息子からは「探したけど、お母さんのポスターは貼られていなかったよ。」と連絡があった。さすがに撮影後1か月も経過していなかったので、展示が間に合わなかったようだ。その時頂いたポスターは今、額に入れて自宅に飾ってある。
思い切って参加させて頂いてよかった、と思う。こんな形で思いもよらずまた素敵なギフトがやってきた。
乳がん初発から丸16年、再発から13年。決して平坦な道ではなかったし、今の治療も楽なものではないけれど、今、私はこうして生き永らえている。生きていればこそ、のギフトである。
書籍の収益の一部はNPO法人キャンサーネットジャパンに寄付され、今後の活動等に使用されるという。
もし書店等で見つけ、手に取ってくださることがありましたら、どうぞご覧ください。
記録のために。昨日、今月第1回目のお花が届いた。クリーム、ピンク、オレンジ、ラベンダー色のスイートピーが合わせて7本、紫のお星さまのようなリューココリーネが2本、蕾を幾つか付けたキンセンカとレザーファンが1本ずつ。花言葉はそれぞれ「ほのかな喜び」、「暖かい心」、「忍ぶ恋」、「魅惑的」だそうだ。
花瓶の中はすっかり春。そして本当に良い香りに癒されている。