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冬季 豪雪の能郷白山に立つ!(前編)

2015-02-06 07:25:01 | お山歩き
一昨日の山行きは今年で4年目となる毎年恒例の冬季能郷白山へアタック!

今年はいつ行くか機会をうかがっていたが思い立ったのが月曜日、雪山の相棒ぼんさんに急遽メールを入れた。
今季の雪具合と当日の天気の情報を聞き、相談、何度かのメールのやり取りの末決定。
ぼんさんにはあまりに急な展開だったとは思うが休みを合わせてもらった(ホント申し訳ない)。
その天気予報は晴れ、風が少々あることも出ていたが心配するほどではない。
ただ山頂の気温が昼間でも-7度となっていて寒さが予想された。

そして当日は午前2時半起床でぼんさんを迎えに行き、現地、根尾の能郷クルマデポポイント(林道の除雪終了地点)に5時20分頃着。
現地の気温は-2度。
数時間ぬくぬくした車内にいた私はその寒さに外に出るのがイヤになってしまったが、そうも言ってられないので外に出てウェア着込んで5時半過ぎ出発。


(左)出発地点でのぼんさん、ザックと共に何故脚立を背負っているのかは後ほど。
(中)5時半過ぎでは当然ながら真っ暗闇なのでヘッドランプをつけてその明かりを頼りに林道を歩く。一人では怖くて歩けない(笑)
(右)雪が少なかった昨年はクルマでここまで来れた林道ゲートを6時13分通過。
この通り雪量は多い、しかし締まっているので沈んで足をとられることなく快適に歩けた。
ここからの林道歩きがまた長い・・・。


(左)いつもの撮影ポイントで。 
(右)日が出て明るくなってきてその雪の多さを確認。
見覚えの地点でも雪が多すぎて地形が違って見えるほど。


(左)雪が多すぎてなんの写真か全くわからんが漸く登山口着。
本来ならばここに登山口の道標や看板があるのだが全くどこにあるかわからん。
積雪量は間違いなく過去最高。
(右)ぼんさんが担いで来てくれた脚立がここでご覧のように役立つ!
というのも、この登山口横にはまず沢渡りがあるのだが、積雪量があり過ぎてこの脚立がなければその沢に下りられないのである。
そこを渡らずしては登山どころではない!

 どれくらいの積雪量があるのか分かりやすい写真がこちら。 改めて見ても高い!これは脚立ないと絶対無理!

ところでこの時7時30分、過去来た時は超早足で歩いて1時間半ほどで着いた時もあったが、今回は2時間弱かかってしまった。
これは予想外、この先すぐに出てくる急登と積雪量の多さを考えると今後のスケジュールに遅れが出てくる可能性が出てきた。


(左)対岸に渡り終えてからの写真。
こう見ると全然大したことないようにしか見えないが、脚立で下りたら当然対岸も脚立でなければ上れません。
脚立必須!

そして、第一の難関を越せば、第二の難関がすぐにやってくる。
それが先にも書いた急登。
急な上に雪が深く沈み込みがひどくて上りにくいことが予想された。

(右)しかしそんな予想とは裏腹に雪は固く締まっており、スノーシューのフレームがガッチリ雪面に食い込みつつ沈み込みが少なくて未だかつてなくサクサク上がれた(でも急登に変わりはないのでそれなりにシンドイ)。
ここではアックスを出すほどではなかったがBDのカーボンウィペットがとても役に立った。
持っててよかった一品。
写真がちょうどその様子、ピックを雪面に刺して体持ち上げてます。


(左)先を行くぼんさんの足元を見ても沈み込んでいないのが分かる。
(右)沈み込み少なくサクサク上れるので、私達はニンマリ。
なぜなら、先程までの遅れをここでちょうど挽回できるから。


サクサクザクザク歩いて一気に第一休憩ポイント着。
ここも今までの中で一番積雪量があり、地形が変わって見えた。
というのも本来の地形よりも凹凸がかなり少なく感じた。


バフバフ新雪を踏み青空に向かって突進していく私。
アドレナリン出まくりである。
もう最高に気持ちよい!

いつもならぼんさんがマシンの如く先頭を引いてくれるが、この日は出発前に飲んだ栄養ドリンクが効き過ぎて腹具合が悪くなり私が先頭を引くことが多かった。
いつも迷惑かけてる分やれる時はやらんとね。


それにしても景色が素晴らしい!

さてここでこの日のレイヤリング等をメモ。
上半身:フラッドラッシュスキンメッシュノースリーブ → アザージップトップ → ファングジャケット
下半身:ガンマSKパンツ(アンダータイツは無し)
頭:ファナティックプリントキャップ
手:フラッドラッシュパワーメッシュインナーグローブ → パワードライワッフル
足:トレッキングヘヴィクルー
靴:モンブラン
スノーシュー:ライトニングアクシス25インチ
ウェア関係では好天の予報だったので寒さの心配もあったが汗抜け性を重視して上下ソフトシェルをチョイス。
その上下のソフトシェルは耐風性がかなり高いので信用できる。
一応クルマには現地で空を見て決めるつもりでハードシェルも持っていった。
ゲイターは好みで不使用。
また、モンブランを履き始めた時に踵に生じた靴擦れは靴下を厚手の物に替えて以来発生しなくなった。
ちょっとした変更で差が出るものだ。
ポールは1本ノーマルポールで、1本がカーボンウィペット。

ザックの中身もメモ
コッヘル・バーナー&ガス・風防・ガスカートリッジ台・カップラーメン・水(プラティパスのソフトボトルに500ml)・サーモス山専ボトル(ホットピーチティー)・携帯座布団(薄手)
アックス・クランポン
スペア長袖アンダーウェア・スペアインナーグローブ・BDグリセード・アトムSVフーディ
バターロールパン5個・おにぎり2個・アーモンドチョコ・飴・アミノバイタルプロ・餅
エマージェンシーキット各種


(左)歩いてきた谷が遥か下に見える。
(右)周りの山の稜線が近づいてきた。


(左)ザックを下ろして一息入れる。
腹も減ったのでパンを補給。
(右)青い空に向かって!


歩いてる時は「楽しい♪」って記憶しかない!
ところで、クルマ止めのゲートを最後に人が入った形跡は全くなかった。
雪が消しているということもありえるが、この積雪量では沢渡りも含めて人を寄せ付けないと思う。


ズンズン進む。
傷みかけたスノーシューにとどめをさしてしまうだろうという心配はあったが、こういう行程をこなせばそれも仕方ないと割り切れる。
ただし山行き中にそうなってもらっては困るけど。


最高!


雪面はいろんな表情を見せる。
固くしまった雪面もあれば、フカフカの新雪もある。
しかしスノーシューは抜群の威力を発揮、歩行に不安はない。


青と白の世界!


この高度感!


いよいよ前山が間近か。


端を歩くべからず。


前山に出たぞ!
能郷白山本体も見えた!
雲なく晴れ渡りこれ以上無い抜群のコンディション!
行くぞ!

つづく。
コメント (6)
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