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今年も野伏ヶ岳でテント泊 (後編)

2015-02-28 00:11:56 | お山歩き
晩飯を早々に食ってすることなくなって6時前には寝てしまったが、8時過ぎに目が覚めた。
起きて外を覗いてみる。
するとぼんやりと明るく、月が出ているのがわかった。

そして写真を撮る。


月夜に浮かぶ雪山とテント。
カッコええ。
画になるな。


角度的な問題で全部が入りきらなかったがオリオン座。


こちらは北斗七星。

以前からこういう写真を撮ってみたいと思っていた。
なので一眼、ミニ三脚、そしてLEDランタン(オービット)を持って来ていたのだ。
持ってきた甲斐があった。
満足だ。

そう、私はこの写真が撮れて今回の山行きに満足してしまった。
これが今回の山行きで一番の収穫。

気温は-3~4度、昨年のことを思えば寒さも厳しくなく写真を撮るには良いコンディション。
その景色に感嘆しながら小一時間も周囲をグルグルとアングル変えつつ写真を撮ってた。
実にイイものを見せてもらった。
そして雲ない星空を眺めながら「このぶんだと明日の朝も快晴は間違いない、山頂行きも期待が出来る」と思って再びシュラフに潜り込み朝まで寝た。

途中、腰が痛くなるなど何度か目が覚めたが概ねよく眠れて夜明け前、朝焼けの写真を撮るべく起き出してテントの外を覗く。
「あれ?雲が?」
太陽が出てくるのを待ちながら朝飯の準備をし、撮ったのがこちらの写真。


残念ながらこの一枚で終わってしまった。
以降これ以上空が赤く染まることもなく雲がどんどん厚くなり、本来なら陽が高くなり明るくなる筈なのに暗くなっていきました(涙)

夜明けの写真を撮るのは諦め、さあ山に登ろう。
しかしどんより暗い天気のせいで気分が盛り上がらん...
でも行かないわけにはいかんので昨日と同じくアタックザックに必要なものを入れ、北東の尾根に取り付く。

昨日に引き続き気温は高めのように感じるがそれでも氷点下、雪面は凍りスノーシューのフレームがガシガシ食い込み歩きやすい。
しかしやはり天気悪く気分が盛り上がらない。
上がっていくにつれ風は強くなり、暗く斜度のキツイ斜面が出てくる。
「行くのヤメようかな」などと思ったり。


下にテントを張った牧場跡を見る。
結構な斜度でしょ。

あんまり気がすすまなかったが山頂着。

(左)高度感ある。
(中)GPSの記録
(右)切れた雪面の向こう遠くに幕営地が見える。


白山方面。
どんよりして雪山と空の区別がつきにくい。
天気が良くてテンションが高ければ尾根続きの薙刀山へ行くつもりをしていたが最早そんな気はなかった。


目視ではもう少し見えたが北アルプス方面。


乗鞍


御岳

暗くどんよりした山頂に長居しても楽しくないので、すぐに下山開始。

(左)こんなロートルGPSだが、持って行って良かった。
というのも斜面を何気なく下りてたら、違う尾根へ行こうとしていたことがあったから。
トレースが残らないほどに雪面が固く道を見失いがちだった、危ない危ない。
(中)尾根取り付き付近まで下りた時に見つけた獣の足跡。
パウダーバスケットよりも大きい足跡の獣って??
(右)そのすぐ脇にあった同じタイプの小さい足跡。
親子??

下山後、ちょっと休憩し撤収。
そしてパッキングが完了する頃青空が出てきた。

右の尾根を伝って山頂まで行ったのだ。


記念撮影。
それにしても天気が惜しい、この青空が上っている時に出てくれればと思わずにはいられない。


下山後は温泉に寄り、雪を見ながら湯に浸かり汗を流し帰った。
連休取った甲斐はあった山行き。
コメント (2)
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