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ツボ足とクランポンでいく雪の能郷白山 前編

2016-02-04 21:51:17 | お山歩き
毎年恒例、今年で5年目になる冬季能郷白山登山の季節がやってきた!
しかしだ今年は暖冬、どこの山も雪が少なく豪雪地帯であるここも例に漏れない。
1月上旬にフラフラ行ったときには例年ならば雪で閉ざされるはずの林道が普通に走れ、その先もスニーカーで歩けて登山口まで行けてしまうほどの雪の無さ。
しかも1月3日に山頂まで行ったぼんさんの話しでは山頂で笹薮が出てしまっているという嘆きの情報。
その後降ったという話しを聞けども積雪後に雨が降ったり一気に気温が上がったりと他の山を見ても不安になる情報ばかり、これで行って満足できる山行きが可能なのか否か。
そんな中、有益な情報も少ないまま雪山の相棒ぼんさんとスケジュールを調整し今年も行くのだ。

しかしいきなり私が大失態を犯す。
今回は午前5時にぼんさんを迎えに行くはずが、
なんと山ブーツを積み忘れて取りに戻るということをしてしまい、大幅に時間をロス(大汗)
クルマデポポイントに着いたのはなんと7時、日も昇っている時間になってしまった。
すまぬ、ぼんさん。


(左)そんな経緯でクルマデポポイントから登山口までチョー早足で歩く。
ところで、やはり雪が少なくクルマ止めのゲートまでクルマで入れたのは救い。
なぜなら通常期の除雪終了ポイントからそのゲートまで歩くと40~50分の時間がかかってしまうので、7時出発となった場合その時点で山頂を踏める可能性は極めて低くなってしまうからだ。
(中)その林道歩き中のいつもの撮影ポイントで。
空は青く雲は少ない、天気は期待できる!
(右)そして登山口着。
時間が押していることもあって休憩もせずに沢を渡る。
その沢も雪が少なくそして水量もなかったことから比較的簡単に渡れた。
この沢渡りで滑ってコケて失敗すると山に登る気はゼロになるので注意が必要。


(左)沢渡り直後から始まる急登を行く。
ここでも雪の少なさを実感、急登だけに雪が着きにくいということもあるのだが地面が出てしまっている。
こんなことは今までにないことだ。
(中)まだ早い時間で雪が硬く締まっているおかげもあってサクサク登れる。
これは今までの経験上ある程度予測していたこと。
ここでも遅れをリカバリーするのだ。
(右)いつもの休憩ポイント着。
ここでザック下ろして水分補給。
そしてこの日唯一いた先行する登山者の姿を確認。
前にも書いたがこの山の積雪期はアプローチに凄く時間がかかるため人を寄せ付けないところがあるのだが、今年は雪が少なく入る人が多い模様。
また、ここまでツボ足で来たがここでクランポンを装着。


空は限りなく青い!
この少し前に先行者をパスし行く先には新たに雪が積もったのか踏み跡やトレースが全くなくなり我々の足跡だけが残るようになった。
こういうのが気持ちよい!


前山までそれなりの急登はつづく。
雪面は新雪が無く硬く締まっているのでクランポンがちょうど良い、ガシガシいく。


(左)高度感出てくる。
この日のウェアチョイスは日帰りのときは定番になりつつある上下ソフトシェル。
スノーシューを置いてくるという選択肢はないのでザックにマウントしているが出番が無い。
(右)振り返ると能郷谷や徳山湖が見える。
この景色も好きだ。


いいね~この感じ!


いつもの雪の壁も健在!


霧氷も見れた。


前山に登りきる前に能郷白山本体を確認!
真っ白じゃないか!
白山というからにはこうでなくっちゃな!


前山に出た。
ここまで来たら一安心。
そして時間をチェックすると遅れてきた分をリカバリーできている。
良い条件と早足でかつてない早さだった。


前山の稜線を行く。
昨年は過去一番の豪雪で前山の稜線は木々のほとんどが雪に埋もれ出ておらずものすごく広く感じたのだが、雪が少ない今年は流石に木が多く出て狭く感じる。
それでも雪山を満喫できるだけの雪はあるな。


この木のポイントはいつも撮っているような気がする。


後光が差してます(笑)
写真ではわからないが稜線はさすがに風が吹き寒い。
ぶらさげてる温度計では-5度ぐらいの表示、場所によってはジャケットのフードを被って風を凌ぐ。
また、グローブはそれまでインナーグローブを単体で使っていたが指先の冷えが尋常でないのでBDのグリセードに交換。


目指す山頂はもうすぐそこ、祠もハッキリ見ることができる。
そしてぼんさんが見るその方角には、


こんな景色が。
空気もクリアで遠望もきくのだが、白山には雲がかかり見えない。
しかし御嶽は十分見える。
ここから北東方面に見る山々は一応皆白かった。


そしていよいよ山頂直下へ。
ここまでスノーシューを全く使うことなく来た。
そして見上げる山頂へもスノーシューでなくクランポンのまま行くような条件だ。
ツボ足とクランポンのみでここまで来たのは初めて、しかもクランポンが多くを占めるのでこの条件は珍しい。


見渡す限り誰の足跡もない斜面、そして高度感出てくる。
この景色も好きだ。

例によって長くなったので
つづく
コメント
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