野球に限らず他人に物を教えるのって、本当に難しいと感じます。
自分が簡単に出来るようになった物ほど、教えるのが困難なのかも知れません。
ちくしょー 捕れねーなー グローブが悪いんだなきっと。
違うと思うけど・・・
こちらはプチクラス。
集合するだけで個性全開。
この日は逆シングルの練習をしますよ。
逆シングルとは、グローブをはめている手と反対側に来たボールを捕る方法。
身体をねじるようにして、片手で捕る事からこのように呼ばれます。
なかなかサマになってる・・・のか?
って言うか、ちょっと捕ったくらいで随分と偉そうに引き揚げるな。
あれ? 逆じゃない。
たまにサウスポーが混ざってるから、指導陣も大変なのでございます。
どやっ! 思い切り投げ返すナギ。
いや、そこは捕れるように投げてるからなんですけど。
これ逆シングルって言うのか?
ほとんど背中を向けて、これで捕れたらイリュージョンじゃない?
クウタはまだ慣れてないから捕り易い所ね。
それでも飛んでる物を捕るのって、最初は大変な作業なんですよ。
さて、こちらは糸井クラスと外野クラスと内野クラスの混成クラス。
何しろ指導陣の皆さまがお気楽に一緒に休んでくれるから、もう大変。
この日は内野クラスの塾生をコーチにして、他のクラスの塾生達へ指導させます。
後にテストを行って、結果が悪ければコーチが責任を取ると言う方式。
各塾生にコーチとなる塾生を選ばせ、各々が1時間程度の練習を行ったらテスト開始です。
お? おもむろにバットを持ち出すコーチングスタッフ(大笑)
そんな物持ちだしてどうしようってんだ?
行くぞっ!
おおっ 憧れのノッカーをやりたかったのね。
てめーら、ちゃんと捕れよ、このやろー
はて? どこかで聞いた覚えが・・・
正面に入れ、このやろー
って、聞き覚えのあるセリフはともかくとして、ノッカーが空振りするか?
分ってんのか、このやろー
子は親の鏡と申しますが、塾生は指導陣の鏡なのでございますね。
と・・・ ノックのボールを顎で受けたハーくん。
びえ~っ ぴぃ~ ぴぃ~ ぴぃ~ ひっく ひっく びえ~っ
その時、金網の外から練習を見学する親子が。
そう言えば、今日の体験くんは3人と聞いていたんだけど、あの子がそうなのかしら?
どうしました?
今日は体験に来たのでは?
あ、はい、でも、この子は野球をした事が無いので御迷惑をお掛けするかと・・・
は? 大丈夫ですよ^^ 迷惑と言うなら塾生達がいるだけで充分に迷惑ですから。
でも、野球はできませんし、言う事もなかなか理解が出来ず、言われた事もすぐに忘れてしまう事が・・・
へ? 他の塾生達とどこが違うのでしょう?
それよりも、都合が悪くなると聞こえなくなったり、ちょっと辛いと小芝居を打ったりしないだけ幾分マシかと。
そんな心配はどこの親も一緒です。
他の塾生の迷惑ついでに練習に参加させてみましょう。
と、こちらはテスト風景。
意外に意外、サラが大活躍。
圧巻のナナ。
そりゃ、ナナは下のクラスにいる事がおかしいものねぇ。
うりゃっ! リューセイはまだフライに慣れてないのね。
塾生達の一挙手一投足に俄かコーチの悲鳴が。
後ろは教えた塾生の責任を取って、グラウンドを走る俄かコーチ達。
うぎっ!
物凄く簡単なフライを、これ以上無いほど難しく見せる高度なテクニックも。
だって塾長・・・ 預かる塾生にそもそも差がありませんか?
無いっ!(きっぱり)
その頃、楽しそうにボールを追いかける体験くん3こと、コタロウ。
ほらね。
案ずるより産むが易しでしょ?
大人が子供に気を使う必要なんてありませんよ。
子供は環境がどんどん育ててくれますから^^