インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

試練と衝撃

2018年05月15日 | だから何やねん

平成塾が始まってから丸15年。
今まで体調には充分に気を付けて来ましたが、7年振りに風邪をひきました。
それも事前に何の症状も無く、いきなりの絶不調。

多少なりとも前兆があれば、そこで応急の処置もできますが、今回は朝起きると同時に奈落の底へ。
熱があり、咳が止まらず、咳の為に睡眠も満足に摂る事ができません。
運悪く、翌々日から2日間続けての平成塾。

仕方がありません。
この予定は前から解っていた事。
体調を崩したのは自分の管理責任。
何の言い訳もできません。
その翌日も早朝から仕事があるなんてのは、言い訳の愚にもつかない理由です。

果たして、マスクをして全く声が出ない状態で練習に参加致しました。


今年の塾生達に何とか上手くなって貰おうと考えていたのが、全員にポジションを与える事。
各塾生が自分のポジションを知れば、モチベーションも上がるだろうし、専門的な動きも覚えてくれるだろう。
と、淡い期待を抱き、今日こそ楽しく練習をしよう。
喉も痛いし、大きな声を出さないで終わらそうと心に誓います。

怒鳴ると言うのは指導では無い。
指導者がキレて、選手が上手くなる筈は無い。
大きな声を出したって、選手が委縮するだけで何も良い事なんて無いんだ。
練習前に自分によぉく言い聞かせます。




そして練習開始時間を10分以上も過ぎて、ようやくグラウンドの完成。

しかも寸法も形も、正しいダイヤモンドではありません。


今まで、何回グラウンドを作らせた事でしょう。
そして昨年までは、あれほどきちんと作られていたグラウンドが、どうして今年からこんなに酷い物になったのでしょう。
(グラウンドは後から来た卒部生のケイくんが、作り直してくれました)

いざ、練習を始めて見ると、信じられない衝撃が・・・・

今年の6年生は野球のルールを理解してない?
まさか・・・
昨日、今日野球を始めた塾生ならともかく、今まで何年間も野球をやって来て、ルールを理解していないなんて筈は。
それも小難しい複雑なルールでは無く、タッチプレーとフォースプレーの違いを解って無い。
フライが上がったら元の塁から離れてはいけない、まさか、こんな最も初歩的なルールを理解してない?

今まで教えなかったか?
いや、かれこれ10回以上は教えている筈だ。

しかも今の6年生達は、過去に糸井クラスでほぼ1日をかけてタッチアップの練習までしていた。
少なくともフライが上がったら、どうしなくてはいけないかは解っている筈だ。


けれども、実戦練習で守備と攻撃をやらせてみると。
ノーアウト2塁3塁で内野フライで飛び出す3塁ランナー。
そのフライを捕ったピッチャーは、笑顔でボールを持ったまま1塁方向に走り出す。
え?

次の攻撃では外野の間を抜いて、3塁へ向かうバッターランナー。
外野から中継よろしく間一髪ボールの方が正確に3塁に送られます。
がっ!
まるで一塁手のようにベースを踏んだまま伸びて捕球する3塁手。
タッチをする事も無く、笑顔でピッチャーにボールを返します。
ええ?

誰か一人が理解していないなら、まだ解る。
ここにいるほぼ全員がルールを理解してないじゃないか。

なんでだ?
あれほど教えたつもりだったのに、教え方が悪いのか?
そもそもこいつらは野球に興味があるのか?
ルールを知らない事を恥ずかしいとは思わないのか?
こいつらにルールを教える為には、あと何回同じ事を話さなくてはいけないのか?

今まで、ルールを理解していない塾生は確かにおりました。
でも、それはみんな低学年。
野球を始めたばかりの塾生達です。


この事実を知った衝撃に、塾長は完全に打ちのめされました。



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