明治神宮初詣関係の臨発券

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年9月に拙ブログを立ち上げて以来、実に18,000件以上に亘るご訪問を受けました。仕事の関係で日々更新というわけには参りませんが、同好の皆様方との情報交換の場と致したく、今後ともよろしく御贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。

さて、新年早々は、明治神宮初詣の混雑対応のための臨発券についてです。
正月期間中、山手線の原宿駅では通常のホームは内回り(渋谷・目黒・品川方面行)専用ホームとなり、明治神宮に隣接する臨時ホームが外回り(新宿・池袋・田端方面行)専用ホームとなります。これらのホームは出札口から全く分断され、臨時ホームが使用される時には専用の臨時出札口が開かれます。
この臨時出札口は国鉄時代には硬券口座がたんまりありましたが、JR化後は硬券が廃止され、現在は券売機のみの対応となっております。

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久しぶりに今年、原宿駅を訪問して購入したものですが、何の変哲もない券売機券しかありませんでした。恐らく、人件費削減と自動改札に対応するため、常備軟券等の発売を中止したものと思われます。
しかし、臨時ホームには自動改札がなく、Suicaのために簡易改札機が設置されているのみでしたので、この券には入場記録が入っておらず、下車時において自動改札を出ようとすると引っかかってしまうようです
(ちなみに、私が新宿駅を降りる際、原宿から乗車した人々が、そこここで「ピンポ~ン」とチャイムを鳴らしてゲートを閉めてしまい、15人位が有人ゲートに列をなしていました…)

先程「常備軟券」と書きましたが、JR化直後には硬券に変わり、常備軟券が設備されておりました。

images(表) images(裏)

当時の券は現在のJR東日本で発行されているものとは違い、東京印刷場独特の活字が使用されており、なんとなく硬券の面影が残っている様式でした。また、裏面の4桁の券番がなく、表の右上に番号がふられておりました。
大きさも現行のものと微妙に違い、たて3センチは同じでしたが、横は3ミリ程度大きめで、厳密に言うとA型券とは言えない大きさでした。

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上の比較写真を見ると大きさの違いがわかります。

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また、これは夏に臨発された際に購入したものですが、当然ながら小児用も設備されておりました。こちらについても、大人用同様、「へんな大きさ」でした。

JR化後の昭和63年正月に硬券の設備があったのか実は調べておりませんでしたので未見です。実際どうだったのでしょうか?なんだか忙しく、「来年行こう!」と思っていたのですが、硬券がなくなってしまい、収集できなかったのが心残りです。

 

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