青函連絡船のオレンジカード ~その①

先日、実家の屋根裏部屋を整理していた際、学生時代に購入した、青函連絡船のオレンジカードが発掘されました。

青函連絡船運航末期には8隻の船舶が営業運航をしており、カードはそのすべてが揃っていました。

「古紙」の類ではありませんが、昭和63年3月13日に青函連絡船が廃止されてから20年以上が経過し、運航していた姿をご覧になったことのない方もおられると思いますので、オレンジカードを使用して、3回シリーズで各船舶を御紹介したいと思います。

● 八甲田丸

    (八甲田丸) 

八甲田丸は昭和39年12月に就航した船で、青函航路の青森駅発函館駅ゆき最終下り7便の運航に当てられました。

現在は青森駅の旧桟橋に係留され、メモリアルシップ八甲田丸として見学が可能です。


● 大雪丸

    (大雪丸)

大雪丸は昭和40年5月に就航した船で、前年まで就航していた大雪丸(1代目)より船名を引き継いだ2代目の船です。

航路廃止よりやや早い、昭和63年1月に検査期限が満了し、一足早く終航しました。
引退後は長崎港でホテルシップ「VICTORIA」として使用されましたが、ホテル閉鎖後は中国に売船されたようです。

札幌オリンピックの時は、聖火輸送船となった経歴の持ち主です。


● 摩周丸

    (摩周丸)

摩周丸は昭和40年6月に就航した船で、大雪丸同様、前年まで就航していた摩周丸(1代目)より船名を引き継いだ2代目の船です。

国鉄時代の昭和59年3月、航海中に火災が発生し、乗組員3名が死亡するという事故を起こしています。

現在、函館駅近くにある、青函連絡船記念館摩周丸として見学が可能です。

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