JR東日本 小諸駅発行 乙女ゆき乗車券

2回に亘って小諸駅発行の乙女ゆき縁起きっぷを御紹介して参りましたが、では現在はどのようになっているのでしょうか?


現在の小諸駅は長野新幹線の開業で駅業務そのものがしなの鉄道に移管され、縁起きっぷはおろか、乙女ゆきの乗車券そのものがJRから委託されている小海線用の券売機で発売されている程度になってしまっています。

ただ、駅構内にJRの乗車券売札所(旅行センター?)が細々と営業されており、そこにあるマルス端末で乙女ゆきの乗車券を購入することができます。
この窓口は1時間あたり1~2本、1日に22本の小海線列車に対する出札業務がメインですし、近距離乗車券はしなの鉄道出札口横にある券売機で購入できますので、わざわざ売札所へ乗車券を購入しに来る旅客は殆どなく、係員氏も暇そうな感じでした。なお、あくまでも小諸駅はしなの鉄道管理の駅ですので、物理的には発券が可能とのことですが、ここでJRの入場券を発券・購入することはできません。


   


小諸駅売札所内のマルスで発券された、乙女ゆきの片道乗車券です。このような姿になってしまっては、もはや「縁起きっぷ」として認知されないのでしょうか、縁起きっぷ発売のポスターはおろか、「寿」のゴム印が窓口に置かれている雰囲気もありませんでした。

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