一畑電気鉄道 駅名式車内乗車券

前回エントリーで一畑電車の駅名式車内乗車券を御紹介いたしましたので、新会社移行前の一畑電気鉄道時代の車内乗車券を御紹介いたしましょう。


  


昭和63年9月に北松江線車内で発行された、一畑電気鉄道時代の車内乗車券です。発行箇所名は一畑電鉄列車区乗務員発行となっています。青色一畑電気鉄道自社地紋の券で、概算鋏で穿孔して発券されます。


当時は大社線の折返し運用以外、北松江線を走る列車には車掌が乗務しており、頻繁に車内を巡回しながら車内精算業務を行っており、社線完結の場合にこの券を使用していました。


同社の駅名はこの26年間で4つの駅が改称され、2つの駅が誕生していることが見えてきます。
大和紡績前=現・出雲科学館パークタウン前、平田市=現・雲州平田、古江=現・松江イングリッシュガーデン前、松江温泉=現・松江しんじ湖温泉となり、湖遊館新駅、松江フォーゲルパークが誕生しています。


良く見ますと、出雲大社前の先に「一畑薬師」という欄があります。
同社には一畑薬師という駅は開通時よりありませんが、昭和19年に休止された後、昭和35年に正式に廃止された一畑薬師への最寄駅であった一畑駅を表しているものがそのまま残されているのかも知れません。

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