古い歴史を誇る京都にあって、明治維新に際して街の近代化に最も熱心な京都でもあった。
その事業の一つが琵琶湖から水を引き、日本最初の水力発電を行い、全国に先駆けて市内電車を走らせたのが明治28年2月のことでした。
市電の前身である京都電気鉄道が東洞院塩小路から伏見・油掛通までわずか6.5キロにすぎなかったが、こんな出来事が東京・大阪・名古屋とその後も続々登場した市街電車やたくさんの私鉄の先駆となった。
京都はほかにも博覧会の開催や、小学校、幼稚園が開かれたのも最初であり、こうした産業施設の中には、現在も市民や観光客の目を楽しませてくれているものもたくさん残っていますよネ。
昭和53年に廃止にされるまで約80年間古都の街を市民の足として走り続けてくれました。
明治、大正、昭和の三代を走り抜き、一時は都市交通の王座にあった市電が全廃へとなったのは車社会の到来、人口のドーナッツ化現象等、要因はあったでしょうが、結局は“時勢”だったんでしょうかネ、
レトロバスを散見したときは、チンチン電車がなつかしいです、京都人です。
しーちゃん