京都東山、哲学の道の南端、東山三十六峰第十五峰、椿ヶ峰の麓にある大豊神社。
大豊神社と言えば珍しい「狛ねずみ」で有名。
今年の干支が子という事もあって正月は行列が出来るほど参拝者で賑わいました。
今は例年よりは多いですがいつもの静けさに戻っております。
大豊神社は境内にいくつもの特色ある末社があり、人気の狛ねずみはその一つ「大国社」に鎮座しています。
右の阿形の狛ねずみが抱え持っているのが学問を意味する巻物。
左の吽形の狛ねずみが抱えているものが水玉で長寿を表しています。
今境内は椿が見頃で、狛ねずみの頭にも椿の落花が乗ります。
また境内では狛ねずみ以外にも様々な動物に会えます。
「稲荷社」の狐
「日吉社」の鬼門除けの狛猿
「愛宕社」の火伏の狛鳶
そして治病健康長寿と金運を司る狛蛇などなど。
春先の大豊神社はしだれ紅梅と椿、そしてこれからは本殿を飾る樹齢50年のしだれ桜が咲いていきます。
少し静けさを取り戻した大豊神社へ是非どうぞ。
近くには哲学の道を約200mはいった「隠れ道」に、椿の名所で谷御所と呼ばれる霊願寺や、法然院があります。
3月下旬から4月には哲学の桜並木と併せて散策をお楽しみください。
今年の桜は少し早そうです。
京都好き男 細木