当館は木戸孝允公(桂小五郎)の屋敷跡に建っています。
木戸孝允は病気で明治10年(1877年)10月26日にこの地で世を去りました。
明治天皇が自ら訪れて一週間後のことでした。
木戸孝允の墓は国のために命を懸けた坂本竜馬・中岡慎太郎など
維新の志士が眠る京都霊山護国神社にあり
孝允の墓の左横には彼に尽くした松子(幾松)も眠っています。
毎年木戸孝允の命日(5月26日)には墓前で命日祭「松菊祭」が行われており
私も今年初めて参列しました。
参列者は墓前での神事の後、花や玉串をささげ遺徳をしのんでおられました。
約30人の参列者はほとんどが若い木戸孝允ファンの女性の方。
行事の名は雅号「松菊」から付けられたそうです。
木戸孝允の墓は一番高い所、少し下った所には坂本竜馬・中岡慎太郎の墓が並んでおり
横には二人の像もあり、京都市内の眺望の良いところ。
坂本竜馬誕生日であり、暗殺された日でもある
11月15日に「龍馬祭」も行われます。
この京都霊山護国神社への坂道は「維新の道」と名付けられ
道を挟んで向かいには幕末の資料が充実している霊山歴史博物館もあり
幕末・明治維新の歴史に浸ってみてください。
<京都好き男>