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ウタサ祭り、今年は無観客でオンライン配信 阿寒湖アイヌコタンで13、14日

2021-02-03 | アイヌ民族関連
北海道新聞 02/02 15:29

昨年2月に開催された「阿寒ユーカラウタサ祭り」の音楽ライブ(加藤哲朗撮影)
【阿寒湖温泉】釧路市は13、14の両日、阿寒湖のアイヌ文化の魅力を発信する「阿寒ユーカラウタサ祭り」を阿寒湖アイヌコタン(阿寒町阿寒湖温泉4)で開く。新型コロナウイルス感染防止のため、2回目となる今年は無観客で開催し、音楽ライブやアイヌ文化体験、アイヌ古式舞踊とコンピューターグラフィックス(CG)を融合させた劇場「阿寒湖アイヌシアターイコロ」の演目などを無料でオンライン配信する。
 ウタサ祭りは「アイヌ民族との新たな交流」をテーマに、昨年2月に初めて開催。音楽ライブやアイヌ文化体験などが行われ、2日間で約2100人が来場した。
 今年は人気の音楽ライブを14日午後5時~8時、阿寒湖アイヌシアターイコロから無料でオンライン配信する。アイヌ民族の伝統的な歌や古式舞踊、伝統楽器など、アイヌ民族と国内外で活躍するアーティストが制作した音楽を披露する。アイヌ民族を題材にした映画「AINU MOSIR(アイヌモシリ)」で主演を務めた下倉幹人さん(16)=釧路明輝高1年=が中心のユニット「カントの部屋」も出演する。
 アイヌ文化体験は、アイヌ文化伝承創造館「オンネチセ」が会場となる。神への祈りの儀式「カムイノミ」(13日午後1時、14日午後3時半)や、地元の工芸家たちが制作した作品を解説するミュージアム(13日午後2時)、木彫りの実演(同日午後3時半)が行われる。
 イコロの演目は《1》イオマンテの火まつり(13日午後9時)《2》アイヌ古式舞踊(14日正午)《3》阿寒ユーカラ「ロストカムイ」(同日午後1時)。市阿寒観光振興課は「国内外の多くの人に阿寒湖のアイヌ民族や文化を体感してもらい、阿寒湖を訪れるきっかけにしてほしい」とPRする。
 視聴方法などは特設ウェブサイトhttps://utasamatsuri.jp/。問い合わせはメールutasa@zno.jpへ。(熊谷知喜)
☆イコロのロは小さいロ、アイヌモシリのリは小さいリ
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/507379


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先住民ルカイ族の山里で桜フェス 文化体験や物産展も/台湾

2021-02-03 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2021/02/02 13:44
霧台郷のカンヒザクラ=同郷公所提供
(屏東中央社)南部・屏東県のカンヒザクラの名所、霧台郷で1日、桜フェスティバルが開幕した。台湾原住民(先住民)ルカイ族の居住地としても知られる同郷。開催期間中には、ブランコこぎなど、同族の伝統儀式を体験できるイベントが楽しめるほか、コーヒーや蜂蜜など、特産品の販売も行われる。
同郷は県内北東部に位置する山里で、海抜は平均1000メートル。年間を通して霧が多いことから「霧の里」とも呼ばれ、桜の季節になると、独特の花景色を求める行楽客でにぎわう。郷公所(役所)によれば、今年の桜の生長状況は良好で、春節(旧正月、今年は2月12日)前後には満開になる見通しだという。
3月1日まで。
(郭芷瑄/編集:塚越西穂)
https://japan.cna.com.tw/news/atra/202102020003.aspx

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ありのままの室蘭、舞台装置に 映画「モルエラニの霧の中」公開へ 坪川監督の熱意に名優集う

2021-02-03 | アイヌ民族関連
NIKKEI2021年2月3日 1:49 [有料会員限定]
北海道室蘭市で全編を撮影した映画「モルエラニの霧の中」が6日、東京・岩波ホールを皮切りに公開される。モルエラニは「室蘭」の語源の一つとなったアイヌ語で、全7編のストーリーも坪川拓史監督(48)の室蘭での原体験から着想を得た。3時間半に及ぶオムニバス映画の大作だ。
「見どころ?エンドロールですね」と坪川監督は笑う。地元には映画制作の応援団が結成され、クラウドファンディングによる資金集めと延べ1000...
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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68754850S1A200C2L41000

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「アイヌ刺繍」に魅せられて

2021-02-03 | アイヌ民族関連
STV 2/2(火) 19:06

アイヌ文化を伝える「ウポポイ」が開業してから半年が過ぎました。コロナ禍で“魔よけ”の意味があるというアイヌ民族独特の文様にいま関心が高まっています。
3年前に東京から北海道日高の新ひだか町に移り住んだ菊地美恵子さんです。アイヌの女性に習った「アイヌ刺繍」に魅了されているといいます。
(アイヌ刺繍愛好家 菊地美恵子さん)「基本的なかたちの組み合わせなので無限に柄ができるので、どんどん惹き込まれていく」
菊地さんはいま、町民に「アイヌ刺繍」を指導しています。
(アイヌ刺繍愛好家 菊地美恵子さん)「ちょんちょんは“ツノ”といって悪いものが入ってこないように」
一針一針丁寧に縫い進めるアイヌ文様は、“魔よけ”の意味も込められているといいます。参加者は、ランチョンマットへの刺繍を完成させました。
いまアイヌ文様への関心が高まっています。
(佐々木アナウンサー)「伝統的なアイヌ文様が身近に使える文房具として人気になっています」
こちらのボールペン、ウイスキーの樽で作られているペンにアイヌ文様が彫刻されています。
こちらは、アイヌ文様のマスキングテープ。はがきなどの飾り付けにおすすめです。
(大丸藤井セントラル 船坂祐華さん)「魔よけという点でコロナの疫病を抑えてくれるという意味合いで注目されることになった」
白老町の「ウポポイ」でも。
(急式記者)「アイヌ文化を非常に簡単に体験することができるんです」
スマートフォンのアプリで専用のアイヌ民族衣装の写真を読み込むと、画面上でアイヌ文様が描かれた民族衣装の「試着体験」をすることができます。
(アイヌ民族文化財団 木幡弘文主任)「(実際の衣装体験が)コロナ禍で中止になり、多くの来場者から要望がありまして、今回のプログラムにいたった」
登別市役所の売店ではアイヌ文様のマスクがいまも人気です。色とりどりの糸で刺繍するなど、これまでにないデザインでいまアイヌ文様がより身近になっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/383bc84d68a89f5bc9f16b94fa4de8166353bfec

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フリーダ・カーロに魅せられて ドイツのとある美術館ができるまで【世界から】

2021-02-03 | 先住民族関連
47ニュース2/2(火) 11:02
Tシャツやスニーカー、クッションやコースターなどのインテリア用品、手帳、最近ではマスクに至るまで、近代メキシコを代表する画家フリーダ・カーロ(1907―1954)の自画像や彼女の作品世界をモチーフにした商品を見かけることが、筆者の住むハンブルクでも多くなった。
 幼少時にポリオ(小児まひ)のため右足が不自由となり、18歳の時にはバスの衝突事故で生死の境をさまよう重傷を負った。命は取り留めたものの、後遺症に耐える生活を強いられるようになった。それでも、病床で本格的に始めた絵画で才能を発揮。生涯にわたって精力的に作品を生み出した。彼女の作品のほとんどは、強いまなざしが印象的な自画像だ。著名な画家で主に壁画を制作していた夫、ディエゴ・リベラの女性関係に悩み苦しみながらも、自らを見失うことなく、作画への情熱を持ち続けた。その生きざまからフェミニズムのシンボルなどと言われる彼女だが、生や死を直視した数々の作品はあらゆる人々を魅了している。(ハンブルク在住ジャーナリスト、共同通信特約=岩本順子)
▽マドンナも
 フリーダ作品をモチーフとする商品があふれる一方で、彼女のオリジナル作品に触れるチャンスは少ない。世界各地に散り散りになっている彼女の作品を、まとまった形で鑑賞できる機会は皆無だからだ。ところが、ドイツ南部の保養地として名高いバーデン・バーデン市にある「ゲアケ・レムンド美術館」がそれを可能にした。2020年2月1日に「フリーダ、私の秘密」と題する大規模な展覧会が公開されたのである。
 フリーダは生涯に約200点の作品を描いたと伝えられている。そのうちの十数点が、彼女が暮らしていたメキシコシティの家に保管されている。外壁が青く塗られているため「青い家」と呼ばれているこの家は、数々の遺品とともに「フリーダ・カーロ美術館」として公開されている。同美術館のコレクションは、夫の遺志により「青い家」の外に持ち出すことができないため、現地に赴かなければ見ることができない。
 フリーダの作品は、およそ6割がコレクターや個人の所有となっており、展覧会などに貸し出されないものも多い。個人の代表例はポップスターのマドンナで、数点を所持していることが知られている。それ以外は、主にメキシコや米国の美術館が所蔵している。日本では、名古屋市美術館が「死の仮面を被った少女」(1938年制作)を所有しているだけだ。行方不明の作品も数点ある。
 「フリーダ、私の秘密」で展示されるのは全てレプリカ。フリーダの死後に著作権所有者の許諾を得た上で忠実に複製したものだ。ちなみに、フリーダ作品の著作権は全てメキシコ政府に帰属し、管理は「ディエゴ・リベラ&フリーダ・カーロ・ミュージアム・トラスト」という組織が行っている。フリーダ・カーロ美術館を運営しているのもこの組織だ。
 展示は、フリーダ作品の半分以上に当たる123点に上る。ところが、公開後まもなく新型コロナウイルス禍が欧州を襲った。ロックダウン(都市封鎖)が実施される度に、美術館は閉館を強いられている。ドイツは現在、2度目のロックダウンの最中であり、展覧会再開の見通しは立っていない。
 ▽好きが高じて…
 ゲアケ・レムンド美術館は世界で唯一、フリーダが描いた全作品のレプリカの制作と展示が公式に認められた美術館だという。フリーダ作品の著作権は全てメキシコ政府に帰属し、管理は「ディエゴ・リベラ&フリーダ・カーロ・ミュージアム・トラスト」という組織が行っている。フリーダ・カーロ美術館を運営しているのもこの組織だ。
 同美術館の創設者であるハンス=ユルゲン・ゲアケさんとマリエラ・レムンドさんは、ともにフリーダに魅了され、1980年代から本職のかたわら、フリーダ作品のリサーチを行ってきた。ゲアケさんは米国系IT企業のドイツ子会社で社長を務める。レムンドさんは中国を始めとする世界各地のポリテクニック(高等職業教育機関)や工科大学の講師だ。
 レプリカ制作の許諾を得た2人は所蔵美術館や所蔵者に掛け合って、オリジナル作品を細部に至るまで写真撮影した。それと平行して、作画技術を克明に記録し、レプリカ制作になくてはならない資料の作成した。さらに実際に描いてくれる画家を探し始めた。
 北京を拠点の一つとするレムンドさんは、現地の画家たちと交流があり、彼らの中から複数の画家がレプリカ制作を引き受けたいと申し出てくれた。フリーダのレプリカは単なる模写ではなく、「画家の魂」を持つプロによって描かれるべきだと考えていた2人にとって、それは願ってもない出会いだった。
 最終的に4人の中国人の画家たちがレプリカを制作することになった。2人は製作中の画家たちの元を何度も訪れ、綿密な打ち合わせを行いながら仕事を進めたという。写真などの資料が十分にない作品は、制作そのものを断念した。
 ゲアケ・レムンド美術館の開館は2008年。米・サンディエゴなどで巡回展を行っていた時期もあったが、17年以降は全コレクションがドイツに戻っている。同美術館のキューレーターも兼務しているレムンドさんは定期的に企画展を行い、さまざまな視点からフリーダの魅力にアプローチしている。「フリーダ、私の秘密」は8回目にあたる企画展で、フリーダの美意識やエレガンス、ファッションへのこだわりにフォーカスを当てている。
 美術館の内部は「青い家」にインスピレーションを得た内装になっている。フリーダが最期の時を過ごしたベッドは素材もサイズもデザインも、オリジナルを忠実に複製したものだ。作品のレプリカ以外にも、数多くの写真やビデオ映像、レムンドさんがメキシコ国内で集めたフリーダと同時代の衣装や布地などの手工芸品も数多く展示されている。
 ▽二つのルーツ、二つの美術館
 ゲアケ・レムンド美術館の所在地バーデン・バーデン市は、フリーダと縁がある。父親のカール=ヴィルヘルム・カーロは南ドイツの小都市プフォルツハイムの出身だが、メキシコにやってくる前までバーデン・バーデンに住んでいたのだ。カーロ家はバーデン・バーデンで3度引っ越しをしたそうだが、住まいの一つは現在も残っているという。
 カール=ヴィルヘルムは母親を亡くしたことや継母とうまくいかなかったこととなどの理由から、18歳になった1890年にメキシコへ移住した。彼はメキシコで写真家として活躍し、メキシコ人女性と結婚したが、間もなく妻に先立たれた。メキシコ先住民族の血を引くフリーダの母親マチルデは、父の再婚相手である。
 メキシコにはフリーダが暮らした家を生かした「フリーダ・カーロ美術館」があり、ドイツにはフリーダの芸術に深い感銘を受けたゲアケさんとレムンドさんが「ゲアケ・レムンド美術館」を設立した。フリーダのルーツである2カ所に彼女の作品が楽しめる美術館があることになる。
 「バーデン・バーデンの美術館は、メキシコという国と文化、そしてフリーダ・カーロに対する私たちの情熱の表れなのです。フリーダ・カーロの物語を、通常の美術館とは異なる形で、来訪者の皆さんと分かち合いたい」
 レムンドさんはこのように語る。
 「フリーダ、私の秘密」展は会期を延長することが既に決まっている。ロックダウンが終わり次第、再開する予定だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6415f785c76a0af21cc1cf7f088e93bc0d0ed922

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