北海道新聞 02/15 20:48 更新

Rana Piricaの「白老牛と白老鹿肉のチタタプ風3色餃子(ギョーザ)定食」(北海道新聞)
【白老】昨年開業したアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のPRや町おこしのため、町内の飲食店11店舗が地元の食材を生かした料理を提供する「ウポポイしらおいおいしいプロジェクト」が開かれている。札幌の料理研究家青山則靖さんが白老牛とエゾシカ肉、白老産の鶏卵を使って考案した基本メニューを、各店がアレンジ。15日には、料理を頼んだ人にアイヌ工芸品などが当たるスタンプラリーも始まった。
道の事業として1月下旬から行われている。青山さんが町内の生産者や店舗を訪ねて食材を試食し、白老牛とエゾシカ肉をたたいてミンチ状にする「チタタプ」と町内産の卵を使うプリンの基本メニューを考案した。
カフェ「Rana Pirica(ラナピリカ)」はギョーザ定食(1100円)を用意。ギョーザは、チタタプにレンコンやセロリなどを混ぜたあんを、カレーやトマトを練り込んだ道産小麦粉の生地で包み、もっちりした食感に仕上げた。佐々木美保代表は「それぞれの肉の食感や味の違いを楽しんでほしい」と話す。
ベーカリーショップななかまどでは「北海道アロニアとラズベリーの白老たまごカタラーナ」(210円)を提供する。松野裕一店長は「アロニアとラズベリーを使うことで、渋味や甘酸っぱさが味わえます」。冷凍してから半解凍で食べるのがおすすめという。1日20個限定。
そのほかの店舗でもチタタプの肉団子のスープやバーガー、ハスカップソースをのせたプリンやロールケーキなど、基本メニューにそれぞれの工夫を加えたメニューを提供している。
スタンプラリーは、メニューの注文ごとにもらえるスタンプを集めると、アイヌ民族の太刀を掛ける帯(エムシアッ)の編み方で作るネックストラップ、アイヌ文様のバッグなどが抽選で当たる。おいしいプロジェクトは今月末まで。終了後もメニューの提供を続ける店舗もあるという。(斎藤佑樹)
※「チタタプ」の「プ」は小さい字
※「エムシアッ」の「シ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/511726

Rana Piricaの「白老牛と白老鹿肉のチタタプ風3色餃子(ギョーザ)定食」(北海道新聞)
【白老】昨年開業したアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のPRや町おこしのため、町内の飲食店11店舗が地元の食材を生かした料理を提供する「ウポポイしらおいおいしいプロジェクト」が開かれている。札幌の料理研究家青山則靖さんが白老牛とエゾシカ肉、白老産の鶏卵を使って考案した基本メニューを、各店がアレンジ。15日には、料理を頼んだ人にアイヌ工芸品などが当たるスタンプラリーも始まった。
道の事業として1月下旬から行われている。青山さんが町内の生産者や店舗を訪ねて食材を試食し、白老牛とエゾシカ肉をたたいてミンチ状にする「チタタプ」と町内産の卵を使うプリンの基本メニューを考案した。
カフェ「Rana Pirica(ラナピリカ)」はギョーザ定食(1100円)を用意。ギョーザは、チタタプにレンコンやセロリなどを混ぜたあんを、カレーやトマトを練り込んだ道産小麦粉の生地で包み、もっちりした食感に仕上げた。佐々木美保代表は「それぞれの肉の食感や味の違いを楽しんでほしい」と話す。
ベーカリーショップななかまどでは「北海道アロニアとラズベリーの白老たまごカタラーナ」(210円)を提供する。松野裕一店長は「アロニアとラズベリーを使うことで、渋味や甘酸っぱさが味わえます」。冷凍してから半解凍で食べるのがおすすめという。1日20個限定。
そのほかの店舗でもチタタプの肉団子のスープやバーガー、ハスカップソースをのせたプリンやロールケーキなど、基本メニューにそれぞれの工夫を加えたメニューを提供している。
スタンプラリーは、メニューの注文ごとにもらえるスタンプを集めると、アイヌ民族の太刀を掛ける帯(エムシアッ)の編み方で作るネックストラップ、アイヌ文様のバッグなどが抽選で当たる。おいしいプロジェクトは今月末まで。終了後もメニューの提供を続ける店舗もあるという。(斎藤佑樹)
※「チタタプ」の「プ」は小さい字
※「エムシアッ」の「シ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/511726