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シカ皮のそり よく滑る! アイヌ民族の遊び ウポポイで楽しむ

2021-02-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞 02/12 05:00
 【白老】アイヌ民族の冬の遊びを体験する特別イベント「ヘカッタラ シノッ~こどものあそび~」が、町内のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で開かれている。積雪期ならではのアイヌ民族の子供の遊びを体験してもらおうと企画。11日は家族連れら8人が、雪山滑りなどを楽しんだ。
 雪上で投げた輪を木の棒に通す「カリプカチウ」と、高さ2・5メートルの雪山をシカ皮でできた珍しいそりで滑る「ウパシチャラセ」の二つの遊びを用意。シカ皮のそりは滑りがよく、参加者は迫力ある滑降に歓声を上げていた。母親と訪れた苫小牧市の秋山めいちゃん(5)は「そりがふわふわで気持ちよかった。また遊んでみたい」と喜んだ。
 イベントは今月の毎週土日と祝日に開催。各日とも午後1時から。先着20人で、15分前から体験学習館で受け付ける。参加無料だが、別途入場料(高校生以上)が必要。(鈴木雄二)
◆「ヘカッタラ」の「ラ」と「カリプカチウ」の「プ」は小さい字
 「ウパシチャラセ」の「シ」と「ラ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/510557

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川村兼一さんが死去、69歳 アイヌ民族の私設資料館館長

2021-02-12 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2/11(木) 9:25
◇アイヌ文化伝承 旭川の記念館館長
 100年以上の歴史を持つアイヌ民族の私設資料館「川村カ子(ネ)トアイヌ記念館」(北海道旭川市)の館長で、旭川アイヌ協議会長の川村兼一さんが9日、旭川市内の病院で亡くなった。69歳。通夜は11日午後6時、葬儀は12日午前10時、同市川端町5の10の2の11、ベルコ川端シティホール。自宅は同市北門町11。喪主は妻久恵(ひさえ)さん。
 記念館は1916年、アイヌ文化を正しく理解してもらうため、川村さんの祖父、イタキシロマさんが自宅近くに「アイヌ文化博物館」を開設したのが始まり。差別と闘いながら鉄道の測量技師として各地で活躍した父、カ子トさんが引き継ぎ、65年に現在の記念館が建てられた。父の死後、川村さんは館長に就任し、普及啓発活動や伝統儀式・祭礼の伝承指導、講演などを通し、アイヌ文化の伝承・保存に尽力した。
 2009年度にアイヌ文化の保存や伝統、発展に寄与した個人や団体に贈られるアイヌ文化奨励賞を受賞した。アイヌ民族の遺骨返還にも取り組み、17年、北海道大を相手取り、同大が保管する遺骨の返還などを求める訴訟を旭川地裁に起こした。翌年に和解が成立し、遺骨3体の返還を受けた。【横田信行】
https://news.yahoo.co.jp/articles/70085d112b520ee439a669caf31363210d208a8c

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過去の衝撃のスクープ、驚きの事実が甦る!時を経てさらに光輝くドキュメンタリー映像の数々を

2021-02-12 | アイヌ民族関連
Yahooニュース 2/11(木) 水上賢治 | 映画ライター
 長引く新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、日本はもとより世界の映画界は逆境にさらされている。映画館で映画がなかなかみることができない現状にもどかしさを覚えている人は少なくないだろう。
 こうした現状を受けての苦肉の策といった側面もあるが、コロナ禍による巣ごもり生活で高まったのがオンライン配信の需要。それに伴い新作映像作品のみならず、これまでなかなか目にするチャンスのなかった過去のアーカイブ作品までがオンライン配信で楽しめるケースが増えている。
 そのひとつが、<グループ現代>が昨年9月からスタートさせた有料配信サービスだ。
 ご存知の方も多いと思うが、<グループ現代>は、今から55年前に創業された映像制作会社。長き歴史の中で、環境、教育、福祉、介護、医療、平和、人権、芸能、文化などに関する数多くのドキュメンタリー映画を製作し、届けてきた。日本を代表するドキュメンタリー映画制作グループといっていい。
 そしていま、同社が積み上げてきたおよそ200本あるアーカイブ映画の中から選りすぐりの作品を毎月ピックアップしての有料配信がスタート。もう2度と見ることが難しいと言われていた名作ドキュメンタリー映画の数々と出会える場が作られている。
 オンライン配信という新たな試みを始めたきっかけや背景、今後のビジョンを、配信事業に携わるスタッフを代表してグループ現代の山口多美子プロデューサーに訊いた。
「昔の作品をみることはできないのでしょうか」という、うれしい声に背中を押されて
 まずは過去の作品をオンライン配信するに至った経緯から。山口プロデューサーはこう明かす。
「私はまだまだ新参者なんですけど、古くから在籍するスタッフにとっては、これまで発表してきた<グループ現代>の過去のドキュメンタリー作品をどう保存・管理して、後世に引き継いでいくのかは、長年の懸案事項としてあがっていました。
 たとえばデジタル化されていないフィルム作品の取捨選択をどうするかといったことが常に考えられていたんですけど、なかなか手が回らない。具体化しないでずっと棚上げで終わっていたんですね。
 ただ、コロナ禍でこういう社会状況になったとき、ありがたいことに『昔の作品をみることはできないのでしょうか』といった声が寄せられたと、社内で共有された。
 そうした<グループ現代>の作品を楽しみにしてくださっている方々の声に背中を押されたといいますか。この機会に『少なくとも作品をきちんとアーカイブ化して、自分たちで管理しよう』という気運が高まり、今回のオンライン配信へとつながっていった次第です」
今の時代においても知ってほしい事実や改めて向き合うことで多くのことが学べる作品の数々
 こうしてスタートしたオンライン配信は、たとえば<グループ現代>の創設者である<小泉修吉特集>といったテーマを毎月設け、それに沿った作品を数本ピックアップ。毎月順次オンライン配信作品を増やしている。
「最初は、古い作品から順を追って紹介していけばいいのではないかと、わりと簡単に考えていたんです(笑)。
 ただ、きちんと精査していくとすごく多種多様な作品がある。私自身、驚きました。今の時代においても知ってほしい事実や改めて向き合うことで多くのことが学べる内容が含まれた作品が数多くある。
 だとすると単に年代別で紹介していくよりも、ジャンル別にテーマを組んで提案していったほうがいいのではないか、と。
 何十年と経たドキュメンタリー作品を見てみると、今の時代や社会との、共通点、つながりに驚かされます。そのことが伝わる切り口がいいのではないか。
 それで月ごとにテーマを見つけて、同じジャンルの数作品ずつを紹介していくことにしました」
 第一弾は「環境問題を告発しグループ現代を創った男 小泉修吉特集」と題し、6本の作品をピックアップした。
「やはり第一弾は<グループ現代>の始まりからということで。創業者である小泉修吉の作品、グループ現代の第1回作品、1967年制作の『農薬禍』など6本をピックアップしました。
 『農薬禍』は、『グループ現代の歴史はここから始まった』といっていい記念すべき作品で。37分と短い作品ですけど、いま見ても新鮮というか。当時としてもそうとうエポックメイキングな作品だったとのこと。
 当時、害虫駆除で当たり前のように行われていた農薬散布が人間の身体に及ぼす影響を、農業の置かれた状況を踏まえながら、きちっとした科学的な見解をもった医師などの話を取材して。その恐怖と実態を短い中できっちりと告発して、社会に警鐘を鳴らしている。
 作品の力もすごいのですが、小泉さんの人間力もすごいといいますか。映画を作るだけではなくて、例えば『農薬禍』だったら、長野の地元の病院とタッグを組んでいろいろな人脈を作って作品を作る体制を現地で作っている。そしていろいろなアイデアで協賛会社を見つけて組んでいたりもする。
 小泉さんはとても『ひとたらし』だったとよく耳にします。プロデューサーとして学ばなきゃならない最大ポイントですよね。
 第一弾は、創始者の小泉修吉という人物の肖像も、グループ現代に脈々と受け継がれている精神も垣間見えるのではないかと思っています」
 奥会津の記録映画にフランスからのアクセスが 
 これまで第5弾まで発表されているが、意外な作品がヒットしたり、反響があったりしているという。
「第2弾で特集した、初期のメンバーでのちに独立された姫田忠義氏の『奥会津の木地師』という作品が、こちらもびっくりするぐらいアクセスがありまして。フランスからアクセスもあったんです。そんな遠くからでも情報をキャッチして、見てくださる方がいるんだと思って、驚いています。
 あと、『SAWADA 青森からベトナムへ ピューリッツアー賞カメラマン沢田教一の生と死』の配信に合わせてYoutubeでオンラインイベントをしたんですけど、そのとき、『ライカでグッドバイ―カメラマン沢田教一が撃たれた日』の著者でジャーナリスト・ノンフィクション作家の青木冨貴子さんにご登場いただきました。
 青木さんはニューヨーク在住で、『ずっと見たいと思ってたけど見る機会がなかったので今回の配信はほんとうにうれしい』とおっしゃってくれて。オンライン配信は、たとえば海外で暮らす日本人にも届けることができる。そういう可能性もあるんだと感じました」          
「死霊魂」にも共通する大作「大日向村の46年 満州移民・その後の人々」
 山口プロデューサーのイチ押しの作品を訊くと、「大日向村の46年 満州移民・その後の人々」とのこと。この作品は、驚くべき1作。戦時中に移民として満州へと渡り、戦後、命からがら日本へと戻った人々のすさまじい体験の証言が克明に記録されている。昨年公開されて大反響を呼んだ中国のワン・ビン監督の「死霊魂」とも共通する1作といっていい。
「『満州』っていうとひどく昔の話に聞こえるかもしれないんですけど、ここで語られることは、私にとってほんの一世代前の話なんです。昭和13年生まれの亡くなった母から、幼い頃上海にわたり、たまたま終戦前に戻れた話を聞いていましたから。
 いまでは別荘地、避暑地として知られている軽井沢ですが、すぐそばの土地に、新天地を求めて満州に渡り、現地であてがってもらっていた土地を全て失って日本に戻り、元の村には居場所がなく、新たな大日向村として開拓した人たちがいるという…この事実を恥ずかしながら、私は知りませんでした。
 村人たちが満州へと移ることを主導した国策や引き揚げ時、民間人を無視した軍部の在り方などは、現在の政府にもつながってみえてくるところが多々ある。
 そして、証言する人のとつとつとした語り口や、『後悔はしていない』という言葉に圧倒されます。こちらはぜひとも見てほしい1本です」
特集は10弾まで続け、順次オンライン配信作品を増やしていく予定だ。
 配信前に、監督やカメラマン、共同の制作者や主な出演者の方などに、できるだけ連絡して許諾をとっていまして。すでに鬼籍に入られた方も多いのですが、その場合は、親族の方にご了承をえていまして、なかなか大変で毎月が綱渡りで『なんとか間に合った!』という繰り返しになっているのですが、頑張っていろいろな作品を紹介していこうと思っています。
 とはいえ、諸事情があって出せない作品もあるんですけど、みなさんに喜んでいただける作品を1本でも配信できればと思っています。
 あと、まだそこまで手が回っていないのですが、のちのちは英語字幕もつけて、世界の方々にもっとみていただけるチャンスを広げられればと考えています」
 社会派のドキュメンタリー映画というと、国家とか社会とかテーマが大きく、自分とは縁遠く、敬遠してしまう人も多いかもしれない。ただ、グループ現代の現在配信している作品の数々をみていると、教育にしても、福祉にしても、社会の在り方についても、普通の日常の生活に密着していることに気づかされる。
 また、いまではこんな取材は不可能、こんな撮影はまず許可が下りないといった驚きの場面が記録された作品も少なくない。
 このまたとない機会に、今ではなかなか見る事の出来ない貴重な映像の数々に出会ってほしい。
<グループ現代オンデマンド>
現在、環境や教育、医療、福祉、アイヌ文化など、
50年以上にわたる他では見られない貴重な記録映画の数々、
全24作品のグループ現代製作ドキュメンタリーを
1本500円(『小梅姐さん』のみ1000円)で配信中!
https://vimeo.com/groupgendai/vod_pages
<見放題プラン>
第1弾から第5弾まで計23作品(『小梅姐さん』を除く)の
グループ現代製作ドキュメンタリーを月額1000円で見放題配信中!
ただいま先着10名様に『医す者として』DVDプレゼントも実施中。
https://vimeo.com/ondemand/groupgendai
<グループ現代公式youtube>
https://www.youtube.com/channel/UC23y0srkFrvZ2VL5HC2gDPA
<グループ現代Facebook>
https://www.facebook.com/groupgendai
<グループ現代Twitter>
https://twitter.com/GroupGendai
筆者撮影以外の写真はすべて(C)グループ現代
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizukamikenji/20210211-00222003/

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マオリ族の国会議員 ネクタイ着用拒否で議会退場 ニュージーランド

2021-02-12 | 先住民族関連
ロイター 2021年02月11日 08:20
ニュージーランドのマオリ党の党首が、ネクタイをしていないことを理由に議会から追い出されたことが分かった。米ニューヨーク・タイムズが報じている。
マオリ党とは、先住民族のマオリ族が、固有の権利を主張するために2004年に結成した政党。2020年の総選挙では議席を獲得している。
マオリ党の党首ラウィリ・ワイティティ氏は9日、国会にネクタイを着けずに現れた。その後、トレヴァー・マラード議長とワイティティ氏の間でドレスコードについて激しいやりとりを交わすことになり、議場から追い出されることとなった。その日、ワイティティ氏はネクタイの代わりにマオリ族の伝統的なペンダントを首から下げていた。
英BBCによると、ワイティティ氏はそのやりとりの中で、自身は「マオリのビジネスウェア」を身につけていると述べていた。
この一件は、ニュージーランド国内外で報道された。マラード議長は10日、小委員会でマオリ族のペンダントがビジネスの服装に該当するかどうかを議論。その結果、小委員会の過半数がネクタイの義務化を撤廃することに賛成したという。
同国のジャシンダ・アーダーン首相は9日、ネクタイの着用拒否に反対していないと記者団に語った。首相は、「この問題は解決できると確信している。私はほとんどのニュージーランド人がネクタイを気にしているとは思わない」と述べていた。
https://jp.sputniknews.com/life/202102118144542/

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