先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ文化を多言語で解説 帯広百年記念館、野草園、動物園の展示物 モバイルガイド整備へ

2021-02-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 02/24 19:47 更新

帯広百年記念館にある十勝のアイヌ文化を紹介するコーナー。展示品を多言語で紹介するモバイルガイドを制作する
 帯広市は新年度、十勝管内のアイヌ文化への理解を深める事業に力を入れる。市内の緑ケ丘公園西側に位置する帯広百年記念館、市野草園、おびひろ動物園の3施設を「アイヌ文化とのふれあいゾーン」と位置付け、デジタルコンテンツを充実させる。展示品を多言語で解説するモバイルガイドを整備し、新型コロナウイルス感染収束後の外国人観光客の取り込みにつなげる考え。
 国のアイヌ政策推進交付金を活用し、新年度予算案に1500万円を計上した。同記念館にWi―Fi(ワイファイ)を整備し、常設展示室にあるアイヌ民具や動物の剥製など展示品約40点を解説するモバイルガイドを制作する。来場者は、手持ちのスマートフォンやタブレット端末で見ることができる。アイヌ語の呼び名やアイヌ民族に伝わる言い伝えなどの解説も載せる。
 野草園では、オオウバユリやオヒョウなどアイヌ民族の暮らしに関わる野草や樹木を紹介する看板を設置。QRコードを付け、モバイルガイドと連動させる。動物園でも看板を設置し、エゾフクロウやエゾシカなどアイヌ民族との関わりが深い動物を紹介。十勝のアイヌ民族が使う方言や言い伝えなども掲載する。
 モバイルガイドは英語や中国語など多言語に対応し、同記念館が今秋にも制作する。同記念館では2017年ごろから外国人観光客が増加。コロナ後を見据え、隣接する野草園や動物園と一体でアイヌ文化に関するデジタルコンテンツを充実させ、国内外に十勝のアイヌ文化を発信する。
 全小中学生に1台ずつタブレット端末を割り当てる「GIGAスクール構想」とも連携。児童生徒の学習にも活用する。同記念館は「知的好奇心を満足させるような仕組みにしたい」としている。(古谷育世)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/514831

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蔡総統、顔に入れ墨した最後の先住民を訪問 文化伝承に期待/台湾

2021-02-25 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2021/02/24 19:23 文字サイズ: 字級縮小 字級放大

蔡総統(右)の前で歌を披露する林智妹さん(左から2人目)=総統府提供
(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は23日、顔に伝統的な入れ墨「紋面」を施した最後の台湾原住民(先住民)、林智妹(Ipay Wilang)さんを訪問し、紋面をはじめとする各種族の貴重な文化が伝承されることに期待を寄せた。
林さんは東部・花蓮県出身のセデック族。家族によれば、戸籍上は日本統治時代の1922(大正11)年生まれとなっているが、出生届が出されたのは生後しばらく経ってからで、実年齢は100歳を超えている可能性があるという。5歳の時に額、15歳の時に左右の頬に、出自や年齢、才能などの象徴とされる入れ墨を施した。顔の入れ墨はこの習慣を禁止した日本政府によって当時強制的に除去されており、今はかすかな跡だけが残っている。2016年、同県の無形文化財保持者に指定された。現在は、家族がいる北部・新北市で暮らしている。
赤と黒の横じまに各種の紋様を刺しゅうした手縫いの伝統衣装で蔡氏を迎えた林さん。大好きな賛美歌2曲と自ら作った歌曲を披露し、国家安泰と蔡氏の健康を祈った。
(葉素萍/編集:塚越西穂)
https://japan.cna.com.tw/news/asoc/202102240007.aspx

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ文化振興へ提言相次ぐ 大地連携ワークショップ

2021-02-25 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2021/2/24配信
 アイヌ文化に理解を深める講座「大地連携ワークショップ~風の谷のトウ」がこのほど、平取町内で開かれた。全国の大学生・大学院生ら45人が4泊5日の日程で参加し、アイヌ文化の古式舞踊、木彫り、伝統料理作りなどを体験した。  ワークショップ…
この続き:462文字
ここから先の閲覧は有料です。
https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/41633/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【ビブリオエッセー】自然の力を前に私たちは… 「羆嵐」吉村昭(新潮文庫)

2021-02-25 | アイヌ民族関連
産経新聞 2021/02/24 14:49産経新聞
 「区長たちの顔が、ゆがんだ。音は、つづいている。それは、あきらかに羆が骨をかみくだいている音であった」。この凄絶な表現に戦慄を覚えたのが『羆嵐』だった。現実の事件をもとにした小説だ。大正4年12月、北海道の開拓地、当時の苫前村三毛別(現苫前町)の奥地で日本の獣害史上最大の惨事は起きた。
 冬眠を逸した羆(ヒグマ)が空腹から開拓民の民家に侵入し、次々と村民を襲ったのだ。最初の犠牲者となった母子の通夜が営まれているところを再度襲撃。人間が餌食となる惨劇は、その残酷な描写も生々しい。犠牲者は死者6人、胎児も絶命し、重傷者3人。開拓民たちは恐れおののいた。
 警察署員や近隣からも大勢の男たちが動員され羆を追うが討伐は難航する。わらにもすがる思いで評判は悪いがクマ撃ちの名人、銀四郎に助けを求めた。羆は手負いになっても行動は迅速だった。息詰まる攻防の末、銀四郎はたった一人で体長2・7メートルの羆を仕留める。
 私の曽祖父が北海道へ入植の際、よく羆を撃ったと父から聞いていた。羆による被害はこの北海道では日常的な光景である。
 一方で羆から見れば「我々の生活を脅かしたのは人間ではないか」となるだろう。自分たちが発明した利器で群れて暮らしているにすぎない人間たちは時に自分たちを地上の主と勘違いし、他の生命を思う心を忘れてしまう。
 もちろん入植者のご苦労があって今の生活がある。ただ自然の中で生かされている人間は自然と向き合う謙虚さを持ちたい。生態系や自然現象への「想定外」という言葉もやはり人間本位の目線かもしれない。アイヌの人たちが自然を慈しみ、共存してきた姿を思った。
 札幌市厚別区 秋山芳弘 57

 【ビブリオ・エッセー募集要項】本に関するエッセーを募集しています。応募作品のなかから、産経新聞スタッフが選定し、月〜金曜日の夕刊1面に掲載しています。どうか「あなたの一冊」を教えてください。
 投稿はペンネーム可。600字程度で住所、氏名、年齢と電話番号を明記し、〒556−8661産経新聞「ビブリオエッセー」事務局まで。メールはbiblio@sankei.co.jp。題材となる本は流通している書籍に限り、絵本、漫画も含みます。採用の方のみ連絡、原稿は返却しません。二重投稿はお断りします。
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/sankei-lif2102240018.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もっちりな卵パンケーキ?「エッグクラスト」を作ってみよう

2021-02-25 | 先住民族関連
クックパット 2021/02/24 12:00

まるでパンケーキのようなココナッツ風味の卵料理
「エッグクラスト」は、ジャカルタ先住民族から伝わった伝統的レシピです。植民地時代は、パーティやお祝いの席など特別なときに出されていたもので、ココナッツをたっぷり使う香ばしい卵料理だそう。
早速、作り方をチェック!
今回のレシピをご紹介してくださったのは、ママナウラ#ジーハンさん。この「エッグクラスト」を作るときは、小さな中華鍋を使うそうです。
では、さっそく気になるレシピを見てみましょう。
材料<3人分>
・干しエビ…大さじ2
・ココナッツロング…150g
・卵…3個
・揚げエシャロット…大さじ3
・塩…小さじ1/4
・胡椒…少々
・粉末スープ…小さじ1/8
手順
1. 干しエビを乾煎りし、すり潰します。もち米は一晩浸しておきます。
2. 一人分ずつ作ります。まず一晩浸したもち米の1/3量を小さ目のフライパンに入れ、大さじ3〜4杯の水を注ぎ、4〜5分間煮ましょう。
3. 2 にココナッツロング大さじ2、干しエビ小さじ1、卵1個、塩、粉末スープ、胡椒少々を加え、よく混ぜます。鍋に蓋をして、オムレツのように焼きましょう。
4. 卵が固まってきたら裏返し、卵の表面に焼き目がつくよう、弱火〜中火で焼きます。
5. 器に盛り、ココナッツロングと揚げたエシャロットを振りかければ、出来上がり! これをあと2回くり返ます。
オリジナルレシピはこちら
クックパッドインドネシアに寄せられたママナウラ#ジーハンさんのオリジナルレシピもぜひご覧ください。
『Kerak Telor Rumahan』 byママナウラ#ジーハンさん
ママナウラ#ジーハンさんのキッチンには他にもインドネシアの美味しそうな料理のレシピがいっぱいです♪
クックパッドインドネシアについて
クックパッドインドネシア には、現地のユーザーの皆さまから寄せられた本場の家庭料理のレシピが満載です。
先日開催されたインドネシアでの「卵料理レシピコンテスト」のページはこちらからチェックできますよ。
https://news.goo.ne.jp/article/cookpad/life/cookpad-40035.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の外交「先進国落ち」な理由とは?茂木外相は毅然とした対応を-対ブラジル/ミャンマー

2021-02-25 | 先住民族関連
ヤフーニュース 2/24(水) 11:50 志葉玲
アマゾン熱帯雨林の危機は続いている。昨年も森林火災が深刻であった。(写真:ロイター/アフロ)
 日本の外交では、環境や人権の優先度が低い―そう思わざるを得ないのは今に始まったことではないにせよ、茂木敏充外務大臣の最近の振る舞いには、やはり失望させられる。先月のブラジル訪問では、同国のボルソナロ政権によるアマゾン熱帯雨林破壊など気にしていないかのような振る舞いであった。また、ミャンマーでのクーデターに対しても、同国への経済協力の停止については、非常に歯切れが悪い。だが、こうした茂木外交の姿勢は、国際社会から「環境や人権の問題に後ろ向き」だと見られるリスクがある。
○熱対雨林破壊、先住民族への「ジェノサイド」
 「ブラジルのトランプ」とも呼ばれるジャイル・ボルソナロ大統領は「嫌われ者」だ。とりわけ、環境や人権を重視する人々からは。全世界の生物種の約1割が生息すると言われ、正に生物多様性の宝庫とも言うべき南米アマゾン熱帯雨林は、ボルソナロ政権が推し進める開発により、近年では最悪のペースで破壊され続けている。大規模森林火災が国際問題となった2019年よりも、昨年での森林破壊の規模が酷かったというから驚きだ。
Brut Japan
@brutjapan
「アマゾン熱帯雨林が燃えているなど嘘です」。ボルソナロ大統領の主張とは裏腹に、ブラジル国内のアマゾン熱帯雨林では今年も森林火災が多発している。さらに、グリーンピースなどの環境保護団体は、人々の関心が低下していることに警鐘を鳴らしている。
午前6:59 · 2020年8月31日·Twitter Media Studio
 南米の環境問題に詳しいエコロジストの印鑰智哉さんは「アマゾン熱帯雨林などのブラジルでの原生林の破壊はボルソナロ政権になって80%増加しました」と憤る。「気候変動(=地球温暖化)や生物の大量絶滅が進む中、むしろ回復に必死にならなければならない森林を逆に猛スピードで破壊しているのです。ボルソナロ政権は森林破壊を取り締まる機関IBAMAの予算をカットし、不法伐採者達が罰金が取られることも大幅に減りました。アマゾン熱帯雨林は、先住民族保護区でもあり、先住民族以外の許可無き侵入は犯罪ですが、そこでも放火や先住民族への暴力事件は頻発化し、もはやジェノサイドだと、多くの環境団体や人権団体が批判しています」(印鑰さん)。
アムネスティ日本
@amnesty_or_jp
8月9日は #世界の先住民の国際デー
「森がなければ、私たちには生きる意味がない」
#ブラジル アマゾン地域で成長目覚ましい牛肉産業。その裏で #先住民族 の生活が脅かされています。
牧畜業者が先住民族保護区の土地を違法に奪って牧草地に変え牛を飼育。食肉業界も見て見ぬふりをしています。
こうした中、冒頭に触れたように、茂木外相は先月ブラジルを訪問し、「ニオブ及びグラフェンの生産及び利用に関する協力覚書」に署名した。ニオブとは原発などに不可欠なレアアース(希土)、グラフェンは黒鉛から作られ軽く強靱な素材であるが「これらの採掘のための鉱山開発は深刻な森林破壊につながっている」と印鑰さんは指摘する。

「開発するとしても、十分な環境保護計画が不可欠なのですが、ボルソナロ政権にそれをやる姿勢は皆無です」(同)。印鑰さんは「ボルソナロ大統領と手を握り、もっと開発進めましょうと覚え書き。これが日本の現実です」と憤懣やるせない様子だ。こうした日本の姿勢と、欧州の姿勢では大きく異なる。「アマゾン破壊に抗議して、EUは南米共通市場メルコスールとの自由貿易協定を停止していますし、ノルウェーやドイツはブラジルへの政府援助を止めました」(同)。
INYAKU Tomoya 印鑰 智哉
@tomo_nada
返信先: @tomo_nadaさん
南米訪問の茂木外相はコロナの死者が20万人を超えるブラジルに何しに行ってきたのか? 生態系や先住民族へのジェノサイドを行っているとして国際的に非難されているボルソナロ政権とさらなる鉱山開発や農業開発を進める約束? 世界に対する犯罪ではないか?
https://facebook.com/InyakuTomoya/posts/4910951582264966
 温暖化防止を重視するバイデン政権の米国も、ボルソナロ政権に厳しい対応を取るのでは、と見られている。バイデン大統領は、その大統領選での公約集の中で「温暖化対策を怠る『ならず者』国家をリスト化する」としており、米国の各メディアでは、ブラジルが真っ先にリスト入りするのではないかと評する。バイデン大統領自身も昨年のトランプ前大統領との討論会で「私なら、ボルソナロ政権に対し、『アマゾン熱帯雨林の保護のための国際支援を受け取るか、さもなくば経済的に重大な影響を被るだろう』と言う」と発言しているのだ。
○ミャンマーでのクーデターにも「口先」だけ
 茂木外交と欧州・米国との温度差では、ミャンマー(ビルマ)でのクーデターの対応も大きく異ると言えるだろう。今月1日にアウンサンスーチー国家顧問ら政府与党「国民民主連盟」(NLD)関係者達を拘束し、実権を力づくで奪ったミャンマー国軍に対して、国際社会からの反発は強まっている。米国のバイデン政権は今月11日に軍上層部や関連企業への制裁対象にすると宣言。さらに22日にも新たに軍幹部を資産凍結などの制裁を科した。イギリスも軍幹部の在英資産の凍結と英国への入国禁止を科しており、EU議会でも対ミャンマー制裁が検討されている。これに対し、日本は態度を曖昧にしたままだ。茂木外相は、クーデターを批難し、アウンサンスーチー氏らの解放を求めたものの、制裁については会見で幾度も質問されているものの、「関係各国と緊密に連携している」等とお茶を濁すばかりだ。
日本は、安倍政権時に2016年11月に5年間で8000億円規模の対ミャンマー支援を行うと決定、JICA(国際協力機構)も昨年1月に都市開発事業や地方インフラ整備などに最大で約1209億円の円借款(低利での開発資金の貸出し)を決めている。その後も、同年3月に鉄道事業や火力発電所の改修などに約479億円の円借款、同11月に道路整備事業や中小企業支援などで約428億円の円借款を行う等、次々に対ミャンマー支援を発表している。対ミャンマー円借款は2012年度から再開されたが、筆者がJICAに確認したところ、「円借款の再開は軍政から民政への移管がきっかけ」だったのだという。つまり、日本の対ミャンマー支援は、民主化が前提であり、今回のクーデターでその前提が崩されたということだ。それにもかかわらず「口先」だけでミャンマー国軍を批判するだけでは説得力を欠く。
 ミャンマー現地では、クーデターを批難し、アウンサンスーチー氏らの解放を求めるデモを、ミャンマー軍が弾圧。一部では実弾発砲も行われ、死者や負傷者も出始めている。
 今月3日には、在日ミャンマー人の人々が外務省の前でアピールを行い、日本政府としてミャンマー軍に厳しい対応をすることを求めた。
 筆者は、茂木外相の定例記者会見に参加。ブラジルやミャンマーの状況に対し、何らかペナルティ-的な措置を取るのか、質問した。だが、その答えは「外交というのは、様々な要因の中で今後というのを見据えていかなければなりません。一つの時点において、様々な外交手段等々について、あるのかないのかと、一律的にこの時点に限ってお答えすることはできません」というものだった。
 環境や人権、民主主義において、深刻な事態が起きている中で、外交についての一般論的なコメントしかなく、具体的な提案や行動を伴わないというのでは、何のための外務省なのか。仮に水面下で動いているとしても、「外交は一般人には知らせないでおく」というのは時代錯誤の秘密主義であり、今日の民主主義社会において説明責任は重要だ。石炭関連企業や非人道兵器の製造企業からの資金引き上げ等、今、世界では官民ともに、環境や人権という視点から好ましくない事業と決別するという動きがメインストリーム化しつつある。日本の外交はこうした点において、時代遅れになってきているのではないか。中国やインド、ブラジル等、新興国が経済力で国際社会にも影響力を持つ中で、環境や人権分野が先進国の先進国たる部分としてこれまで以上に重視される状況にある。日本としても先進国にふさわしい振る舞いとして、アマゾン熱帯雨林の破壊やミャンマーのクーデターに対し毅然とした対応をすべきであろう。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20210224-00224226/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする