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聖火リレー1万人が思い継ぐ 25日スタート、コロナ下で機運醸成なるか 道内は6月13、14日

2021-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/25 00:16 更新
 新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京五輪の聖火リレーは25日午前、東日本大震災による東京電力福島第1原発事故の対応拠点となった福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)で始まる。ランナー約1万人が7月23日の東京・国立競技場での開会式まで、121日かけて47都道府県を巡る。ただ、感染収束は見通せず、大会開催とともに聖火リレー実施にも不安の声が根強い。感染対策の徹底で大会の機運を醸成できるかが大きな課題となる。
 リレーの第1走者は、震災発生の2011年にサッカー女子ワールドカップを制した日本代表「なでしこジャパン」の当時のメンバー、高瀬愛実選手(30)=北見市出身=ら16人がグループで務める。お笑いコンビ「サンドウィッチマン」や俳優石原さとみさんらが出席する出発式は一般客を入れず、簡素化する。
 24日、Jヴィレッジ内でのリハーサルでは関係者が紙でかたどったトーチを掲げ、コースを走った。大会組織委員会の橋本聖子会長は記者会見で「安全最優先で進める。万全の体制で運営する」と強調した。
 組織委と各都道府県の実行委員会は、観客の肩が触れ合う密集の回避を呼びかけ、マスク着用や声を出さないように求める。密集が解消されない場合は、当該区間や市町村単位での中断も検討。緊急事態宣言や外出自粛要請が出ている都道府県では公道でのリレーを見送り、点火セレモニーだけを行うこともあるが、組織委は4月27、28日の鹿児島県までは予定通り公道で実施すると公表した。
 道内は6月13、14日に約200人が18市町を走る。初日は函館市をスタートし、胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」に到着。2日目は苫小牧市から、胆振東部地震で被災した胆振管内むかわ、厚真、安平の3町などを経て、札幌市北3条広場(アカプラ)がゴールとなる。(須貝剛、木村直人)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/525324

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環境生活部長に森氏 道部長級人事、48人中30人新任

2021-03-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/24 05:00
 鈴木直道知事は23日、4月1日付の部長級人事を決めた。48人中30人が新任となる大幅な異動となった。環境生活部長に森隆司東京事務所長(57)、農政部長に宮田大食の安全推進監(57)を起用。建設部長には北谷啓幸後志総合振興局長(57)、知事室長には三橋剛経済部次長(55)が就く。総合振興局長・振興局長は新任が8人となる。
 知事は既に、総合政策部長に浜坂真一知事室長(56)、総務部長に藤原俊之総務省大臣官房政策評価広報課企画官(44)、新型コロナウイルス感染症対策監に原田朋弘保健福祉部次長(44)、次世代社会戦略監に中島俊明上川総合振興局長(55)、観光振興監に山崎雅生経済部次長(46)を充てることを決めている。(村田亮)
 このほかの部長級人事は次の通り。
▽会計管理者(危機管理監)野村聡▽道議会事務局長(人事委員会事務局長)青木誠雄▽監査委員事務局長(胆振総合振興局長)花岡祐志▽人事委員会事務局長(アイヌ政策監)長橋聡▽職員監(総務部次長)若原匡▽危機管理監(檜山振興局長)永山秀明▽アイヌ政策監(石狩振興局長)佐藤則子▽食産業振興監(釧路総合振興局長)山口修司▽食の安全推進監(農業経営局長)横田喜美子▽企業局長(地域経済局長)三島斉▽道立病院部長(地域医療推進局長)道場満▽空知総合振興局長(土木局長)白石俊哉▽石狩振興局長(森林環境局長)浜田智子▽後志総合振興局長(建設部技監)天沼宇雄▽胆振総合振興局長(人事局長)谷内浩史▽檜山振興局長(政策局長)槇信彦▽上川総合振興局長(観光局長)佐藤昌彦▽宗谷総合振興局長(水産林務部次長)辻井宏文▽釧路総合振興局長(交通政策局長)菅原裕之▽東京事務所長(計画推進担当局長)加納孝之▽札幌道税事務所長(札幌道税事務所税務管理部長)斎藤正彦
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/524957

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中国の個人が「アイヌ」の商標出願、特許庁が拒否

2021-03-25 | アイヌ民族関連
サンケイビズ 2021.3.23 10:24
 中国広東省の個人が日本の特許庁に「AINU」を商標登録出願し、一部のアイヌ民族から「便乗商法だ」などと反発の声が上がっていた問題で、民族の誇りが尊重される共生社会の実現の障害となる恐れがあるとして、登録を拒否していたことが23日、同庁の開示資料で分かった。
 開示資料で、「AINU」が「先住民族であるアイヌのローマ字表記と容易に認識させる」と指摘。アイヌ施策推進法が施行され文化振興への意識が高まる中、「商標を独占的に使用することはわが国の社会公共の利益に反し、公序良俗を害する恐れがある」とした。
 開示資料によると、広東省深センの個人名でスマートフォンケースやパソコンのマウスといった商品の商標として登録が出願されていた。(一方、国内では番組で差別的表現 日テレ社長が謝罪 総務省接待問題に関しても言及)
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210323/mca2103231024012-n1.htm

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<日本テレビ>アイヌ差別放映 局の認識甘く、波紋 「歴史学ぶ契機に」 /北海道

2021-03-25 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2021/03/24 06:17
 日本テレビの情報番組「スッキリ」で、アイヌ民族を傷つける表現が放映され、波紋が広がっている。認識の甘さに批判が集まった日本テレビは謝罪に追われている。一方、アイヌの側からは抗議や憤りだけでなく、「歴史を学ぶきっかけに」と願う声も出ている。【山下智恵】
 発端は、今月12日午前に放送された「スッキリ」でのお笑い芸人、脳みそ夫さんの表現。アイヌの女性をテーマにしたドキュメンタリー作品の紹介を受け、「この作品とかけまして動物を見つけたととく。その心は、あ、犬」と発言した。内容は事前収録だった。
 放送直後からネット交流サービス(SNS)で問題視する声が相次ぎ、日本テレビは放送当日の午後に謝罪のコメントを出した。脳みそ夫さんも14日に「勉強不足を痛感」とSNSに直筆文書を公開し謝罪した。
 インターネットでは反応が過激化もみせ、脳みそ夫さんを「差別主義」などと指弾する書き込みなどが相次ぐ一方、発言に乗じて「アイヌ民族なんていない」などと分断をあおる発言もあった。
 多くのアイヌが暮らす北海道では反響が大きく、市民団体や政党からも抗議や申し入れが相次いだ。アイヌや研究者で作る「アイヌ政策検討市民会議」は15日、「ネット上の差別する側にどのような影響を与えたのかなどを調査し、メディアとして今後のあるべき姿を再構築すべきだ」と日本テレビを厳しく非難。政府も加藤勝信官房長官が同日の記者会見で「極めて不適切。放送局に厳重な抗議をした」と述べた。
 日本テレビは「担当者に差別に当たる認識が不足し、放送前の確認も不十分だった」と説明するが批判は収まらず、幹部が繰り返し謝罪を重ねる事態となっている。
 「差別的意味に気づかなかったとの日本テレビのコメントはより深刻。個人や放送局レベルの問題ではない」と北海道大アイヌ・先住民研究センター長の加藤博文教授は問題の根深さを指摘する。
 近年、アイヌへの関心や理解が深まり、内閣官房による同12月の世論調査では、アイヌ民族が先住民という認知度が初めて9割を超えた。だが、加藤教授は「先住民族の認知と差別禁止など施策の必要性が結びついていない」と指摘。「諸外国では国の政策が先住民族をどう傷つけてきたか、国のトップが和解のための表現を公に行い、全体に周知を図りけじめをつけてきた」と、日本との温度差を問いかける。
 白老町でカフェを営むアイヌの田村直美さん(49)は中学生の頃から、今回問題となったのと同じ表現でいじめられ「あ」「いぬ」という発音にすら反応するほど嫌だった。「多くのアイヌが苦しんだ言葉。傷ついた人は多い」と話す一方、共生への期待は失わず、「発言は教育の問題など、さまざまな要因がある。さらなる分断のきっかけにするのではなく、アイヌの歴史を学んで知る契機にしてほしい」と訴えた。
 ■アイヌ差別表現を巡る経過
12日午前 日本テレビの情報番組「スッキリ」でお笑い芸人がアイヌ民族への差別表現を使い発言
   午後 日テレが謝罪コメント発表
13日   北海道アイヌ協会が日テレに事情説明を申し入れ
14日   発言した芸人がSNSに謝罪を掲載
15日   加藤勝信官房長官が記者会見で「放送局に厳重注意した」と発言
16日   道アイヌ協会の大川勝理事長が政府に対応を要望。加藤官房長官が再発防止策を検討する方針を示す
18日   日本民間放送連盟の大久保好男会長(日テレ会長)が定例会見で謝罪
19日   道と道アイヌ協会が原因究明と再発防止求める共同声明
22日   日テレの小杉善信社長が定例会見で謝罪。再発防止策をまとめる
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20210324ddlk01040014000c.html

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