北海道新聞 03/25 00:16 更新
新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京五輪の聖火リレーは25日午前、東日本大震災による東京電力福島第1原発事故の対応拠点となった福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)で始まる。ランナー約1万人が7月23日の東京・国立競技場での開会式まで、121日かけて47都道府県を巡る。ただ、感染収束は見通せず、大会開催とともに聖火リレー実施にも不安の声が根強い。感染対策の徹底で大会の機運を醸成できるかが大きな課題となる。
リレーの第1走者は、震災発生の2011年にサッカー女子ワールドカップを制した日本代表「なでしこジャパン」の当時のメンバー、高瀬愛実選手(30)=北見市出身=ら16人がグループで務める。お笑いコンビ「サンドウィッチマン」や俳優石原さとみさんらが出席する出発式は一般客を入れず、簡素化する。
24日、Jヴィレッジ内でのリハーサルでは関係者が紙でかたどったトーチを掲げ、コースを走った。大会組織委員会の橋本聖子会長は記者会見で「安全最優先で進める。万全の体制で運営する」と強調した。
組織委と各都道府県の実行委員会は、観客の肩が触れ合う密集の回避を呼びかけ、マスク着用や声を出さないように求める。密集が解消されない場合は、当該区間や市町村単位での中断も検討。緊急事態宣言や外出自粛要請が出ている都道府県では公道でのリレーを見送り、点火セレモニーだけを行うこともあるが、組織委は4月27、28日の鹿児島県までは予定通り公道で実施すると公表した。
道内は6月13、14日に約200人が18市町を走る。初日は函館市をスタートし、胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」に到着。2日目は苫小牧市から、胆振東部地震で被災した胆振管内むかわ、厚真、安平の3町などを経て、札幌市北3条広場(アカプラ)がゴールとなる。(須貝剛、木村直人)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/525324
新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京五輪の聖火リレーは25日午前、東日本大震災による東京電力福島第1原発事故の対応拠点となった福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)で始まる。ランナー約1万人が7月23日の東京・国立競技場での開会式まで、121日かけて47都道府県を巡る。ただ、感染収束は見通せず、大会開催とともに聖火リレー実施にも不安の声が根強い。感染対策の徹底で大会の機運を醸成できるかが大きな課題となる。
リレーの第1走者は、震災発生の2011年にサッカー女子ワールドカップを制した日本代表「なでしこジャパン」の当時のメンバー、高瀬愛実選手(30)=北見市出身=ら16人がグループで務める。お笑いコンビ「サンドウィッチマン」や俳優石原さとみさんらが出席する出発式は一般客を入れず、簡素化する。
24日、Jヴィレッジ内でのリハーサルでは関係者が紙でかたどったトーチを掲げ、コースを走った。大会組織委員会の橋本聖子会長は記者会見で「安全最優先で進める。万全の体制で運営する」と強調した。
組織委と各都道府県の実行委員会は、観客の肩が触れ合う密集の回避を呼びかけ、マスク着用や声を出さないように求める。密集が解消されない場合は、当該区間や市町村単位での中断も検討。緊急事態宣言や外出自粛要請が出ている都道府県では公道でのリレーを見送り、点火セレモニーだけを行うこともあるが、組織委は4月27、28日の鹿児島県までは予定通り公道で実施すると公表した。
道内は6月13、14日に約200人が18市町を走る。初日は函館市をスタートし、胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」に到着。2日目は苫小牧市から、胆振東部地震で被災した胆振管内むかわ、厚真、安平の3町などを経て、札幌市北3条広場(アカプラ)がゴールとなる。(須貝剛、木村直人)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/525324