北海道新聞 03/09 05:00
道庁で記者会見するアイヌ政策検討市民会議の丸山博代表(右)
道庁で記者会見するアイヌ政策検討市民会議の丸山博代表(右)
道内のアイヌ民族や研究者らでつくるアイヌ政策検討市民会議(丸山博代表)は8日、道庁で記者会見し、道が策定中の北海道アイヌ政策推進方策について、人種差別禁止条例の制定などを盛り込むよう求めた。
丸山代表は、インターネット上でアイヌ民族への差別的な投稿が続いているとし、これに歯止めをかける必要性を強調した。
また、方策の素案はアイヌ民族の生活向上や文化振興などに取り組むとしているが、「先住民族としての権利回復に触れておらず、不十分」と指摘。道の施策を評価するために各地のアイヌ民族でつくる専門委員会を設置することも要望した。同会議は同様の内容の意見書を今月2日、道に提出した。
方策は2021年度から5年計画。道は今年1月に有識者らでつくる検討会議に素案を示し、今月2日まで意見公募を実施した。今月中にも方策を決定する見通し。(田鍋里奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/519357
道庁で記者会見するアイヌ政策検討市民会議の丸山博代表(右)
道庁で記者会見するアイヌ政策検討市民会議の丸山博代表(右)
道内のアイヌ民族や研究者らでつくるアイヌ政策検討市民会議(丸山博代表)は8日、道庁で記者会見し、道が策定中の北海道アイヌ政策推進方策について、人種差別禁止条例の制定などを盛り込むよう求めた。
丸山代表は、インターネット上でアイヌ民族への差別的な投稿が続いているとし、これに歯止めをかける必要性を強調した。
また、方策の素案はアイヌ民族の生活向上や文化振興などに取り組むとしているが、「先住民族としての権利回復に触れておらず、不十分」と指摘。道の施策を評価するために各地のアイヌ民族でつくる専門委員会を設置することも要望した。同会議は同様の内容の意見書を今月2日、道に提出した。
方策は2021年度から5年計画。道は今年1月に有識者らでつくる検討会議に素案を示し、今月2日まで意見公募を実施した。今月中にも方策を決定する見通し。(田鍋里奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/519357