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札幌大学アイヌ文化教育研究センター設立記念式典 -- 第11回ウレシパ・フェスタ開催のお知らせ

2021-03-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/11 14:05
札幌大学と一般社団法人札幌大学ウレシパクラブは、アイヌ文化教育研究センター設立記念式典と第11回ウレシパ・フェスタをオンラインで同時開催します。
(ウレシパの「シ」は、アイヌ語で使用される小書き片仮名の「シ」)
 アイヌ文化教育研究センターは、アイヌ民族に関する教育研究成果をもとに、アイヌ文化の担い手育成などを通じて次代に貢献するとともに、国内外におけるアイヌ民族に関する理解の促進に資することを目的に昨年12月1日に設立されました。
 記念式典の基調講演では常本照樹教授が「アイヌ施策推進法と高等教育:アイヌ文化教育研究センター設立の意義」と題して講演します。パネルトークは瀬川拓郎教授、本田優子教授も加えた本学の教授3人で行います。
 ウレシパ・フェスタではウレシパクラブ学生による公演も行います。
 アイヌ文化教育研究センター設立記念式典、第11回ウレシパ・フェスタは札幌大学公式YouTubeチャンネルで3月14日から視聴可能になります。
※札幌大学と一般社団法人札幌大学ウレシパクラブは令和2年12月に包括連携・協力協定を締結しています。
【札幌大学アイヌ文化教育研究センター設立記念式典、第11回ウレㇱパ・フェスタ―YouTube配信開催概要】
1. 配信日時
 令和3(2021)年3月14日(日) 13:00~
2. 当日のプログラム
〈第1部 札幌大学アイヌ文化教育研究センター設立記念式典〉
*開催挨拶
 大森 義行(札幌大学 学長)
 荒川 裕生(学校法人札幌大学 理事長)
 本田 優子(札幌大学アイヌ文化教育研究センター センター長)
*基調講演 「アイヌ施策推進法と高等教育:アイヌ文化教育研究センター設立の意義」
 常本 照樹(公益財団法人アイヌ民族文化財団理事長・札幌大学教授)
*パネルトーク「札幌大学がめざすアイヌ文化教育・研究・伝承とは」
 常本 照樹、瀬川 拓郎(札幌大学教授)、本田優子(札幌大学教授)
〈第2部 第11回ウレシパ・フェスタ〉
*ウレシパクラブに所属する学生たちの芸能発表を行います。
3. 視聴方法
 オンラインでの視聴が可能です。
 下記の札幌大学公式YouTubeチャンネルにおいて動画プレミア配信を行う予定です。
 視聴は無料で、お申し込みは必要ありません。
 また、開催後1週間限定(3月21日13時まで)でアーカイブにてご視聴いただくことができます。
●札幌大学公式YouTubeチャンネル
 https://www.youtube.com/c/札幌大学
▼本件に関する問い合わせ先
○札幌大学アイヌ文化教育研究センター
 〒062-8520 札幌市豊平区西岡3条7丁目3番1号 札幌大学学務部研究支援課
 TEL: 011-852-9150
 E-mail: gakumu@ofc.sapporo-u.ac.jp
○一般社団法人札幌大学ウレㇱパクラブ
 〒062-8520 札幌市豊平区西岡3条7丁目3番1号 札幌大学7513号室
 TEL: 011-852-9335
 E-mail: urespa@sapporo-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
プレスリリース詳細へ https://user.pr-automation.jp/r/45849
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/520409

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<森と湿原と海と 厚岸霧多布昆布森国定公園>5 難読地名 釧路地方の地名を考える会会長 中江徹さん(71) アイヌ民族の痕跡知る

2021-03-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/11 05:00
 国定公園内の釧路町太平洋側の海岸沿いには、道内でも屈指の難読地名が並ぶ。古くからアイヌ民族が住んでいた集落に、和人が当て字で漢字名を無理やり名付けたためだ。
 「難読地名からはアイヌ民族の痕跡や考え方を知ることができる」
 釧路市の市民団体「釧路地方の地名を考える会」会長の中江徹さん(71)はこう話す。難読地名を紹介した町の看板は20基あり、国定公園内には10基ほど立つ。同会によると、例えば冬窓床(ブイマ)は「海の中に立っている岩」、入境学(ニコマナイ)は「川尻に流木の集まる川」、分遣瀬(ワカチャラセ)は「水が滝となって落ちるところ」とアイヌ語で解釈できるという。「古い村」を意味する伏古(フシコ)には江戸幕府の旅宿所もあった。
 だが、どうして読みにくい漢字が当てられたのか。
 「意図ははっきりとわからないが、和人の役人の意思ではないか」
 町内沿岸は良質なコンブの産地で知られ、明治時代の漁場請負人、佐野孫右衛門がコンブ漁などをする100戸を移住させ和人が定住した。当初、アイヌ語地名をカタカナで表していたが、国が漢字表記を指示したことで、アイヌ語の意味とは無縁の難読地名がつけられたという。同会は年1回ほど、釧路管内のアイヌ語ゆかりの地を巡る探索会を行い、地名の由来などを冊子にまとめている。
 「古地図を手に、海岸沿いを歩きながら地名のアイヌ語の意味や由来を考えると楽しい。地域の理解にもつながる」(今井裕紀)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/520469

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