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加藤官房長官、アイヌ差別放送は「不適切」 再発防止策検討へ

2021-03-17 | アイヌ民族関連
JIJI.COM 3/16(火) 18:08
 加藤勝信官房長官は16日、北海道アイヌ協会の大川勝理事長と首相官邸で面会した。
 大川氏は日本テレビの情報番組内でアイヌ民族に対する差別的な表現があったとして何らかの対応を取るよう要請。加藤氏は「アイヌの人々を傷つける極めて不適切な放送だ」と指摘し、放送当日の12日に厳重に抗議したと伝えた。また、再発防止策を関係省庁で検討する方針を示した。
 加藤氏はこの後の記者会見で「アイヌの人々がいわれのない差別を受けない社会の実現に向け、国民の理解を深めていきたい」と述べた。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/064db5538e39b188db541335382cf9e4da11f003

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干上がった湖底から十数年前の“遺失物” 先住民サオ族の丸木舟/台湾・日月潭

2021-03-17 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2021/03/16 19:13

湖の一部が干上がったことで姿を現したサオ族の丸木舟=黄禹諺さん提供
(南投中央社)中部・南投県の景勝地、日月潭で、十数年前に水底に沈んだ原住民(先住民)サオ族の丸木舟が見つかった。同地では最近まとまった雨が降っておらず、湖の一部が干上がったことで姿を現した。引き上げて保存しようという発見者の呼び掛けにサオ族の青年ら約10人が呼応し、15日、舟に固定具を取り付ける準備作業が行われた。
地元住民らによると、発見されたのは、1999年の台湾大地震に見舞われたサオ族の人々が、先住民文化による地元復興を目指し、古代の渡し船を模して制作した約15人乗りの丸木舟。精魂込めて完成させたものの、地元を襲った台風で係留ロープが断ち切れ、漂流してしまったという。見つかった丸木舟は、内部に泥が詰まり、木材も劣化しているため、むやみに動かさず、水位が上がるのを待って岸に引き上げ、その後サオ族の人々に返される予定。
(呉哲豪/編集:塚越西穂)
https://japan.cna.com.tw/news/atra/202103160010.aspx

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ぜひ映画に注目を

2021-03-17 | アイヌ民族関連
NHK 2021年3月16日(火)午前11時59分 更新

先日、民放の情報番組でアイヌに関するドキュメンタリー映画を紹介した際、アイヌの人たちを傷つける不適切な表現があったとして放送局が謝罪しました。差別的な表現があったこと自体に注目が集まりがちですが、取り上げられていたドキュメンタリー映画とはどんな作品で、どんなメッセージが込められているのでしょうか?作品のプロデューサーの男性に聞きました。
【1人のアイヌ女性の“決意”の旅】
ドキュメンタリー映画「Future is MINE~アイヌ、私の声~」は、平取町二風谷に暮らすアイヌの女性、萱野(かやの)りえさんの半生を描いた作品です。萱野さんはアイヌの家庭に生まれ、幼い頃からアイヌ文化に親しみ、その素晴らしさを広く知ってもらいたいと考えていました。しかし結婚と出産を機に日々の生活に追われる中で、一時、アイヌ文化に向き合う思いが少し弱くなったといいます。そんな時、アメリカ・フロリダ州に暮らす先住民族、セミノール族の町を訪れる機会を得て、自分たちの言葉や文化を今も大切に守りながら生活する人々に出会ったことで、アイヌ文化を守り、伝える決意を新たにしました。映画では、そんな萱野さんの心の葛藤とアイヌ文化に対する新たな“決意”を抱くまでの変遷が、彼女の言葉と共に丁寧に描かれています。
【プロデューサーは難民だった両親を持つ男性】
去年(2020年)夏、私は、今回のドキュメンタリー映画を紹介するための取材を行い、プロデューサーのチュック・ベッシャーさん(58)にお話を聞きました。
ベッシャーさんの両親はロシアにルーツがあり、第2次世界大戦後、難民として日本にたどり着きました。ベッシャーさん自身は神戸市で生まれ育ちましたが、周りと違う外見から「ガイジンだと指をさされたり、“あっち行け”と言われる」など、いじめに遭うこともあったといいます。
こうした幼い頃の経験から自らのルーツについて深く考えるようになり、アメリカの大学院でアイデンティティについて勉強したベッシャーさんがたどり着いたのが「多様性の大切さ」。映画で表現したかったのも、まさにそこだといいます。
ベッシャーさん
「周りを見て単一じゃない、みんな同じじゃない事を認める社会は柔軟性もあるし、様々なアイデアや活力を取り入れる土台も出来ていると思います。そうした社会は絶対、強いと思うんです」
作品の中で萱野さんは、セミノール族の文化を守り伝える活動をしているデュランテさんという女性との交流を通じて「私も、アイヌ文化においてデュランテさんのような人が育つ環境を作っていきたい」と語ります。自分だけでなく、アイヌ文化を守り伝えるために若い世代ともその思いを共有したいという決意です。
【多様性が力になる】
映画の完成後、去年夏、私が取材で萱野りえさんを訪ねると、萱野さんは地元で始まったアイヌ文化を伝承する事業でアイヌに伝わる口承文芸を教える先生として働き始めたところでした。一時、自分の中に沸き起こったアイヌ文化に向き合うことへの葛藤を経て、「アイヌ文化を守り伝える若い人が育つ環境を作りたい」という思いを実現していたのです。
萱野さんの姿を通じて、映画を見る私たち1人1人が日本社会が持つ多様性に気づき、それを尊重する社会につなげていって欲しいというのが、プロデューサーのベッシャーさんのメッセージです。
ベッシャーさん
「日本の中に既に定着している多様性から目を背けないで直視することが、日本にとってのパワーになると信じています。そんな問いを、萱野りえさんを通じて投げかけているのが今回の作品なんです」
ドキュメンタリー映画「Future is MINE~アイヌ、私の声~」は、動画投稿サイトYouTubeで見ることができるほか、YouTube版には入っていない要素も含めた長編版は、有料の動画配信サイトで見られます。
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/caster/r_yoshikawa/slug-n2a6f946891e0

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米、先住民が初の閣僚に 内務長官にハーランド氏

2021-03-17 | 先住民族関連
AFPBB News 2021/03/16 14:26

デブ・ハーランド氏。米首都ワシントンにて(2021年2月24日撮影)。(c)LEIGH VOGEL / POOL / AFP
【AFP=時事】米上院は15日、デブ・ハーランド下院議員を内務長官に充てる人事案を、賛成51票、反対40票で承認した。ハーランド氏は米国の先住民初の閣僚として、ジョー・バイデン政権に加わることとなる。
 内務省は、多数の先住民居留地を含む国土の約5分の1を所管している。
 ハーランド氏は、ニューメキシコ州の先住民ラグナ・プエブロの出身で、2018年に先住民出身の女性として初めて下院議員に選出された2人のうちの1人。
 ハーランド氏の内務長官指名をめぐっては、バイデン氏に歴史的決断をするよう訴える嘆願書に、約120の先住民族代表が署名していた。
 ハーランド氏は、内務長官候補として取り上げられるようになった際、気候変動や環境分野で世界が先住民コミュニティーの言葉に耳を傾ける時が来たと語っていた。
 ハーランド氏はシングルマザーで、若い頃アルコール依存症を克服した。生きるため、政府のフードスタンプ(食料配給券)を利用したこともあった。
 ハーランド氏の前に政権内で役職に就いたことがある先住民は、1929〜33年にハーバート・フーバー大統領の下で副大統領を務めたチャールズ・カーチス氏のみ。 【翻訳編集】AFPBB News
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3336964.html

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日テレ情報番組の発言問題 アイヌ協会が政府に対応要望

2021-03-17 | アイヌ民族関連
TBS 3/16(火) 21:10配信
 日本テレビの情報番組でアイヌ民族に対する不適切な発言があった問題で、北海道アイヌ協会の幹部らが加藤官房長官を訪れ、政府としてしっかりとした対応を取ることを求めました。
 北海道アイヌ協会の大川理事長ら幹部は16日午後に総理官邸を訪れ、加藤官房長官に対して、12日に放送された日本テレビの情報番組の中でアイヌ民族への差別的な表現があった問題についてしっかりとした対応を求めました。
 「国民のアイヌの人々や文化についての理解が深まっている中で、このような放送がなされたことは、アイヌの人々を傷つける極めて不適切で誠に遺憾であるということを申し上げ、当該放送局に対して厳重に抗議したことを伝えたところであります」(加藤勝信官房長官)
 午後の会見で加藤長官は、協会幹部らとのやりとりについてこのように述べたうえで、内閣官房を中心に総務省・法務省と連携して再発防止策を検討していくことを伝えたと明らかにしました。
 一方、日本テレビは放送終了後に「アイヌの方たちを傷つける不適切な表現があった」として謝罪のコメントを発表しています。(16日19:16)
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd554bbcea60d40a0d9a79d50a678f826ef29fb9

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「AINU」商標登録出願は公序良俗違反と特許庁が判断

2021-03-17 | アイヌ民族関連
ヤフーニュース 3/16(火) 11:12
最近のテレビ番組における事件等により、いっそうのアウェアネスが必要であることを痛感させられた「アイヌ」という言葉ですが、およそ1年前に中国籍の個人の方が「AINU」という商標をスマホケース等を指定商品にして商標登録出願して物議を醸したことがありました。
その時に書いた解説記事では、おそらく登録になるのではないか(拒絶したくても拒絶にできる理由がない)と書いたのですが、その予測ははずれで(すみません)、この出願には2月24日付で4条1項7号(公序良俗違反)に基づく拒絶理由が通知されていました。一般に、この拒絶理由を覆すのは困難なので、このまま拒絶査定となると思われます。
拒絶理由通知書では以下のように書かれています。
「AINU」の文字からなる本願商標を、前述の施策の推進(注:アイヌ施策推進法によるアイヌ文化の振興のこと)との関係が認められない一私人である出願人が、自己の商標として、その指定商品について独占的に使用することは、「アイヌ施策推進法」第1条に規定するアイヌの人々が民族としての誇りを持って生活することができ、及びその誇りが尊重される社会の実現を図り、もって全ての国民が相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現の障害となるおそれがあり、我が国の社会公共の利益に反し、社会の一般的道徳観念に反するというのが相当です。
4条1項7号は俗に「伝家の宝刀」とも呼ばれ、拒絶にしないと社会通念上まずいが他に拒絶できる理由がない場合に最後の手段的に発動されるものです。今までにも、歴史上の人物名の第三者による便乗出願はこの条文を理由にして拒絶することが審査基準に記載されていましたが、新しいパターンが加わったことになります。
なお、細かい話ですが、4条1項7号は、後発無効(登録後に無効理由が発生した場合)にも適用され、かつ、除斥期間(一種の時効)もないので、既に登録されている「アイヌ」を含む商標にも無効審判によって無効にされるリスクが生じたことになります(商標登録の無効の判断は個別具体的に行なわれますので絶対に無効になるわけではないですが)。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20210316-00227712/



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