03/01 19:21 更新
道内各地のアイヌ民族に関する施設を紹介するコーナー
道内各地のアイヌ民族に関する施設を紹介するコーナー
アイヌ民族文化財団(札幌)は1日、道内にあるアイヌ民族の関連施設25カ所を紹介する常設コーナーを札幌市のJR札幌駅西コンコース北口に設置した。各施設のパンフレットをそろえたほか、その魅力を伝える映像を上映する。
コーナー名は「パイェアン ロ」で、「行きましょう」の意味。昨年開業した胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」(ウポポイ)や、札幌市アイヌ文化交流センター、函館市北方民族資料館などを紹介している。映像は全25施設の魅力を約30分にまとめたもので、各施設で展示する伝統衣装や工芸品などの見どころを、日本語のナレーションと英語の字幕で解説している。
1日はオープニングセレモニーを行い、同財団の常本照樹理事長が「各地の多様なアイヌ文化を知ってもらうきっかけになれば」とあいさつ。コーナーでは今後、各施設の行事の告知なども行う。(田鍋里奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/516678