先住民族関連ニュース

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熊彫り 藤戸竹喜の魅力に迫る 旭川開催中の「生誕90年展」監修者ら

2024-11-01 | アイヌ民族関連

斉藤高広 会員限定記事

北海道新聞2024年10月31日 11:59

藤戸竹喜の人生や作品の魅力に80人の市民が耳を傾けた講座。左から本郷新記念札幌彫刻美術館館長の吉崎元章さん、「藤戸竹喜の世界展」を監修した五十嵐聡美さん、札幌芸術の森美術館学芸員の佐藤弥生さん、道立旭川美術館学芸員の津田しおりさん

 アイヌ民族の木彫家、藤戸竹喜(1934~2018年)の作品とその魅力について、学芸員たちが語る講座が札幌市民交流プラザで開かれた。道立旭川美術館で開催中の「生誕90年記念 藤戸竹喜の世界展」を監修した五十嵐聡美さん(前道立近代美術館学芸部長)ら、ゆかりの4人が登壇した。

■「見えないところまで完璧に」 心揺さぶる技

 本郷新記念札幌彫刻美術館が19日に主催した講座。オホーツク管内美幌町生まれの藤戸は旭川市近文で幼少期を過ごした後、30歳で釧路市阿寒湖畔に民芸品店を開設。木彫り熊を中心に多くの木彫を残した。

 講座では五十嵐さんが基調講演。藤戸展を手掛けた経験のある札幌芸術の森美術館の佐藤弥生さん、旭川美術館の津田しおりさんが加わり、座談会を行った。進行役は本郷新記念札幌彫刻美術館館長の吉崎元章さんが務めた。

 五十嵐さんは講演で、藤戸が「ライバルは熊彫り職人だったおやじ(竹夫)だ」と語ったエピソードを紹介。藤戸が木彫り作品を見せても、まさかりで割って火にくべられ、どこが悪いのか教えてもらえなかったという。「言われたのは『一つのことをとことんやれ、見えないところまで完璧に彫れの二つ』」と聞いたと明かした。「独学で常に向上心を持って技を磨き続けた。その思いが私たちの心を揺さぶるのだろう」と指摘した。

 ・・・・・・・・

 旭川美術館での藤戸展は11月17日まで。講座の録画は3日午後5時までに申し込めば、6日正午まで500円で視聴できる。申し込みはhttps://chobi20241019.peatix.com/から。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1082269/


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ウポポイ(民族共生象徴空間)、西日本の高校向けアイヌ関連書籍パッケージ貸出サービス“UPOPOY LIBRARY”を開始

2024-11-01 | アイヌ民族関連

CA https://current.ndl.go.jp/car/2290052024年10月31日

2024年10月28日、公益財団法人アイヌ民族文化財団が運営するウポポイ(民族共生象徴空間)(北海道)が、“UPOPOY LIBRARY”を開始したと発表しました。

“UPOPOY LIBRARY”は、西日本の高校向けアイヌ関連書籍パッケージ貸出サービスです。2024年3月に国土交通省北海道局により策定された「ウポポイ誘客促進戦略」に基づき、2024年10月から2025年3月まで、アイヌ民族に関連する書籍50冊を一つのパッケージとして、岡山県、広島県、徳島県の4校に無料で貸し出されます。

この取組は、日常生活の中でアイヌ文化に触れる機会が少ない西日本において、学校生活等の中で気軽にアイヌ文化に触れられる機会を創出し、アイヌ文化への理解を促進することを狙いとしているとあります。貸出期間中には、読書感想文の募集やアイヌ文化を体験できる企画も実施されます。

なお、今後の貸出しに当たっては、利用希望校の募集が行われる予定です。

西日本の高校向けアイヌ関連書籍パッケージ貸出サービス “UPOPOY LIBRARY”を開始(ウポポイ, 2024/10/28)
https://ainu-upopoy.jp/2024/10/28/upopoylibrary-2024/

関連:
ウポポイ誘客促進戦略[PDF:40ページ]
https://www.mlit.go.jp/hkb/content/001733156.pdf

参考:
アイヌ文化の復興・発展のナショナルセンター「ウポポイ(民族共生象徴空間)」(北海道)が2020年7月12日に開業:空間内の「国立アイヌ民族博物館」も同日に開館 [2020年06月22日]
https://current.ndl.go.jp/car/41289

https://current.ndl.go.jp/car/229005


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【11月3日】旭川市博物館で『アイヌ文化に親しむ日』開催

2024-11-01 | アイヌ民族関連

Asatan 2024年10月31日 

2024年11月3日(日)に旭川市博物館で開催される『アイヌ文化に親しむ日』のご紹介です。

2024年11月3日(日)に旭川市博物館で『アイヌ文化に親しむ日』が開催されます。
アイヌ古式舞踊が見れるほか、文化伝承者のお話、アイヌ文様刺しゅう体験などが行われます。
興味のある方はぜひ。

イベント詳細

イベント名:アイヌ文化に親しむ日
日時:2024年11月3日(日)10:00~
場所:旭川市博物館(北海道旭川市神楽3条7丁目1-45大雪クリスタルホール内)

https://asatan.com/articles/8690


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【北海道 東川町】映画『カムイのうた』がハリウッド映画祭にて上映!

2024-11-01 | アイヌ民族関連

北海道 東川町2024-10-31 10:00

北海道東川町が大雪山文化やアイヌ文化を広めると共に、差別の無い世界を目指すために制作した映画「カムイのうた」が、GLOBAL STAGE HOLLYWOOD FILM FESTIVAL 2024 で上映されます。

この映画祭は毎年ハリウッドで開催され、今年は11月1日から3日までの3日間で実施。
世界中の多様なクリエイターが集い、長編映画・ドキュメンタリー・短編映画など多岐に渡る作品が上映されます。

昨年はこの場にてショートムービー『ヌプリコロカムイノミ』が上映され、今年は映画『カムイのうた』が、世界的に有名な「チャイニーズシアター」で上映されることとなりました。
さらに、『カムイのうた』監督の菅原浩志氏がレッドカーペットに出席し、少数民族をテーマにしたパネルディスカッションにも参加予定です。

■映画『カムイのうた』上映 in GLOBAL STAGE HOLLYWOOD FILM FESTIVAL 2024
場所:TCL・チャイニーズ・シアター
   (6925 Hollywood Blvd, Hollywood, CA 90028 アメリカ合衆国)
日時:11月2日(土)14:15~16:30 (現地時間)

■本件に関するお問合せ
写真文化首都「写真の町」北海道東川町 文化交流課(『カムイのうた』 担当)
TEL:0166-82-2111 E-mail:kouryu@town.higashikawa.lg.jp

GLOBAL STAGE HOLLYWOOD公式ホームページ

GLOBAL STAGE HOLLYWOODは、南加日米協会の前会長ダグラス・モントゴメリー氏が主催しており、ハリウッドにて世界中の多様なクリエイターのためのプラットフォームを創出するために設立された国際映画祭です。

Global Stage Hollywood

Global Stage Hollywood is a film festival created to strengthen the two-way bridge between the Japanese and American entertainment industries through screenings of feature films, documentaries, short films, business panels, and most importantly face-to-face networking.

https://www.globalstagehollywood.com/

映画「カムイのうた」特設ホームページ

映画に関する最新情報を掲載していますので、ぜひご覧ください。

カムイのうた

北海道東川町が企画協力し製作する、アイヌ文化と共に「大雪山文化」を伝える映画です。

https://kamuinouta.jp/

カムイのうたの学校

大雪山文化と大雪山のふところで生きるアイヌの文化を、若い世代をはじめより多くの方に気軽に触れていただけるよう、㈱北海道新聞社と連携した東川町アイヌ共生プロジェクト「カムイのうたの学校」サイトです。地域上映のお申し込みもこちらから可能です。

東川町アイヌ共生プロジェクト

カムイのうたの学校では、映画『カムイのうた』を通して北海道が世界に誇るアイヌ文化をより深く知ってもらうために活動しています。

https://moula.jp/LP/kamui/

映画「カムイのうた」予告編

映画「カムイのうた」の予告編として、以下の映像を公開しています。

https://www.youtube.com/watch?v=br0JPp6mqSU

ヌプリコロカムイノミ

東川町無形文化財にも指定されている「ヌプリコロカムイノミ(山の祭り)」を映像と写真に残し、雄大壮美な大雪山とアイヌ文化の素晴らしさを未来永劫伝えて行こうと、PR動画と写真集の制作に取り組んでいます。

https://www.youtube.com/watch?v=mdyPLPNeT5I

https://newscast.jp/news/5103020


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盛岡市出身の言語学者 金田一京助の手紙からその功績、人柄を紹介する企画展

2024-11-01 | アイヌ民族関連

IBC 2024/10/31

盛岡市出身の言語学者でアイヌ語研究の第一人者である金田一京助が遺した原稿や手紙から、その功績や人柄を紹介する企画展が盛岡で開かれています。

この企画展は金田一京助が文化勲章を受章して、2024年で70年であることを記念して行われるものです。
会場には京助にまつわる書簡、葉書、本、パネルなど66点の資料が展示されています。

展示は京助の生い立ちや石川啄木との出会い、アイヌ語研究についてや、家族のこと、文化勲章受章についてなどが、その時代に京助が書いた 手紙や原稿などとともに展示されています。

石川啄木との交友を紹介するコーナーでは、2人が同じ下宿で過ごした日々を振り返る原稿「錐と瓶」の自筆原稿のコピーが展示されています。

友人との日々を振り返る原稿用紙には丸みを帯びた文字が並び、京助のやさしい性格をしのばせます。

またアイヌ語研究のコーナーでは、京助が樺太に渡り、試行錯誤しながら現地の人たちとコミュニケーションをとり、樺太アイヌ語を理解していく様子が手紙や原稿から伝わってきます。

企画展「金田一京助の手紙~手紙から伝わる人柄~」は、2025年2月10日まで、盛岡市の盛岡てがみ館で行われています。

© 株式会社アイビーシー岩手放送

https://nordot.app/1224627252833436196?c=1165586575134900434


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演劇の魅力伝えたい 黒部の劇団フロンティア、11月2日から公演

2024-11-01 | アイヌ民族関連

北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ10/31(木)15:16

公演の通し稽古に取り組む団員【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

 黒部市を拠点に活動する劇団フロンティアは、11月2日から第109回公演「滅びんかな、滅びんかな」を専用劇場のシアターフロンティア(同市飛騨)で行う。団員は演劇の魅力を広く伝えようと練習に励んでいる。
 劇団フロンティアは主に新川地域の社会人でつくり、毎年同シアターで公演している。
 演目は、現代を生きるアイヌ民族の女性が、人との交流を通して自身のアイデンティティーを見つめる作品。スタッフと役者計20人は仕事を終えた後に劇場に集まって準備を進めてきた。23日は通し稽古があり、せりふや照明のタイミングを確認した。

 演出を担当する森隆俊代表は「自分の生き方や民族について考えさせられる作品。たくさんの人に見てもらいたい」と話す。公演日は2〜4日と9、10日。チケット情報は劇団ホームページで確認できる。

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/hokurikushinkansen/region/hokurikushinkansen-NEWS0000037100?return=feature_train_news

 


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【調査資料】生物多様性~先住民族の権利や独自指標の開示例~

2024-11-01 | 先住民族関連

Quick 2024年10月31日 リサーチレポート

自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)が最終提言を公開してから約1年。同提言を採用すると宣言した企業による開示がすでに始まっている。同提言は気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言をベースに開発された枠組みだが、違いもある。その1つは4本柱の1つである「ガバナンス」の3番目の開示提言であり、自然関連の依存やリスクなどの評価と対応における先住民族などに関する人権方針やエンゲージメントだ。自然関連の独自の指標もある。これらの開示例を中心に調べた。

エグゼクティブサマリー

  • 取引先を含めて先住民族の権利尊重を約束したり、エンゲージメント活動について詳細に開示したりする企業がある。
  • 自然関連の依存とインパクトに関するTNFDのグローバル中核開示指標のうち、「プレースホルダー(仮置き)」とされた「侵略的外来種の非意図的導入対策」や「生態系の状態」「種の絶滅リスク」について開示した企業もある。
  • 仮置き指標のうち「生態系の状態」について、温暖化対策の「GHG(温室効果ガス)プロトコル」のような国際標準の策定を目指す取り組みが進行中だ。その1つとして「エコシステム・コンディション・プロトコル」構想がある。

ダウンロードのお申し込みをしていただくと「調査資料」全文をお読みいただけます。

https://corporate.quick.co.jp/esg/blog/【調査資料】生物多様性~先住民族の権利や独自/


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成長する世界の「先住民観光」、2034年までに経済効果は670億ドルに達する試算  —世界旅行ツーリズム協議会

2024-11-01 | 先住民族関連

トラベルヴォイス 2024年10月31日

世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、オーストラリア・パースで開催された世界サミットで、世界の先住民観光が2034年までに年率4.1%成長し、その経済波及効果は670億ドル(約10兆円)に達するとの予測を明らかにした。先住民観光は、特に地方部での雇用と経済的価値を生み出すとともに、その独自文化、言語、土地を保護する役割も担うとしている。

世界サミットが開催された西オーストラリア州でも、先住民観光の関心は高まっている。2023~2024年に西オーストラリア州の先住民族観光に関心を持つ旅行者は87%、実際に体験に参加した旅行者は36%にのぼった。2021年~2022年の経済波及効果は6300万ドル(約9.4億円)だったという。

オーストラリア全体でも、2019年には140万人を超える旅行者が先住民観光体験に参加。2010年以降、年率6%の成長を見せている。

カナダでも先住民観光は成長しており、2000以上の事業が展開され、およそ3万9000人の雇用を創出。2017年の経済波及効果は17億カナダドル(約1840億円)に達した。

WTTCのジュリア・シンプソン会長兼CEOは、「先住民族観光は、豊かな文化的伝統を紹介するだけではない。コミュニティに力を与え、持続可能な雇用を創出し、先住民族が自分たちの未来をコントロールできるようにすることにつながる」とコメントしている。

例えば、北ヨーロッパのサーミ人は、豊かな伝統を守るために「サーミ・ドゥオジ」という認証マークを開発。ペルーの教育ロボット「キピ(Kipi)」は、わずか2000人しか話さないクカマ語などの絶滅危惧言語の保護に役立てられている。

また、カナダ先住民観光協会(ITAC)は、観光を通じてコミュニティの持続的発展を支援。オーストラリアや米国は、先住民観光体験を観光マーケティングに取り入れる傾向を強めている。

※ドル円換算は1ドル150円でトラベルボイス編集部が算出

※1カナダドル円換算は1カナダドル108円でトラベルボイス編集部が算出

https://www.travelvoice.jp/20241031-156495


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西オーストラリア州都「パース」で世界の旅行業界リーダーたちが集うWTTC 第24回グローバル・サミット 2024が開催されました

2024-11-01 | 先住民族関連

2024年10月31日(木)15時16分 PR TIMES

ツーリズム・ビジネスにおける持続可能な未来について提言

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46089/31/46089-31-b3ded1432aa29064904b39431254c380-2047x1261.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46089/31/46089-31-6226048b1d1a0a982f8bac38256e2cd4-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]オープニングセレモニーでの先住民アボリジナルのパフォーマンス

西オーストラリア州の州都「パース」で、世界旅行ツーリズム協議会(The World Travel & Tourism Council、以下WTTC)の第24回グローバル・サミットが、2024年10月8日(火)から10月10日(木)の日程で開催されました。WTTCグローバル・サミットは旅行・観光セクターの未来に向けた戦略的方向性を打ち出すことを目的とし、本年は70カ国以上から代表団やジャーナリストが「パース」に集い、元アメリカ合衆国国務長官のジョン・ケリー氏や野生生物保護活動家ロバート・アーウィン氏をはじめとする世界で影響力のある旅行業界のリーダーや政府代表者などが登壇しました。

今年のWTTCグローバル・サミットは、都市開発が進み大型MICEを受け入れるインフラが整った「パース」で、オーストラリア初の開催となりました。西オーストラリア州は観光貿易の新たなグローバルリーダーとして他のマーケットをリードしていくことが期待されています。会期中、「古来の土地、新たな視点(Ancient land; New Perspectives)」をテーマに、デスティネーション・スチュワードシップ(観光地域の管理保全)、AIの影響、リジェネラティブ・ツーリズム(再生型の観光)の要となる先住民の重要性など、様々な課題が話し合われました。

WTTCのジュリア・シンプソン会長兼CEOは基調講演で以下のように述べ、大航海時代の歴史やが残した文化と深く繋がり、観光イノベーションの世界的な拠点として現代的な役割を果たす「パース」でサミットを開催する意義と先住民観光の重要性を強調しました。

「西オーストラリア州は、先住民アボリジナルのコミュニティが自分たちの6万年の歴史を持つ文化や物語を共有することで、旅行者の体験を豊かにすると同時に、持続可能な観光の機会を生み出すという輝かしい模範例となっています。パースはオーストラリアへの単なる玄関口ではなく、旅行・観光産業の未来をリードしています。航空路線に投資し、テクノロジーを取り入れることで、地域社会でどんなことが可能になるかを私たちに示してくれました。西オーストラリア州では、旅行・観光業は単なるセクターではなく、多くの人々に機会と経済的自由を生み出し続けてくれる資源なのです。」

また、西オーストラリア州副首相兼観光大臣のリタ・サフィオティ氏は、25ヵ国以上の官民のリーダーが集い、ツーリズムの持続可能な長期的成長戦略について議論が交わされた「グローバル・リーダーズ・ダイアローグ」において、以下のように述べました。

「全ての国にとって、観光産業は経済成長の重要な柱のひとつです。観光産業には持続可能な成長とインパクトをもたらす多くの機会があり、西オーストラリア州はその将来において重要な役割を果たすことができる非常に恵まれた環境にあります。」

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46089/31/46089-31-8081b6682745cab200ec74837faf1a0a-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]左)リタ・サフィオティ西オーストラリア州副首相 右)WTTCのジュリア・シンプソン会長兼CEO

【 WTTC 第24回グローバル・サミット 2024 主な発表内容 】

旅行・観光業の環境フットプリント排出量の大幅な減少

- WTTCによる最新の環境社会調査データが発表され、2023年は旅行・観光業が世界の排出量の6.7%を占め、ピークだった2019年の7.8%から減少していることが明示されました。昨年、旅行・観光業の世界GDPへの貢献は9.9兆米ドルとなり、ほぼパンデミック前の水準に達し、同部門のピークまであと4%に迫りました。一方、2023年の世界の温室効果ガス排出量は2019年のピークを12%下回り、GDP当たりの排出量もこの期間に8.4%低下しました。これは、旅行・観光業がより環境に配慮しながら成長していることを示しています。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46089/31/46089-31-bd7455ee63468128e9b145383f210eff-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

- 旅行・観光事業の排出量の主な要因は、事業運営に使用するエネルギーです。旅行・観光事業の化石燃料エネルギー源(石油、石炭、天然ガス)への依存度は、2019年の90%から2023年には88.2%に低下。低炭素エネルギー源(原子力と再生可能エネルギー)のシェアは、化石燃料への依存を減らす継続的努力により、2019年の5.1%から2023年には5.9%に増加しました。

2024年、ビジネス旅行はパンデミック前の水準を超え、過去最高の1兆5,000億米ドルに達する見込み

- WTTCの最新レポートによると、ビジネス旅行は今年、従来の予測を上回るスピードでパンデミック以前のレベルを上回り、過去最高の150億米ドルに達すると予測しています。パンデミックによるリモートワークの台頭はビジネス・トラベルに大きな影響を及ぼし、オンライン会議が対面会議に取って代わりました。さらに昨年のレジャー旅行は2019年のピークからわずか2.9%の低下でしたが、ビジネス旅行は5.4%低下と苦戦が続いていました。しかし、ビジネスリーダーが対面での交流の重要性を再認識したことで、2024年のビジネス旅行は復活し、2019年のレベルを6.2%上回るという驚異的な数字を記録し、1.5兆米ドルの新記録を達成する見込みとなりました。

先住民観光は世界経済に670億米ドルをもたらす

- WTTCは最新の報告書で、先住民観光が2034年までに世界経済に670億米ドルをもたらすという予測が明らかにされました。先住民観光は、経済の重要な牽引役として急速に台頭し、遠隔地に雇用と経済的価値を生み出しています。先住民の文化、言語、土地を共有すると共に保護し、先住民の歴史と伝統を体験して学ぶ、またとない機会を観光客に提供します。世界の先住民観光市場は、今後10年間に年平均4.1%で成長し、670億ドルに達すると予測されており、この分野は地域社会が自ら経済的未来をコントロールする力に寄与します。

- 西オーストラリア州では、アボリジナル・ツーリズム体験への関心と参加が増え続けており、今年は史上最高の結果を記録しました。ビジター・エクスペリエンス&エクスペクテーション・リサーチによると、2023-24年に西オーストラリア州を訪れた旅行者のほぼ10人に9人がアボリジナル・ツーリズムに興味を持ち(87%)、3分の1以上(36%)が参加しました。アボリジナル観光事業の経済貢献は向上し続けており、この部門は2021-22年で西オーストラリア州の州総生産に対し6,380万ドルの貢献となりました。

- 西オーストラリア先住民観光事業者協議会(WAITOC)は、西オーストラリア州政府観光局と協働し、同州におけるアボリジナル観光の継続的発展を支援するため、西オーストラリア州先住民観光アクション・プラン2021-2025を策定。新規事業を支援し、より多くのアボリジナルが観光産業で働くことを奨励します。WAITOCのロバート・テイラーCEOは、本物のアボリジナル文化体験の重要性を強調し、以下のように述べました。

「西オーストラリア州は、アボリジナルの文化体験ができる国内随一の観光地となることを目指しています。伝統的所有者であるアボリジナルピープルの土地に宿泊施設を含むキャンプ場を開発するという、オーストラリア初のプログラムは、西オーストラリア州におけるアボリジナル・ツーリズムの継続的な成長を示す一例に過ぎません。5月には、ブルームの北に位置するダンピア半島のロンバディナに7番目のキャンプ場がオープンしました。これらのキャンプ場は、アボリジナル・コミュニティによって所有・運営されており、資金と雇用の機会をもたらしています。」

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46089/31/46089-31-6273672816ef1d2cc31cc74ea54e4925-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]WAITOCのCEOロバート・テイラー氏

<西オーストラリア州政府観光局WEBサイト> 

https://www.westernaustralia.com/jp/

<パース観光情報サイト「のんびり~ばぶる!パース」> 

https://nonbiri-perth.com/

https://news.biglobe.ne.jp/economy/1031/prt_241031_8539268216.html


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多様性と平和を訴えたい 「ミセス」全国大会へ意欲 ゴージャス部門の沖縄代表

2024-11-01 | 先住民族関連

沖縄タイムス10/31(木)18:32

 【八重瀬】「行動するカッコいい女性」を表彰するミセス・オブ・ザ・イヤー2024沖縄大会のゴージャス部門(25歳以上、結婚歴がない女性)で県代表に選ばれた八重瀬町志多伯出身の神谷きよみさん(41)が10日、同町役場に新垣安弘町長を訪ね、全国大会への意気込みを語った。

 神谷さんは父が米国先住民で両親は幼い時に離婚。外見は周囲と違ったが、母の実家で祖父母や親類に囲まれてすくすくと育ったという。

 20代で長女を授かったが、ドメスティックバイオレンス(DV)を受けて未婚のシングルマザーになることを決意。「人の役に立つ仕事をしたい」と30代で看護専門学校に通い、現在は友愛医療センター(豊見城市)の手術室看護師として手術のサポートをしている。

 11月3、4日に東京で開かれる全国大会に向けて「27歳から連絡を取り合うようになった父も米国から応援してくれる。血筋と沖縄の経験から多様性と平和を訴えたい」と語った。

 神谷さんの母がいとこに当たる新垣町長は「全国でもいい結果を出して、志多伯公民館で祝勝会をしよう」と笑顔で呼びかけた。(南部報道部・新崎哲史)

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/okinawa/region/okinawa-20241031183200?utm_source=dnews&utm_medium=article&utm_campaign=contentsmatch1


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