先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ民族の物語 アニメ3作品上映 ウポポイで23日

2024-11-13 | アイヌ民族関連

武内敦貴 有料記事

北海道新聞2024年11月12日 21:24(11月12日 22:28更新)

 【白老】町や町民有志らでつくる「白老ふるさと昔話制作事業実行委員会」などは、23日に民族共生象徴空間(ウポポイ)の体験交流ホールで行う、アイヌ民族の物語を題材にしたアニメーション3作品の上映会の参加者を募集している。

 アニメは町制施行70周年を記念して実行委が企画した。サケを巡るアイヌ民族とキツネの関わりを描いた「きつねのチャランケ」など3作品で、上映時間は6~8分。一般社団法人むかしばなし協会などに制作を委託し、白老アイヌ協会の岡田路明事務局長(74)が監修した。

 ・・・・・・

 上映会は午後0時45分開始で同1時40分に終了予定。定員は280人で、20日までに専用フォームから申し込む。

 参加にはウポポイの入場料が必要で、大人1200円、高校生600円、中学生以下無料。白老町民は町からの引き換えはがきを持参するとウポポイの年間パスポートを無料で作れる。問い合わせは同実行委事務局、電話0144・87・2311へ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1087257/


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アイヌ音楽の歌手や奏者一堂に 新ひだかでフェス

2024-11-13 | アイヌ民族関連

酒井聡平 有料記事

北海道新聞2024年11月12日 21:21(11月122024.11.12苫小牧民報

ウポポイで事前学習 来年1月「ウアイヌコロ会議」  白老日 22:29更新)

会場を熱気で包んだオキダブアイヌバンドのステージ

【新ひだか】第一線で活躍するアイヌ民族の歌い手や楽器奏者らが一堂に会す音楽フェス「アイヌ音楽祭」が10日、町総合町民センターはまなすで開かれた。約400人が来場し、会場は満席となった。

 各地で活動する歌い手らが多く集まる機会が少ないことから、三石アイヌ協会が2022年から毎年開催しており、今回で3回目。

 音楽祭は、平取町を拠点とするボーカルユニット「アンケシ」のステージで開幕し、阿寒湖が活動拠点の姉妹ユニット「カピウ&アパッポ」など計8組が出演。美しいハーモニーの伝統歌や舞踊などが次々と披露され、観衆を魅了した。

・・・・・

 ※「アンケシ」の「シ」は小さい字。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1087255/


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アイヌ文様の切り絵すてき 長万部町民が挑戦

2024-11-13 | アイヌ民族関連

椎名宏智 有料記事

北海道新聞2024年11月12日 19:19

切り絵でアイヌ文様を作る受講者たち

 【長万部】町主催のアイヌ文化講座「切り絵でアイヌ文様を作ろう!」が町内で開かれ、町民16人が参加して切り絵作りに挑戦した。

 講師はアイヌ文様切り絵作家のToyToy(トイトイ)さん(52)=札幌市=で、10月27日に実施した。最初に「きょうはハサミの神様、鉛筆の神様の力を借りて作ります。ごみは一つも出ません。全て文様の神様になります」と説明し、講座が始まった。

 ・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1087181/


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道内の葬具、弔いの移ろい 道博物館で企画展 アイヌ民族や移住者の思い探る

2024-11-13 | アイヌ民族関連

古川有子 会員限定記事

北海道新聞2024年11月12日 11:20

アイヌ民族の死者のための脚半。日常使いの脚半にくらべて小ぶりで、デザインや作りも簡素になっている

 身近だけれど、意外と意味や作法についてよくわかっていないのがお葬式。近代以降、道内で行われてきた葬儀について、その記録やモノから考える「北海道のお葬式」展が北海道博物館(札幌市厚別区)で開かれている。アイヌ民族と本州からの移住者がそれぞれどのような葬式を、どんな思いを込めて行ってきたかを、葬具や資料約550点から探る。

 展示資料のうちアイヌ民族の葬具が約7割を占める。これだけ多くのモノが残っている背景には、彼らが葬具をあらかじめ用意しておく文化を持っていたことがある。死に装束や死者用の脚半、荷縄といった葬具を事前に家族分作っておくことは年配女性の大切な役割だったという。首飾りや耳飾りといった副葬品、夫に先立たれた女性が髪を切って数年にわたって喪に服す際に被る黒い頭巾もある。

 同館所蔵のこれらの葬具は日高管内浦河町や静内町(現新ひだか町)、平取町などで収集した昭和前半以降のもの。和人の影響を受けていない〝伝統的〟な葬儀の形を記録するためアイヌ民族から提供してもらったり、同館が依頼して再現してもらったりしたという。

 ・・・・・・

 2025年1月13日まで。入場無料。問い合わせは同館、電話011・898・0466へ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1086931/


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ウポポイで事前学習 来年1月「ウアイヌコロ会議」  白老

2024-11-13 | アイヌ民族関連

2024.11.12苫小牧民報

全国の高校生が共生社会について考えるイベント「ウアイヌコロ会議」が来年1月11日、白老町若草町の民族共生象徴空間(ウポポイ)で開かれる。道内5高校の生徒約40人がホスト役を担い、道外から参加する9高校の生徒約40人と教職員、企業関係者を案内する。道内高校生は当日に向け9月から事前学習に取り組んでおり、今月9日にはウポポイを見学してアイヌの文化や歴史をじっくり学んだ。

この日の学習のまとめに取り組む高校生

 「ウアイヌコロ」はアイヌ語で「尊敬し合う」の意。同会議は、アイヌ民族文化財団(札幌市)、道教育委員会、道観光機構、日本旅行北海道で組織する実行委員会が運営する。高校生と引率者ら合わせて約100人が参加し、「全体会」で共生社会をテーマに議論するほか、オーストラリアのカンタス航空、日本ハムファイターズ、日産自動車の社員も参加する「分科会」で意見交換する。

 この日のウポポイ見学には札幌日大高、登別青嶺高、岩見沢東高などの生徒34人が参加。体験交流館でアイヌ伝統芸能を鑑賞し、伝統的コタンで文化解説プログラムを受講した。国立アイヌ民族博物館では映像鑑賞や学芸員の講話からアイヌの文化や歴史、ウポポイが誕生した経緯などを学んだ。常設展示も見学し、職員に質問して理解を深めた。

 オンラインを含めた事前学習は3回目で、29日と12月に残り2回を実施し、当日を迎える。札幌日大高2年の吉田凱星(かいせい)さん(17)は、無意識の偏見や思い込み、差別などの言動によって傷つけてしまう「マイクロ・アグレッション」に触れ「自分の無知や先入観による言動で相手を傷つけないようにしながら学ぶ必要がある。共生について全国の高校生たちと同じ目線で考えていけたら」と話していた。

https://hokkaido-nl.jp/article/36064


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「岩手空中散歩」民話のふるさと・遠野の雲海 ドローン映像で紹介

2024-11-13 | アイヌ民族関連

IBC岩手放送2024年11月12日(火) 21:00

不定期でドローンで撮影した映像をお伝えしている「岩手空中散歩」
今回紹介するのは民話のふるさと・遠野の雲海です。
岩手の四季をドローン映像で紹介します。
こちらは標高797メートルにある遠野市の高清水展望台からの映像です。

「昔々あったずもな・・・」ではじまる「遠野物語」の舞台である遠野は、周りを山で囲まれた盆地になっていて、雲海が発生しやすい地形となっています。

その昔、遠野は湖だったという伝説もあり、アイヌ語でトーヌップ(湖の丘)が語源という説もあります。

雲が波打つ様子はその伝説を彷彿とさせます。

古の先人も見たであろう幻想的な風景にロマンを感じます。

・・・どんどはれ

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/ibc/1549017?display=1


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花蓮で地震がテーマの展示会 先住民族の伝説「地牛」を描いた作品も

2024-11-13 | 先住民族関連

中央社フォーカス台湾2024/11/12 16:54

地震に関する先住民の伝説に登場する「地牛」を表現した作品=2024年11月10日、中央社記者王宝児撮影

東部・花蓮市で地震をテーマとした展示会が行われている。11組のアーティストがアートの視点からしばしば地震に見舞われる花蓮の日常を伝えており、中には地震に関する台湾ならではの伝説「地牛」を表現したものも展示されている。

地牛は台湾の各先住民族に伝わる巨大な牛の妖怪。 地下に生息しているという。人々は、地震は地牛が地中で体を動かすことで起きるものと信じ、地震があった際は「地牛翻身」(地牛が寝返りをうつ)という言い回しを使って表すことがある。

同作を手掛けたのは南部・高雄市出身の涂維政さん。涂さんは10日の開幕式典で、ちょっとした距離を通じて地震の恐ろしさを伝えようとしたが、原住民(先住民)族の神話こそ、その距離に当たるとあいさつ。「より多くの人が花蓮に関心を寄せてもらえれば」と語った。

同展示会は花蓮県石彫博物館と花蓮美術館を主な展示会場としている他、同県新城郷、鳳林鎮、玉里鎮などにも計8カ所のサテライト会場が設けられている。展示は来年1月5日まで。

(王宝児/編集:荘麗玲)

https://japan.focustaiwan.tw/photos/202411125002


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はびこる「緑の植民地主義」 届かぬ先住民の声―伝統・文化継承に苦悩・第3部「未来が見える場所」(9)〔66°33′N 北極が教えるみらい〕

2024-11-13 | 先住民族関連

時事通信2024年11月12日08時00分

米アラスカ州の村ランパートで、娘にサケのさばき方を教える先住民ブルック・ウッズさん(右)=2019年(本人提供)

 脱炭素や自然保護を掲げる政策が、先住民の伝統や文化を圧迫する事例が後を絶たない。「持続可能な経済」「持続可能な開発」。こうした大義名分の前に先住民の声はかき消され、一方的に政策を押し付けられる。先住民は環境保護を名目にした「緑の植民地主義」にあらがい、伝統的生活を守る道を探っている。

6倍速で進む「気候崩壊」 ホッキョクグマの生態変化―適応か絶滅か・スバルバル諸島・第3部「未来が見える場所」(8)〔66°33′N 北極が教えるみらい〕

 ◇禁じられた漁

 米アラスカ州の先住民ブルック・ウッズさん(41)一家は、かつて夏になるとユーコン川沿いにある「フィッシュキャンプ」と呼ばれる野営地に集まった。捕ったサケをさばいて薫製にし、厳しい冬に備える。数千年続く自給自足の伝統や知恵を祖父母・親から学び、次世代に受け継ぐ場でもあった。

 だが、近年流域のサケが激減した。「魚も前より小さくなった」とウッズさん。サケは温暖化に伴い、寒冷な北極圏に移動したとみられる。ベーリング海でスケトウダラ漁を行うトロール漁船による混獲も個体数減少に拍車を掛ける。

 アラスカ州政府は2021年、個体数を回復させるためユーコン川でのサケ漁を禁じた。その後も状況は改善せず、今年4月に30年まで禁漁を継続することが決まった。アラスカ州に住む229の先住民族の半数が「食料不足の危機」に陥った。

 ウッズさんは先住民による乱獲が原因ではないにもかかわらず、一方的に禁漁を押し付けられたとして「制度化された人種差別だ」と批判。「サケはわれわれの命であり血だ。漁の禁止は、先住民の心の健康と文化を損ない、人権侵害に値する」と憤る。

 ◇トナカイ放牧に支障

 北欧とロシアの北極圏にまたがる地域で生活する先住民族サーミは、脱炭素に向けたグリーントランスフォーメーション(GX)政策の「被害」を受けた。ノルウェー政府当局が13年にサーミのトナカイ放牧地で風力発電タービン約150基を建設することを許可したためだ。

 サーミは、風力発電が放牧に支障を来し、先住民の権利を侵害していると主張。ノルウェー最高裁は21年にこの言い分を認め、最終的に政府がサーミ側に補償金を払い、新たな放牧地を提供することで和解した。

 サーミの権利擁護を目的とする「サーミ評議会」のアスラート・ホルムバルグ代表は「クリーンエネルギーへの転換は賛成だが、先住民に負担を強いる口実として使われれば、『緑の植民地化』計画に他ならない」と強調。「経済や環境が持続可能かだけでなく、文化的にも持続可能かどうかを検討すべきだ」と訴える。

 ◇「必要な分だけ」

 先住民は何千年もの間、その地に根を張り、環境や資源を守りつつ生活してきた。ウッズさんは「過去にも猛暑や資源減少など自然由来の環境変化があったが、適応して乗り越えてきた。われわれはこの土地の管理人であり保護者だ」と語る。自給自足のためのサケ漁が禁じられ、伝統的な生活様式が壊されたことについては「(先住民族の)生き方や知恵を次世代にどう教え、継承していくかの方法を模索している」という。

 環境や資源をどのように守っていくべきか。ウッズさん、ホルムバルグさんにそれぞれ問うと、同じ答えが返ってきた。「必要な分だけ取る」。至極当然だが、現代社会で忘れがちなことを思い出させてもらった気がした。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2024110700931&g=int


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日本ハム、台湾プロ野球MVP古林睿煬の優先交渉権を獲得

2024-11-13 | 先住民族関連

中央社フォーカス台湾2024年11月12日(火)17:51

統一ライオンズの古林睿煬 画像(1枚)

(台北中央社)台湾プロ野球(CPBL)、統一ライオンズは12日、海外移籍を目指す古林睿煬投手(24)の優先交渉権を日本ハムが獲得したと発表した。

今年、キャリアハイの10勝(2敗)、防御率1.66、150奪三振などでCPBLの年間MVPに初めて選ばれた古林。

先月末に所属球団の承認を条件に海外移籍が可能な権利の行使を宣言したばかりだった。

統一の蘇泰安ゼネラルマネジャー(GM)によると、日本ハムのほか、ソフトバンクやDeNA、ヤクルト、巨人などもシーズンを通して古林のプレーに関心を持ち続けていたが、最近連絡があったのは日本ハムとDeNAの2球団だったという。

台湾原住民(先住民)族タイヤル族出身の古林は2018年、ドラフト1位で統一に入団。昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップ日本戦では、初回から六回1死まで1人も走者を許さない好投を見せ、注目を集めた。プロ6年目の今年は年間MVPのほか、最優秀防御率やベストナインにも輝いた。

18年オフにはラミゴモンキーズ(現楽天モンキーズ)の主砲、王柏融はポスティングシステムに当たる今回の制度を利用して日本ハム入りした。

(楊啓芳/編集:羅友辰)

https://www.excite.co.jp/news/article/Jpcna_CNA_20241112_202411120005/


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WCC COP29で正義に基づく気候行動を提唱へ

2024-11-13 | 先住民族関連

 2024年キリスト新聞 11月12日

 世界教会協議会(WCC)は11月11日から22日まで、アゼルバイジャンの首都バクーで開催される国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)で、力強い道徳的発言を行う。WCCが11日に公式サイトで伝えたところによると、「この重要な会合で、WCCは正義を中心とした気候行動を擁護し、意味のある気候資金、気候変動の影響を最も受けている社会の保護、化石燃料からの迅速な移行を求める」という。

 WCC総幹事のジェリー・ピレイ氏は、この時がもつ倫理的な緊急性を強調した。「信仰を持つ者として、私たちは気候危機への取り組みは科学的必要性だけでなく、正義と慈悲というキリスト教の価値観に根ざした深い道徳的義務であると信じています。私たちは、先進国が模範を示し、歴史的責任を認識し、最も弱い立場にある人々のニーズを満たす世界的な対応を支援し、神の創造を尊重し、お互いを思いやるという私たちの約束を守るよう求めます」

 WCCによると、COP29におけるWCCの主要なメッセージは、先進国に化石燃料の排出量を大幅に削減するよう求めることだという。また、気候変動の影響の重荷に直面している社会、特に適応するための資源が少ない社会を支援するために、気候資金の増額が緊急に必要であることを強調しているという。

 WCCはまた、文化的損失やトラウマなど、先住民族やその他の脆弱な社会に不釣り合いな影響を与える気候変動の深刻な経済以外への影響に対処するよう、世界の指導者に求めているという。

 「気候変動の影響は物理的な損害にとどまりません。社会の核心にまで影響を及ぼし、特に先住民族の文化遺産や精神的アイデンティティを侵食します」と、WCC「気候正義および持続可能な開発委員会」の担当部長であるアテナ・ペラルタ氏は述べている。「気候資金の枠組みは、こうした無形の損失を考慮し、先住民族の知識を気候変動に対する回復力のある解決策に不可欠なものとして尊重し、保護する必要があります」

 さまざまな地域の代表者で構成されるWCC代表団は、ACTアライアンス、ルーテル世界連盟、およびWCCが共同議長を務める国連気候変動枠組条約の宗教間連絡委員会など、宗教団体や民間団体のパートナーと緊密に連携しているという。「彼らはエキュメニカルおよび宗教間の関与を通じて、効果的で公正な気候変動対策を求める共同の呼びかけを増幅し、COP29が公平性、説明責任、思いやりに基づいた公約を推進することを目指している」と説明している。

(エキュメニカル・ニュース・ジャパン)

写真=Marcelo Schneider/WCC

https://www.kirishin.com/2024/11/12/70109/


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雪氷圏から世界のリーダーへ、COP29でのメッセージ

2024-11-13 | 先住民族関連

Acrofan November 12, 2024, 7:00 pm

UNFCCC気候会議での雪氷圏の変化による地規模の影響に焦点を当てたハイレベル会合サイドイベント

オスロ、ノルウェー, 2024年11月12日 /PRNewswire/ -- ノルウェーの北極評議会議長の主導の下、アゼルバイジャンのバクーで開催されるCOP29では、極地、山岳地帯、脆弱な低地地域の主要な利害関係者および権利保有者が、雪氷圏の変化とその世界的な影響に取り組みます。「雪氷圏からのメッセージ - 変化する雪氷圏での地球規模の影響」と題されたハイレベル会合サイドイベントは、2024年11月12日16:45~18:15に開催されます。バングラデシュ、パキスタン、ドイツ、ネパール、イヌイット周極評議会、世界気象機関、国際統合山岳開発センター、国際雪氷圏気候イニシアチブ、北極評議会の北極監視および評価プログラム、南極研究科学委員会などがこれに参加します。

地球上のすべての人々が雪氷圏に依存しています。雪、氷河、氷床、海氷、永久凍土は地球の気候を安定化させ、淡水の重要な貯留層および供給源となっているとともに、生態系を維持し、その暮らしを支えています。しかしながら、人為的な排出により、雪氷圏で生じている急速な変化、海面上昇、水資源の喪失、温暖化の加速、異常気象、多様性、生態系、人間の生活への重大な影響など、地球規模の悪影響をもたらしています。

北極評議会議長のモーテン・ヘグランド氏は次のように述べています。「ノルウェーは、北極評議会の議長国として、雪氷圏の重要な役割を認識し、極地と高山地域からの緊急メッセージを増幅することに取り組んでいます。」「私たちはこれらの問題に対処する際、科学研究と先住民の知識を活用しなければなりません。共同する上で北極評議会が不可欠な存在ではあるものの、この懸念事項は世界全体に共通するものです。気候変動は取り返しのつかないものですが、これを遅らせるには地球の気温の上昇を1.5℃未満に抑える必要があります。」

サイドイベントでは、科学者、先住民族、国家政策立案者が直接観察して対応している変化が焦点となる予定です。そこでは、排出量への対処が喫緊の課題とされていることが強調されることになっているとともに、最新のデータと政策提言に基づいた、断固たるアクションが提唱される予定です。

雪氷圏地域では先住民族の人々が人口のかなりの部分を占めています。「イヌイットは、雪氷圏に住む民族です。私たちは、移動、狩猟、そして土地での安全な生活と海洋資源の収穫に関して、海氷、そして氷雪の特性と本質的に深くつながっています。近年の氷不足はイヌイットに著しい悪影響をもたらしており、私たちの健康、福祉、生活にも響いていますし、それは私たちの集団的権利および人権にも影響を及ぼしています」とイヌイット周極評議会議長のサラ・オルスヴィグ氏は述べています。

録画されたイベントの様子はこちらからご覧いただけます。イベントについて詳しくは、こちらをご覧ください。

写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2552788/Narsap_Sermia_Glacier.jpg?p=medium600
ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/2552702/Arctic_Council_Logo.jpg?p=medium600

https://jp.acrofan.com/detail.php?number=112932


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【佐藤ジョアナ玲子のアマゾン旅】旅に必要なものは現地調達!ペルーの小さな町で旅の相棒「船外機」を手に入れた

2024-11-13 | 先住民族関連

BE-PAL 11/12(火) 8:04

現地調達で、あんなものやこんなものをゲットしていきます!

憧れのアマゾン川を旅するために、ペルーのプカルパという町にやってきました。船旅の準備をしながら、宿で仲良くなったのがこの写真のお姉さんたち。右から順番に、起業した人、旅をしながらたまにヨガする人、休学中の学生。つまりみんな自由人。そして一番左の私は普段はハンガリーの大学に通っている留学生。もとい旅して遊んでばかりいる遊学生のジョアナです。旅の準備はしてもしても、足りないもの。今回は、開き直って現地調達で、あんなものやこんなものをゲットしていきます!

【写真12枚】川下りに必須の木舟のエンジンも現地調達。ペルーの町「プカルパ」から眺めるアマゾンの風景などを写真で見る

アマゾン川って、どんな川?

「アマゾン川を下ろう」と決めたとき、私はアマゾン川のことをよく知りませんでした。

いつかテレビで見たアマゾン川は、どんな川だっただろうか?原住民がジャングルの細い隙間をカヌーで進んでいたり。かと思えば、川とは思えないような広々とした水上に海で見るような大きな船が浮かんでいたり。

ポロロッカ現象と呼ばれる河口付近でアマゾン川を逆流する潮流を利用してサーフィンをしている動画を観たこともありますが、海の遊びなのに背景は木が生えた森でした。一体、どんな川を想定してアマゾンへ行けばよいのでしょうか?

「世界最大の川」と呼ばれているくらい途方もない水量を運んでいるのに、世界で一番長い川ではないらしいと知ったときは驚きました。現在、世界一長い川はナイル川。でもこれに意を唱える人たちもいて、実際、アマゾン川の長さは今も少しずつ伸びているようなのです。

例えば、2014年の発表でアマゾン川の長さが従来考えらえているものより77km長いとする説を提唱したのがアメリカの科学者で探検家のジェームズ・コントスさん。今まで知られていたのより遠い源流を見つけたというのです。

ペルーのアンデス山脈の奥深く潜り込んだたくさんの源流がひとつになって流れているアマゾン川は、どの源流が一番遠いのか、今でも研究が続けられています。現在公表されているアマゾン川の長さは6,516km。だけど昔は6,300kmといわれていた時代もあるし、今では7,000kmに近いとする説もあります。

「母を訪ねて三千里」というタイトルから距離がいまいち想像できないように、アマゾン川も数字が大きすぎて実際にそれがどれだけ長いのかピンときません。そもそも専門家ですら、アマゾンの本当の長さを知らないのです。

前置きが長くなりましたが、とにかくどんな川かわからないから、なにを準備すればよいのかもわからない。では、どうするか?

私の答えは、「必要なものは現地調達」です。

旅の相棒は現地で探せ!

アマゾン川の旅、ひとつ目の現地調達は前回の記事でも紹介した木舟。現地で実際に使われている船なら、その川の特性に合っているはず。

次は現地で旅の相棒探しです。

「一緒にアマゾン川を下ろう」なんて言ってくれる友人は、そうそういません。そもそも南米まではるばる行くのは遠すぎる。だけど、すでに現地にいる人なら、一緒に旅をしてくれるかもしれない。

といってもスペイン語が話せない私は、今回の旅のスタート地点ペルーのプカルパにて、英語が話せる外国人が集まっていそうな宿に泊まりながら相棒をリクルートすることに。

宿に到着してさっそく、入り口の門の前ロン毛のお兄さんを発見。髪型からして、いかにも旅人らしい風貌。早速話しかけると、なんと日本語が返ってきました。

お互いにビックリ。まさか日本人に会うなんて。宿の受付に行って、またビックリ。なんとこの宿の宿泊者は全員日本人。

いわゆる日本人宿ではありません。宿のオーナーはドイツ人。掃除などを手伝うスタッフはペルー人。対して宿泊者は私含めて日本人が合計8人。海外にいながら、日本人が圧倒的なマジョリティを占める空間に、私も宿の人も「こんなことは初めてだよ!」。

本当にたまたま同じタイミングで日本人が集まってしまったのです。どうしてみんなプカルパに吸い寄せられてしまったのか。

南米を放浪しながらいくつも宿を転々としてきたけれど、この場所が居心地よくて気が付いたら長期滞在している人。世界の真理に近づくヒントがアンデス山脈に隠されているかもしれない、とアマゾン川の上流を目指して旅している人。アーティストとしてのインスピレーションを磨くために、定期的にこの町を訪れている人。

そんなキャラの濃い人もいれば、私と同じくらいの年齢の女性で、南米の有名な観光地をバックパッカースタイルで巡っているという人もいました。趣味がバラバラのみんなですが、共通していることがひとつ。アヤワスカという植物を求めてプカルパにやってきたのです。

アヤワスカとは、ペルーの文部科学省の傘下にある国立文化研究所が国の文化遺産として認めた植物。

ツルのような植物で、木の断面がお花のようになっており、そのキレイな模様を生かしてアクセサリーなども作られています。

古くはペルーのアマゾン地域の先住民族が特別な儀式の中で使用していて、ほかの植物と調合すると幻覚作用のあるお茶ができるとのこと。

せっかくだから日本の旅人と一緒にアマゾンを下りたい。そんな気持ちが先走って、初対面なのに単刀直入に「アマゾン川下りませんか?」と聞いてみても、やっぱりみんな次の予定がある人達ばかり。そんないきなり誘っても、無理だよね。一人、また一人と日本人は去っていき、ついに私が最後の日本人になってしまいました。

日本語が聞こえなくなって、寂しくないといえばウソになるけれど、そんな感傷に浸るヒマもなく新しい旅人たちがやってきました。女子、女子、みんな女子。今度の宿のトレンドは、女性バックパッカー。宿のオーナーは男一人、またしても圧倒的なマイノリティで肩身が狭そう。

とりあえず、一緒に旅してくれる女の子の旅人が一人見つかりました!

舟を動かすエンジンを現地調達せよ!

人間以外で大切な旅の相棒、それは川下りに必須の木舟。続いて現地調達するのは、船外機(エンジン)です。

あえてカヤックやカヌーみたいな手漕ぎではなく、新しいことに挑戦したくなって、今回の船には船外機を積むことにしました。

旅に使うのは、現地の船と同じタイプの船外機。これは最初から船外機として作られたものではなく、小さいもので5馬力程度の汎用エンジンに細長い棒を取り付けて、棒の先に付けられたスクリューを回転させて進むもの。このスタイルの船は現地で「ペケペケ」と呼ばれていて、理由はそのままズバリ。エンジンの音がペケペケ鳴っているように聞こえるから。

なるべく安いものを探して中古屋さんに行きましたが、店員さんおすすめのエンジンなのになかなかかかりません。ふ、不安だ。

いろいろ意見を聞いて回ると、一致した意見は「ホンダの新品を買え」「ホンダなら壊れない」「とにかくホンダだ」とのことで、現地の人が全幅の信頼を置いているホンダのエンジンを買うことにしました。

こちらが私が買ったエンジンは、9馬力のホンダGX270。ペケペケのエンジンはおおまかに大、中、小とあって、順番に13馬力、9馬力、5馬力程度。

これがエンジンに取り付ける棒。先端のスクリューは思っていたより小さくて、本当にちゃんと進むのか、やや不安が残ります。

はじめてのペケペケ号

私の船の名前は、ペケペケ号。ペケペケを載せているから、ペケペケ号。ペケペケって、かわいいオノマトペみたい。だけど、初めて運転してみると、意外と難しいんです。

スクリューが付いている棒が長くて重いのに、それを操縦する取っ手の方は短いから、テコの原理で余計に重く感じてしまいます。

それにしても、もともとは水漏れで船の底にたくさん水が溜まっていた船なのに、ちゃんと浮かんでいることに感動!

ヨロヨロ運転で向かったのは、ほんの15分ほど進んだところにある森のなかに隠れたとあるお家。

快適な船旅へ向けて、ここでペケペケ号にもうひと手間加えます(次回へ続く)。

私が書きました!

建築学生 佐藤ジョアナ玲子

フォールディングカヤックで世界を旅する元剥製師。著書『ホームレス女子大生川を下る』(報知新聞社刊)で、第七回斎藤茂太賞を受賞。中日新聞の教育コラム「EYES」に連載。ニュージーランドとアメリカでの生活を経て、現在はハンガリーで廃材から建てた家に住みながら建築大学に通っている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/83e3ab77d93d6f824e3f5faa8e059cad78186edf


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